2024年4月5日金曜日

▼兵庫県知事への中傷疑い文書、解任の元県民局長が公益通報…県調査は「あまりに非常識」パワハラなど訴え

兵庫県知事への中傷疑い文書、解任の元県民局長が公益通報
…県調査は「あまりに非常識」パワハラなど訴え

 

2024年4月5日() 16:31 読売新聞

 

 兵庫県の斎藤元彦知事や県幹部を中傷する文書を作成した疑いがあるとして西播磨県民局長だった男性職員(60)が解任された問題で、職員は4日、県の公益通報制度を利用し、正式に内部通報したと明らかにした。これまでは、一部の報道機関や県議らに文書を送っていただけだった。

 

 同制度は、県職員らから違法行為の通報を受け、県が事実関係を内部調査する。是正が必要な場合、外部の有識者でつくる委員会に意見を聴取して対応を決める。

 

 職員は「知事の違法行為等について」と題した文書の中で、知事によるパワハラ行為などがあったと主張。斎藤知事は2日の記者会見で、弁護士の助言を得ながら、自身の疑惑についても調査する考えを示したが、第三者による調査委員会の設置は否定した。職員はこの対応について「調査方法があまりに非常識・不適切で、真相究明を期待することは到底できない」と公益通報した理由を説明している。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

内部告発文書問題で兵庫県元幹部が公益通報
 「事実解明と是正措置検討を」

 

2024年4月5日() 11:14 産経新聞

 

兵庫県の斎藤元彦知事ら県幹部を誹謗(ひぼう)中傷する虚偽の文書を作成し流布したとして、県が西播磨県民局長だった男性を解任した問題で、男性は4日、県の職員公益通報制度を利用して、県の窓口に通報した。男性が同日、報道機関あての書面で明らかにした。

 

この問題では、男性が斎藤知事による職員へのパワーハラスメントがあったなどとする文書を作成した。斎藤知事は先月、「事実無根の内容が含まれている」として批判。男性の退職を保留し、懲戒処分や県警への被害届の提出を検討していると明らかにした。

 

さらに今月2日の会見では、文書の内容について「弁護士の意見も聞きながら県の人事当局が調査する」と説明。一方で、第三者委員会の設置など外部への調査委託には否定的な考えを示していた。

 

これを受け、男性は4日の書面で「2日に発表された調査方法があまりに非常識・不適切であり真相究明を期待することは到底できない」と指摘。「事実の解明と是正措置の検討を公益通報した」としている。

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