南城市長「弁護士と相談」会見打ち切り セクハラ、第三者委の辞職提言に 沖縄
2025年5月16日(金) 18:11 琉球新報
古謝景春南城市長は16日午後、職員へのセクハラを認定され、辞職を提案する南城市のハラスメントに関する第三者委員会の報告書を受けて、市役所内で記者会見をした。古謝市長は「第三者委の提言については重く受け止め、調査報告書の内容を精査して、弁護士と相談して対応してまいります」と述べた。
その後、「それではこれから質問をお受けしますが」と言って記者会見のやり方の説明をしていた市の職員が突如、「失礼しました。報告会を終えたい」と打ち切りを宣言した。
記者団から「辞職をされるのか」という質問が飛んで、市長は「弁護士と相談してまいります」と回答。「セクハラが認定されているが、否定するのか」という質問には、市長は「誤解を与えるようなことがあれば謝らないといけない」と語った。
その後も質問が続いたがセクハラや進退については明確に語らないまま打ち切り、2分40秒で会見場から立ち去り、車に乗り込み市庁舎を後にした。
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セクハラ認定の沖縄・南城市長、自ら「被害者探し」
被害訴えた女性職員に直接事実を確認 相談窓口の全職員にも
2025年5月17日(土) 6:34 沖縄タイムス
沖縄県南城市の古謝景春市長のセクハラ疑惑など同市役所内のハラスメント問題を検証する第三者委員会(赤嶺真也委員長)は16日、調査報告書を公表した。職員への聞き取り調査の結果、古謝市長が「複数の職員に対し、長期にわたって多数のセクハラ行為などを行った」と認定し、再発防止策として古謝市長に辞職を提言した。古謝市長は「提言を重く受け止め、報告書の内容を精査し、弁護士と相談して対応する」と述べ、進退については明らかにしなかった。
委員会の調査に古謝市長はハラスメント行為を否定した。一方、市役所で会見に臨んだ赤嶺委員長は「被害を訴えた職員の証言は具体的で詳細、一貫性がある」と述べ、古謝市長の主張は「話に変遷があり、不合理」と断じた。
報告書では職員が訴えた古謝市長によるキスのほか、太ももや肩、手、脇の下を触る行為、腹筋を触らせる行為、腹を殴る暴力などを「全てあったと判断できる」と結論付けた。
古謝氏が自ら「被害者探し」をしたことも判明。被害を訴えた女性職員に直接、事実確認をした。さらに古謝氏は、市役所内でハラスメントの相談窓口となりうる総務課の職員全員に対し、誰がセクハラ被害を訴えているか確認した。
ハラスメントの原因について「市長のセクハラ行為などに対する認識、理解の欠如」「市長への権限集中と長期在任の影響」などを指摘。被害を訴えると市長らからの報復の恐怖が職員にあるとして「ハラスメント相談対応は機能不全状態に陥っている」と認定した。
再発防止策として「市長として在任し続ける限り、(ハラスメントを)相談することが困難な状態が継続する」と指摘し、辞職を提案した。
報告書は市ホームページで全文閲覧できる。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ本日(5月16日)付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼【速報】セクハラ疑惑、南城市長に辞職提言 第三者委「全てあったと判断できる」 沖縄
これの続報です。
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