同じ党内から誹謗中傷にパワハラも…「子育て中の議員」の実態調査
「産後うつでも相談できなかった」という回答も
2024年4月15日(月) 21:22 フジテレビ
「議員活動」と「子育て」の両立は、どれだけ大変なのか?
超党派の「子育て中の議員の活動を考える会」が、地方議員の実態を調査したアンケート結果をまとめ、岸田首相や総務省に改善を求める要望書を提出した。
調査は、東京・神奈川・埼玉・千葉で当選した、未就学児の子どもがいる現職の地方議員95人を対象に行われた。
アンケートでは、「政治活動と選挙活動で困難を感じたことはあるか」という質問に対し、「とてもそう感じた」「少しそう感じた」と答えた議員は、男性で約8割、女性では10割という結果になった。
当選後の議員活動における困難の種類を複数回答で聞いたところ、「出産や育児によって生じる時間的制約に理解が得られない」が最も多く、「つらい経験」に関する自由記述では「子どもが熱性痙攣で入院した日も、仕事で夫に病院にいってもらった」「議会が何時に終わるかわからないため、保育園のお迎え時間がそもそもできない」「子供を連れて視察したことを有権者にとがめられた」など実態がつづられた。
また、子どもがいることで「先輩議員からの誹謗中傷やいじめ」、「選挙応援でパワハラ」を受けたという議員も多く、「産後うつでも仕事上言えずに相談できなかった」という回答もあった。
こうした実態を改善するため、会では政府に対して「公的な相談窓口の設置」「柔軟な働き方のためのガイドライン」「有権者や支援者、政党に対する意識改革」「より公平な選挙への参加」の4点を要望として提言をした。
岸田首相から要望に対する個別の回答はなかったものの、「子育て中の議員が活動しやすいような空気を作っていこう。気運をまずは高めることが非常に重要だ」と語っていたという。
今後、すべての政党に対してアンケート結果と要望書を持参する方針ということで、記者会見では「やっぱり政治の世界の働き方改革は、一番遅れているのがすごくわかると思う」と締めくくった。
超党派地方議員
“子育てと政治活動の両立を巡る困難”など…アンケート結果公表
2024年4月15日(月) 19:39 日本テレビ
超党派の地方議員が、子育てと政治活動の両立を巡る困難などについてのアンケート結果を公表しました。
アンケートは選挙の際に未就学の子どもがいた首都圏の地方議員を対象に行われたもので、95件の回答が得られたということです。
当選前の政治活動と選挙活動については「早朝や土日、夜の街頭活動が難しい」「家事と育児の負担が大きく、そもそもの活動にも制限がかかる」「子どもとの時間がとれず、寂しがられたり駄々をこねられたりする」などの回答が寄せられました。
また当選後の議員活動については「出産や育児によって生じる時間的制約に、理解が得られない」「出産や未就学児を持ちながら活動を行うこと自体に、理解が得られない」「パワハラ的発言や対応を受けた」などの回答がありました。
調査を行った地方議員らは公的な相談機関の設置や柔軟な働き方のためのガイドライン作成、有識者や支援者・政党に対する意識改革などを求める要望書を岸田総理に手渡しました。
《カウンセラー松川のコメント》
議員間でのパワハラは情けないものを感じます。
さて、議会では少しでも多くの立場の方に参加して欲しいのが理想です。
よって、その議会に参加する議員も広く多くの立場で成って欲しいでしょう。
その点では、子育て世代の方が議員と成るのも理想的です。
しかし、議員は生業ではありませんので、
生活を犠牲にしてまで成るものでもむありません、
この様な点からすれば「子育てしながらの議員活動は大変だ」と
声を大にして言うべきではないと思います。
人はそれぞれ苦労している部分もあるでしょう。
議員でありながら「自分だけ、自分たちだけが苦労している」を主張するのは
本末転倒です。
所詮は議員です。「嫌なら成るな」それだけです。
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