約270件の「行政文書」を外部へ持ち出した50代の自衛官と
隊員に「パワハラ行為」の40代の幹部自衛官を懲戒処分に
海上自衛隊大湊地区隊
2025年5月27日(火) 6:06 青森テレビ
海上自衛隊大湊地区隊は、取り扱いに注意が必要な約270件の行政文書を外部へ持ち出した50代の自衛官や、隊員にパワハラ行為をした40代の幹部自衛官に対し、懲戒処分にしました。
海上自衛隊によりますと、大湊衛生隊に所属する50代の海曹は、行政文書の取り扱いを行う部署に所属していた2022年6月〜12月にかけ、取り扱いに注意が必要な274件の行政文書を管理者の許可を得ることなく、部隊外にある本人の住居へ持ち出したということです。
聴き取りに対して海曹は「異動が決まり、私物の片付けに使っていた段ボールに入っていたのを気づかず、気づいた後も放置していた」と話していて、「ご迷惑をおかけし申し訳なく思っております」と反省しているということです。
自衛隊は26日付けで、この海曹に対して停職3日の懲戒処分としました。
また、海上自衛隊は2023年10月〜12月にかけ、同僚隊員1人に対し、大声で怒鳴ったり、威圧的な言動をしたりして同僚隊員や周りにいた事務官のあわせて3人に精神的苦痛を与えたパワハラ行為をしたとして、大湊地区総監部の幹部自衛官の40代の尉官を26日付けで戒告の懲戒処分としました。
海上自衛隊は個人の特定に繋がるとして、2人の階級については今回、明らかにしていません。
274件の「行政文書」を自宅に持ち出した自衛官を停職処分
…パワハラ行為の幹部自衛官は戒告処分 海上自衛隊大湊地区隊
2025年5月27日(火) 11:10 青森放送
むつ市の海上自衛隊大湊地区隊は、行政文書を許可無く外部に持ち出した自衛官と、同僚にパワーハラスメントにあたる行為をした自衛官の2人を懲戒処分にしました。
このうち今月26日付けで停職3日の処分を受けたのは、大湊衛生隊に所属する50歳代の海曹です。
海上自衛隊によりますと、海曹は2022年6月23日段ボールに入った274件の行政文書を、管理者の許可なくおよそ半年間、部隊の外の自宅に持ち出したということです。
同僚が自宅を訪れたときに見つけました。
聞き取りに対して海曹は「私物と思って職場から持ち出した段ボールの中に文書が含まれていた」と話したということです。
また、2023年10月から12月にかけて、複数回にわたり同僚隊員を大声で怒鳴りつけて精神的苦痛を与え、職場環境を悪化させるパワハラ行為をしたとして、大湊地区総監部幹部自衛官の40歳代の尉官を今月26日付けで戒告処分にしました。
同僚の隊員が業務を急に変更したことに尉官は「なぜ変更したのか」など強い不満を述べ、その後も威圧的な言動を続けたということです。
同じ部屋で勤務する同僚隊員が上司に相談し発覚しました。
《カウンセラー松川のコメント》
「海上自衛隊は個人の特定に繋がるとして、
2人の階級については今回、明らかにしていません。」
とのことですが、民間企業ではなく、公務員であるならば、
非違行為の中には国や自治体、市民に対して損害が発生する可能性や
現実に損害が発生する事案もあるでしょう。
過失でなく故意であるならば、個人を特定されない配慮よりも、
公益として行為者の特定かせされても止む無しだと思います。
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