2025年5月28日水曜日

【速報】南城市長、辞任を否定 セクハラ行為「肩や手に触れた」認めるも「ほかは事実と異なる」 沖縄

【速報】南城市長、辞任を否定
 セクハラ行為「肩や手に触れた」認めるも「ほかは事実と異なる」 沖縄

 

2025年5月28日() 15:51 琉球新報

 

 【南城】古謝景春南城市長は28日に南城市役所で記者会見を開き、古謝市長のセクハラを認定した第三者委員会の報告書について「職員の肩や手に触れた行為は事実」として認めたが、「そのほかは事実と異なるため、改めて否定する」との見解を述べた。

 

 進退については「来年2月の任期満了まで職務を全うする」と説明した。

 

 代理人弁護士の大城純市弁護士は、報告書の内容に「適正、中立さに欠けている」などの問題点があるとして、第三者委員会委員長の赤嶺真也弁護士宛に反論書を提出するという。

 

 会見は市によって録画されており、翌日の午前10時ごろをめどに市公式ホームページで公開される。

 

 市長の会見を受け、南城市議会(中村直哉議長)はあす29日に各派代表者等会議を開き、今後の議会対応について話し合う。


  

 ※ 他社のニュースも掲載致します

セクハラ疑惑の沖縄県南城市長、辞職否定
 第三者委の報告書「事実と異なる点多い」

 

2025年5月28日() 16:54 産経新聞

 

沖縄県南城市が設置した第三者委員会が古謝景春市長(70)による一連のセクハラ行為を認定し、辞職を提言したことを受け、古謝市長は28日、同市内で記者会見を開いた。古謝市長は「私の行為に対し不快に思われた職員には心よりおわび申し上げる」と陳謝する一方、第三者委の報告書については「事実もあったが、事実と異なる点も多くあった」と述べ、「任期満了まで職務を全うする」と辞職を明確に否定した。

 

古謝市長は会見で「肩や手に振れた行為は、コミュニケーションの一環として激励の意味を込めて行っていた」と釈明。弁護団の大城純市弁護士は、第三者委の報告書について「被害者の一方的な言い分をうのみにし、事実誤認をしている」「適正、中立、公平性に反している」などと指摘した。

 

第三者委が今月16日、古謝市長に手渡した報告書では、出張に随行した女性職員に対する古謝市長のキス行為や女性秘書や別の女性職員に対する太腿を触るなどのセクハラ行為などを認定し、「決して許されない行為」と指摘。このほか、脇の下や肩、手などを触る行為についても認め、「セクハラについての理解・認識が欠如していると考えざるを得ない」とした。

 

古謝市長は、走行中の公用車内で運転手だった女性にわいせつな行為をしたとして、強制わいせつ容疑で沖縄県警に書類送検されたが、那覇地検は今年2月、嫌疑不十分で不起訴処分としていた。

  

 

 

南城市長セクハラ認定を受けて会見
/行為の一部を認め公務遂行を明言 沖縄

 

2025年5月28日() 17:13 琉球朝日放送

 

南城市が設置した第三者委員会が、古謝市長のセクハラ行為を認定したことをうけ、古謝市長は、行為の一部を認めたうえで「辞職しない」と考えを示しました。

 

古謝南城市長は「辞職については考えておらず、来年2月の任期満了まで職務を全うする所存」と述べました。

 

この会見は、古謝景春南城市長による複数のセクハラ被害を調査するために市が設置した第三者委員会が、2025516日、市長のセクハラ行為を認定、辞職を提言したことを受け開かれたものです。

 

そのなかで市長は、「肩や手を触ったのはコミュニケーションの一環」と釈明した一方、キスなどの行為を否定し辞任しない考えを示しました。また会見に同席した弁護士は、委員会の調査報告書は被害者の主張を一方的に鵜呑みにしていると反論。「内容は適正、中立、公平さに欠けたもので辞職勧告に応じることはできない」と擁護しました。

 


 

「私への聴取内容が公平に扱われなかった」と反論
 ハラスメント認定は「事実と異なる」古謝南城市長が会見で辞職否定

 

2025年5月28日() 18:17 琉球放送

 

第三者委員会からセクハラ行為があったとして辞職を求められていた南城市の古謝景春市長が28日会見し、辞職せず任期満了まで続投する考えを強調しました。

 

▼会見冒頭で古謝市長

「辞職の提言を受け、大変驚いており、調査の一環として実施された私への聴取内容が公平に扱われなかったことは大変残念であります」

 

南城市の古謝景春市長は、28日午後に開いた記者会見で、今月16日に第三者委員会が公表した最終報告書でセクハラ行為だと認定された職員からの訴えについて「事実と異なる」と否定しました。

 

また、再発防止策として「市長が今後市政に関与しないこと」と辞職を求められたことについては強く否定しました。

 

「辞職については考えておらず、来年2月の任期満了まで職務を全うする所存でございます」

 

会見には3人の弁護士が同席し、第三者委員会の報告書が辞職を求めたことは目的を逸脱し、公平さに疑問があるとし批判しました。セクハラの認定についても「現在の基準を適用して遡ってセクハラと認定するのは不合理」だと反論しました。

 

古謝市長は、任期までの期間、職員がセクハラなどの被害を訴えやすいような環境を作っていきたいとして、関係部署ですでに取り組みを始めたと明らかにしました。

 


 

古謝市長によるセクハラ問題の経緯と今後の動向

 

2025年5月28日() 19:42 沖縄テレビ

 

こちらは第三者委員会が認定したセクハラ行為の一覧です。

委員会からは辞職が提言され、市議会や地元住民からも厳しい目が向けられている古謝市長。一連の経緯と今後の動向についてまとめました。

 

南城市では、3年前に古謝市長の運転手だった女性から「市長にセクハラを受けた」と申告があったことを受け、20245月に職員を対象としたアンケートを実施しました。

 

回答した263人のうち47人がハラスメントを受けたことがあると答え、「キスをされた」「太ももを触られた」といったセクハラ被害を訴える声が9件寄せられました。

 

これを受けて市は202410月に第三者委員会を設置。

 

被害を訴えた職員や市長本人に聞き取りを行うなど調査を進めたところ…

 

第三者委員会 赤嶺真也委員長:

訴えられている行為は、我々としては全部あったと判断しております

 

職員の証言は全面的に信用できるとして、寄せられた9件すべてをセクハラ行為と認めました。

 

そのうえで…

 

第三者委員会 赤嶺真也委員長:

我々としては再発防止、雇用管理上の対応措置としては、古謝市長が辞職して南城市の市政に関与しないということが最も有効な方法だと考え提言する次第です

 

委員会は市長のハラスメント行為への認識の欠如に加え、長期間在任する市長に誰も注意することができなくなっていたのではと指摘しました。

 

第三者委員会による提言後、地元の市民団体が行った辞職を求めるオンライン署名にはおよそ24000人が賛同するなど地域からも厳しい目が向けられています。

 

これまで一貫してセクハラがあったことを否定してきた古謝市長。

 

28日の会見では報告書の内容を一部認めながら「キスをしたことなどは事実ではない」と職を辞さない意向を示しました。

 

市長を支える与党会派からも厳しい声が出ている市議会は29日、会派長会議を開き、23日に野党・中立会派から提案された、「市長の不信任」や「辞職勧告決議」の扱いについて協議することにしています。

 

 

 

第三者委にセクハラ認定された市長 「事実と異なる」一部を否定

 

2025年5月28日() 21:00 朝日新聞(金子和史)

 

 市職員へのセクハラ行為などを市設置の第三者委員会に認定された沖縄県南城市の古謝景春(こじゃけいしゅん)市長(70)が28日、市役所で記者会見した。ハラスメントと認定された一部の行為を「事実と異なる」と否定し、第三者委が提言していた辞職については「任期まで職務を全うする」と述べた。

 

 古謝市長は会見で、認定されたハラスメント行為のうち、職員の肩を触ったことは認めて謝罪した。ただこれらも「コミュニケーションの一環で、激励の意味を込めてやった」と弁解した。

 

 一方、女性職員にキスしたり、太ももを触ったりしたと認定された行為については、第三者委の調査で否定したにもかかわらず認定されたと主張。「私への調査が公正・公平に扱われず大変残念だ」と述べた。

 

 会見に同席した市長の代理人を務める大城純市弁護士も「(第三者委が)被害者の一方的な言い分をうのみにしている」として、ハラスメントの認定は「不合理で不当だ」と反論。辞職の提言についても「第三者委の目的を逸脱したもので、到底承服できない」と述べた。

 

 第三者委は今月16日、被害を訴えていた女性職員ら4人と古謝市長への聞き取り調査などを踏まえ、古謝市長が出張先や飲み会で、職員に複数のハラスメント行為があったと認定。古謝市長が、被害を訴えた女性職員に直接確認しようとしたことなども問題だとして、市長の辞職を提言していた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ5月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼セクハラ認定の南城市長、28日に会見へ 第三者委報告受け「一部認め、一部否認」か 沖縄
これの続報です。
5月26日の報道での予測どおり「一部認め、一部否認」でした。
北海道の江差高等看護学院でのパワハラ事案検証でも、
知事は第三者委員会の認定を否認していますが、
それでは第三者委員会とはいったい何者なのでしょうか?
ここまで否定されてしまう組織で良いのか心配になります。
そして、セクハラやパワハラでの典型的な言い訳
「コミュニケーション
の一環」
もう、聞き飽きました。
本当に悪意が無いのならば、もう少しましな言い訳を出して欲しいです。
そして、市長側の弁護士から
「(第三者委が)被害者の一方的な言い分をうのみにしている」
とのことですが、それは加害者の弁よりも、
被害者の弁が採用されたに過ぎないだけのことかも知れません。
勿論、故意過失によって加害者の弁を封殺している可能性も否定は出来ませんが、
その可能性は低いと思います。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿