「絶交しています」
…熊本大学大学院の教授2人がハラスメント行為で懲戒処分
2025年5月23日(金) 11:55 熊本朝日放送
熊本大学は、外部の医師や、部下へのハラスメント行為があったとし、大学院の、教授2人を戒告の懲戒処分としました。
熊本大学によりますと、戒告処分を受けたのは、大学院生命科学研究部の2人の50代の教授です。
1人は去年1月、県内の医療機関の医師が診療支援業務を担当する、別の医療機関に対し業務に従事させないよう要請し、医師の就労環境を不当に阻害しました。以前にも同じ行為で大学から注意を受けていました。
もう1人の教授は去年1月、関係者に対し、熊本大学病院の部下のことを「絶交しています」と話すなどし、部下に精神的なショックを与え出勤できなくさせました。
小川久雄学長は、事態を真摯に受け止め、ハラスメントの防止に取り組み、再発防止と信頼回復に努めるとしています。
熊本大が教授2人を戒告処分 学外の医師や部下にパワハラ
2025年5月24日(土) 9:25 熊本日日新聞(堀江利雅、植木泰士)
熊本大は22日、学外の医師や職場の部下にパワーハラスメント行為をしたとして、いずれも熊本大病院の医師で大学院生命科学研究部の50代の教授2人を戒告の懲戒処分にしたと発表した。21日付。
熊本大によると、一人の教授は関係する医療機関に勤務していた医師を診療業務に従事させないよう勤務先の医療機関に要請し、就労環境を不当に害した。昨年1月、医師から大学に相談があった。教授は以前にも同様の行為で大学から注意を受けていたという。
熊本日日新聞は4月、熊本大病院神経精神科の教授が、国立病院機構熊本医療センター(熊本市中央区)に対し、特定の医師を精神科の「診療支援」に従事させないよう求めていたと報じた。熊本大は「報道は承知しているが、関連するかは言えない」としている。
一方、もう一人の教授は昨年1月、職場の部下に関して仕事の関係者に「絶交を突き付けている」などと部下の評価を下げるような発言をした。関係者からその話を聞いた部下は精神的苦痛で出勤できなくなり、その後、退職した。
両処分について小川久雄学長は「ハラスメント被害を受けた方に心よりおわびする。人権意識の高揚と再発防止に努める」とのコメントを出した。
過去にパワハラで注意も
熊本大学がパワハラで50代の教授2人を懲戒処分
診療支援させないように圧力や「絶交を突き付けている」
2025年5月26日(月) 11:02 テレビ熊本
熊本大学は大学院 生命科学研究部の50代の教授2人を、パワハラで戒告の懲戒処分としたことを明らかにした。今回の懲戒処分に対して、熊本大学の小川久雄学長は「再発防止と信頼回復に努める」とコメントしている。
パワハラで50代の教授2人を戒告
戒告の懲戒処分を受けたのは、熊本大学大学院生命科学研究部に所属し、熊本大学病院の医師でもある50代の教授2人。
熊本大学によると、1人目の教授は、2024年1月に他の病院に勤める医師に対して、熊本市内にある病院で診療支援させないように、関係者を通じて圧力をかけたパワハラを行ったという。
教授の圧力により、医師は市内の病院の診療支援から外され、熊本大学に訴えを起こしていた。この教授は、過去にも同じように圧力をかけ、診療支援から外すなどのパワハラを行い、口頭で注意を受けていた。
また、2人目の教授は2024年1月ごろ、同じ生命科学研究部に勤務する部下について、関係者に電話で「絶交を突き付けている」などと発言。
その事実を知った部下がショックを受け、出勤できなくなり、大学にパワハラを訴えたという。
「再発防止と信頼回復に努める」
大学はそれぞれ調査委員会を立ち上げ、5月22日付で2人を戒告の懲戒処分とした。大学は2人の認否や態度などは明らかにしていない。
今回の懲戒処分に対して、熊本大学の小川久雄学長は「ハラスメントが起こったことは誠に遺憾。再発防止と信頼回復に努める」とコメントしている。
熊本大大学院教授が外部の医師に医療行為させないよう働きかけ
・職員を名指しして「絶交している」…戒告処分
2025年5月28日(水) 11:02 読売新聞
民間病院の医師や部下に対するパワハラ行為があったとして、熊本大は同大大学院生命科学研究部の教授2人(いずれも50歳代)を戒告の懲戒処分にした。処分は21日付。
発表によると、教授は昨年1月、熊本市内の病院に外部から来ている医師に医療行為をさせないよう、関係者に働きかけた。別の教授は同月、部下の職員を名指ししたうえで「絶交している」などと学外の関係者に電話で伝えた。職員は関係者からその話を聞いて大学に来られなくなり、その後退職したという。
小川久雄学長は「ハラスメントが起こったことは誠に遺憾。真摯に受け止め、防止に取り組む」との談話を出した。
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