「背後から抱きつくような形で筆を持った手を握られた」
「頭をなでられた」
101人の児童生徒が教職員から“セクハラ受けたと感じた”
静岡県教委がアンケート結果を公表
2025年5月8日(木) 19:43 静岡放送
静岡県内の公立校の小学生と中高生を対象に、教職員からセクハラを受けたことがあるか尋ねたアンケートで、101人の児童・生徒が「受けたと感じた」と回答しました。一方的な接近や接触についての回答が全体の半数以上を占めました。
静岡県教育委員会では、教職員のセクハラに関するアンケート調査を静岡県立の高校や公立の小中学校、特別支援学校などの児童・生徒を対象に、2020年度から毎年行っています。
2024年11月から2025年3月にかけて実施された調査の結果、「セクハラを受けたと感じた」と回答した児童・生徒は101人にのぼりました。回答では「距離が近い」「触られた」など、一方的な接近や接触が最も多く、全体の半数以上を占めているということです。
このうち、不必要な身体的接触が49件で、「書道の授業で、背後から抱きつくような形で筆を持った手を握られた」や「褒められた時に頭をなでられた」などの回答がありました。
また、身体的な特徴などに関する発言は21件で、児童に対して「ちび」と言ったり、友達の前で体重が増えたかどうか聞かれたことなどでした。
静岡県教育委員会は、今回の結果をもとに生徒指導などをハラスメントの視点から見直し、教職員の意識の啓発を図っていくとしています。
小5~高3「教職員からセクハラ」93件 24年度、
静岡県教委調査 「不必要な接触」最多
2025年5月9日(金) 7:35 静岡新聞
静岡県教委は8日、小学5年から高校3年までの児童生徒を対象にした2024年度のセクシュアルハラスメント(セクハラ)実態調査の結果を発表した。児童生徒が教職員から「セクハラを受けたと感じた」とする回答は93件で前年度と同じだった。
セクハラの内容を分類別でみると、最も多かったのは「不必要な身体的接触」で49件。次いで「身体的特徴など羞恥心を害する内容の発言」21件、「特定の性別や容姿に対する差別的対応」「不必要な接近、凝視」各4件などが続いた。
寄せられた回答のうち、自分が受けたとする回答は77件、友人が受けたのは16件あった。校種別だと小学校37件(前年度比4件増)、中学校34件(同10件減)、高校21件(同6件増)、特別支援学校は1件(増減なし)だった。
県教委は「セクハラがあったと感じた」という回答があった事案について、各校で該当の教職員を指導した。再発防止を徹底するため、今後も継続的に改善状況を確認するほか、報告された実事例を参考としたチェックリストを配布するなどして、意識啓発を行う。
調査は重大事案につながる可能性の早期発見などを目的に、20年度から毎年実施している。5回目の24年度は、政令市を除く公立小中学校と県立高、特別支援学校の児童生徒約14万5900人を対象に行った。
「教師に触られた」「距離が近い」不必要な身体的接触が最多
静岡県が学校のセクハラに関するアンケート結果を発表
2025年5月9日(金) 13:24 静岡朝日テレビ
静岡県は2024年度に実施した、児童生徒を対象としたセクシュアル・ハラスメント(セクハラ)に関するアンケートの結果を発表しました。
対象となったのは、全ての県立学校及び、政令市立を除く全ての公立小中学校に在籍する、小学5年生から高校3年生までの児童生徒14万5,919人です。(小学校3万6,322人、中学校5万1,765人、高校5万2,897人、特別支援学校4,935人)
実施期間は2024年11月1日から2025年3月3日までで、啓発資料によりセクハラについて説明した上で、児童生徒が家庭等で記載し提出(無記名も可)。回収は担任等を介さず、校長など管理職が行ったということです。
「セクハラを受けたと感じた」と回答した人は101人(小41人、中38人、高21人、特1人)で、2024年度の回答者数(103人)とほぼ同数でした。不同意わいせつや盗撮等、わいせつ行為に関する回答はなく、懲戒処分の対象となる事案も確認されませんでした。
セクハラの内容については「距離が近い」「触られた」など、一方的な接近や接触を伴う言動に関する回答が最も多く、全体の半数以上を占めました。
セクハラの内容については下記のような回答があったということです。
〇不必要な身体的接触…49件
・書道の授業の時に、背後から抱きつくような形で、筆を持った上から手を重ねて握られて教わった。わかりやすかったが嫌な気持ちになった。
・褒められたときに頭をなでられた。
・制服のスカートが短いことを注意された際に、制服の腰の部分を触られた。
〇不必要な接近、凝視…4件
・授業中、実験の説明や支援の時に距離が近い。
〇身体的特徴など羞恥心を害する内容の発言…21件
・授業中に、下ネタを言った。
・児童に対して「ちび」と言った。
・友達の前で体重が増えたかどうか聞かれた。
〇特定の性別や容姿に対する差別的対応…4件
・名前を「ちゃん」づけで呼ばれる。
・生徒の容姿を歴史上の人物に例えて発言した。
〇視覚的に性的羞恥心を害する行為…1件
・夏に身体のラインがはっきり出る服装をしていた。
〇連絡先等個人情報の要求…1件
・廊下で、付き合っている人はいるかと聞かれた。
〇性別を基準とした差別的言動…2件
・「男のくせに泣くな」と言われた。
・授業の発表の時、女子ばかりを指名して男子を指名してくれない。
〇性別による役割やらしさの強要…3件
・掃除分担で、男子は力があるから机運び、女子は箒と性差別があった。
・持ち物の生徒指導時に、「女の子じゃないんだから」という発言があった。
県教育委員会によりますと「セクハラを受けたと感じた」という回答があった事案については、各学校において該当職員に注意指導を行ったということです。また、今回報告のあった実事例を参考とし、自らの言動を振り返るためのチェックリストを作成するなどして、教職員の意識啓発を図っていくとしています。
【県教委アンケート】教職員などから「セクハラ受けたと感じた」
児童・生徒101人が回答…半数以上は“一方的接近”関連(静岡)
2025年5月9日(金) 17:20 静岡第一テレビ
静岡県内の公立学校の児童・生徒を対象にした調査で、101人が教職員などからセクハラを受けたとする回答をしたことが分かりました。
調査は静岡県教育委員会が2024年度に実施したもので、県内公立学校の小学5年生から高校生まで約14万6000人がアンケートに回答しました。
このうち、教職員などから「セクハラを受けたと感じた」と回答したのは101人に上り、小学生が41人、中学生が38人高校生が21人などとなりました。
回答のうち、一方的な接近や接触に関する内容が最も多く、半数以上を占めていて、「褒められたときに頭をなでられた」「注意された際に制服の腰の部分を触られた」などと回答があったということです。
県教育委員会では、回答があった事案については、各学校で教職員に注意指導を行い、再発防止を徹底するということです。
「褒められた時に頭をなでられた」「授業中に下ネタを言った」
教職員からのセクハラ被害の訴えは93件 静岡
2025年5月13日(火) 13:15 テレビ静岡
静岡県教育委員会が2024年度に実施した学校内のセクハラに関する調査の結果、教職員からセクハラを受けたと感じたとの回答が100件近くに上りました。
この調査は県教委がすべての県立学校と政令市を除く公立小中学校の児童生徒を対象に毎年実施していて、2024年度の対象人数は14万5919人です。
これによると教職員からセクハラを受けたと感じたとの回答は93件で、具体的には「褒められた時に頭をなでられた」など不必要な身体接触が過半数の49件に上りました。
また、「授業中に下ネタを言った」など羞恥心を害する内容の発言は21件で、回答があった事案に関しては各学校で指導を行い、改めさせたということです。
《カウンセラー松川のコメント》
教員が褒める時に頭を撫でるとセクハラの時代になりました。
全員がそう感じないとしても、一人でもそう感じれば
それはとりあえず「セクハラ」として扱われます。
勿論、セクハラとして懲戒処分等を行なうのであれば、
申告だけでなく事実関係も調べるのは当然なので、
セクハラの申告があったからセクハラと決めつけは出来ません。
また、児童に向かって「チビ」と発言してもセクハラと感じられてしまいますが、
チビが性的嫌悪感を抱く言葉とは思えないので、
ハラスメント全般に言える事は「言った者勝ち」「やった者勝ち」ではなく
公正な判断を下す必要があると思います。
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