新体操威圧的な指導問題で村田強化本部長が謝罪
「全てのことは私の責任」「選手一人ひとりと真摯に向き合う」
鈴木主将も「目標が達成できるように」
2025年5月23日(金) 18:39 デイリースポーツ
日本体操協会は23日、新体操において日本代表選手が村田由香里強化本部長から威圧的な指導を受けたと訴えていた問題で、情報を一般公開し、「組織ガバナンス不良を原因に多くにご心配ご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。すでに選手とともにどのような組織がいいのか議論を重ね、選手からの要望を基本として新たな体制立ち上がりました。まずは8月に控える世界選手権大会で成果が出せるよう、今回立ち上げた強化体制を評価・確認しながら進むことについて御理解、御協力いただければ幸いです」とコメントした。
協会は調査で村田氏の言動や男性トレーナーによるセクハラ疑惑を把握し、村田氏を一時的に休養させ、監督責任の不備で厳重注意処分した。複数の関係者によると、村田氏は練習中に怒鳴る、叱責するなどし、精神状態が悪化して代表チームを離脱した選手もいたという。強化体制を問題視した4選手が合宿中の強化拠点から抜け出すことを図っていたことも判明した。協会は3月に選手の所属先コーチ、保護者向け説明会で藤田会長が謝罪。5月に入り、サポート役に山崎浩子前強化本部長を任命した新体制を発足させた。
村田強化本部長もコメントを発表。「このたびの件により、選手をはじめ関係者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、心より深くお詫び申し上げます。強化現場で起きた全てのことは統括する立場にある私の責任であると重く受け止めております。今後は新たな体制のもと、強化活動において選手一人ひとりと真摯に向き合い、その声に耳を傾けながら、選手たちが安心して力を発揮できる環境を求め、信頼回復に努めてまいります。今後ともご理解とご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます」とコメントした。
また主将の鈴木歩佳も「これまでよりより練習体制などについて、選手、指導者、多くの関係者と話し合いを重ねてきました。そして、私たちの目標は、まずは8月の世界選手権においてメダルを獲得することであり、私達がやるべきことはその目標に向けて練習に集中していくことだと確認をしました。新たな体制のもと、目標達成ができるよう取り組んでいきたいと思います。これからも新体操を応援していただけるとうれしいです」と、コメントした。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ5月19日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼新体操日本代表で威圧的指導か 選手が被害訴えも強化本部長続投
これの続報です。
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