【速報】セクハラ疑惑、南城市長に辞職提言
第三者委「全てあったと判断できる」 沖縄
2025年5月16日(金) 15:36 琉球新報
古謝景春南城市長のセクハラ疑惑などを受けて設置された、南城市のハラスメントに関する第三者委員会は16日、調査報告書をまとめた。複数の職員から寄せられた出張随行や飲み会などにおける古謝市長のセクハラについて、「全てあったと判断できる」と認定した。その上で、再発防止策として、「古謝市長が辞職し、今後市政に関与しないことが最も有効であると考える」として、辞職を提言した。
委員長の赤嶺真也弁護士らはこの日、市役所で古謝市長に報告書を渡した。
古謝市長を巡っては、市議会特別委員会が昨年4~5月に実施した職員アンケートで「市長からセクハラを受けた」という回答が9件あった。「キスされた」「胸を触られた」「飲み会で太ももを触られた」の回答がそれぞれ複数寄せられた。その結果を受けて第三者委が昨年10月に設置され、一部の職員は、第三者委に直接、「被害」を申告していた。
一方、古謝市長は2023年12月の疑惑表面化後、「セクハラをしていない」と否定してきた。
【速報】
沖縄・南城市長のセクハラを検証した第三者委「すべてあった」と判断
再発防止策として「市長辞職」を提言
2025年5月16日(金) 15:36 琉球放送
沖縄県南城市の古謝景春(こじゃ・けいしゅん)市長のセクハラ疑惑などについて調査した、市の第三者委員会は16日、調査報告書を公表し、市長による複数のハラスメントを「全てあったと判断できる」と認定した。
調査報告書では再発防止策として、古謝市長が「辞職し、今後市政に関与しないこと」を提言している。
南城市役所では午後3時半過ぎ、この調査報告書が直接手交された。
「(ハラスメントは)全てあったと判断できる」
一貫して否定してきた古謝市長
調査報告書によると、セクハラなどの行為があったと判断されているのは下記の9件の行為。
(1)女性職員A氏に対する出張随行の際のキス
(2)女性秘書に対する出張随行の際のセクハラ行為
(3)女性職員B氏に対する飲み会の二次会におけるキスなどのセクハラ行為
(4)女性職員C氏に対するキスなどのセクハラ行為
(5)女性職員に対する飲み会での太ももを触るなどのセクハラ行為
(6)職員らのわきの下を触る行為
(7)職員らに腹筋を触らせる行為
(8)職員らの肩や手を触る行為
(9)職員の腹を触る行為
またこれらに加え、セクハラ被害を訴えた女性職員に自ら被害事実の確認をしたり、ハラスメント相談窓口となりうる職員全員に、誰がセクハラ行為を訴えているのかなどを確認した、とも判断された。
▼赤嶺真也 委員長(16日の会見)
「セクハラ行為があったのか、色んな行為があったと被害者の方々は訴えているんですけれども、基本的に訴えられている行為は我々としては全部あったと判断している」
「再発防止、雇用管理上の対応措置としては古謝市長が辞職して、今後南城市の市政に関与しないことが最も有効な方法だろうと考えて提言した」
報告書ではセクハラ行為の原因を「市長への権限集中と長期在任による影響」「市長のセクハラ行為などに対する認識、理解の欠如」などとしている。
セクハラ疑惑の沖縄・南城市長に辞職提言
2025年5月16日(金) 17:19 共同通信
沖縄県南城市の古謝景春市長のセクハラ疑惑を検証する市の第三者委員会は16日、女性職員らへのキスなどのセクハラを認定し、再発防止策として「今後市政に関与しないことが最も有効」だとして市長に辞職を提言した。
沖縄・南城市長に辞職提言 第三者委、セクハラ認定
2025年5月16日(金) 18:27 共同通信
沖縄県南城市の古謝景春市長(70)によるセクハラ疑惑を巡り、市が設けた第三者委員会は16日、報告書を市長に手渡した。女性職員に対するキスなどのセクハラ行為を認定し、再発防止策として市長の辞職を提言した。古謝氏は報道陣の取材に「提言を重く受け止め、報告書の内容を精査し、弁護士と相談して対応する」と述べた。
第三者委の委員長を務める赤嶺真也弁護士は「市長が辞職し、今後市政に関与しないことが最も有効だと判断した」と話した。
第三者委は古謝氏や職員らへの聞き取り調査などを踏まえ、出張に随行した女性職員にホテルの部屋でキスをしたり、飲み会の場で女性職員の太ももを触ったりしたと認めた。
沖縄・南城市長のセクハラ、第三者委が認定「一般企業なら懲戒解雇」
2025年5月16日(金) 20:00 朝日新聞(金子和史)
沖縄県南城市の古謝景春(こじゃけいしゅん)市長(70)による職員へのハラスメント行為を調べていた市設置の第三者委員会は16日、調査報告書を公表した。女性職員へのキスや太ももを触るなどのハラスメント行為があったことを認定し、再発防止策として「市長が辞職することが最も有効だ」と提言した。
古謝市長は報道陣に「提言を重く受け止め、内容を精査し弁護士と相談した上で対応する」と述べた。質問には答えなかった。
第三者委は昨年10月以降、被害を訴えた女性職員ら4人と古謝市長への聞き取りを実施。古謝市長が職員に対し、出張先のホテルや飲み会でキス▽太ももや脇腹を触る▽おなかを殴る▽自分の腹筋を触らせる、などのハラスメント行為があったと認定した。
報告書ではこの他、被害を訴えた女性職員に古謝市長が直接確認したことや、職員を特定するためハラスメント相談窓口である総務課の全職員から聞き取ろうとしたことも指摘した。
第三者委委員長の赤嶺真也弁護士は、「一般企業であれば懲戒解雇になり得る事案。在任期間が計4期と長期に及んだことで注意する人はおらず、相談体制も機能不全を起こしていた」と批判した。
複数職員にキスや身体接触 沖縄・南城市長に辞職提言
2025年5月16日(金) 20:57 日本テレビ
沖縄県南城市の古謝景春市長による市職員へのセクハラ疑惑を巡り、市が設置した第三者委員会が、「複数の女性職員へのキスや、体を触るなどの行為があった」として市長に辞職を提言しました。
職員アンケートで古謝市長からのセクハラを訴える回答が複数あったことから、市が去年設置した第三者委員会が職員や市長への聞き取りを行い、16日、報告書を市長に提出しました。
報告書では、出張に随行した女性職員へのキスのほか、飲み会での女性職員へのキスや太ももを触るなど、複数の女性職員に対するセクハラ行為があったと判断され、第三者委員会は再発防止策として、今後、市長が市政に関与しないよう辞職を提言しました。
沖縄・南城市 古謝景春市長
「重く受け止め、調査報告書の内容を精査して弁護士と相談して対応してまいります」
古謝市長は、報告書の指摘について明言を避けました。
ホテルの部屋に呼び出し、
ベッドに横たわらせキス・チークダンスを強要・腹を殴る
第三者委が認定した南城市長のハラスメント【一覧表あり】
2025年5月17日(土) 6:04 沖縄タイムス
16日に公表された沖縄県南城市ハラスメント事案の調査報告書では、第三者委員会の聞き取り調査に応じた市職員4人が述べた内容が紹介されている。
女性職員Aは、10年以上前に古謝景春市長の出張に随行した際、部屋に呼び出され、ベッドに横たわらせられ、キスをさせられたという。同じようにセクハラ被害に遭った別の女性職員と共に、当時の総務部長に相談したが、「特にやってくれたとかはなかった」。
他にも、市長から飲み会で太ももを触られたり、庁舎内で通りがかりに他の職員がいる前で脇腹を触られたりした。女性職員Aは、「うそをつき通す市長と執行部に嫌気が差した。被害について相談したのに、何も変わっていないのが悔しい。実態を解明してほしい」と訴えた。
女性職員Bは10年以上前、カラオケ店で市長にチークダンスに付き合わされ、キスをさせられた。断った別の職員は、市長が手をつかんでソファから引きずり下ろし、チークダンスの相手をさせられたという。女性職員Bは業務中に手や脇腹を触られることもあった。
女性職員Bは「市長は自分を守る人を近くに充てて、管理職は市長を止めることができないし、(市長を)守ろうとしかしない」と憤った。
女性職員Cは、市長から「筋肉触って」と言われたことがある。また、別の女性職員が出張中に、市長から部屋に呼ばれ、ベッドに引きずり込まれそうになり、自室に戻ったところ、市長が部屋まで追いかけてきたと聞いた、と証言した。
女性職員Cは、被害を訴えた理由について「市長が開き直って、うそをついていることが嫌で声を上げた」とした。
男性職員は、昨年11月の南城市まつりで、市長が昼から飲酒し、別の男性職員の腹を1発殴ったのを目撃した。過去にも同様の行為を見たという。聞き取り調査に応じた男性職員は、毎年実施される市の自己申告書にハラスメントについて「書いているけど、変わらない。古謝景春だけの問題じゃなく、組織として改める必要がある」と訴えた。
こうした被害申告に対し、第三者委員会は報告書の中で「キス行為は、刑法上、強制わいせつ、あるいは不同意わいせつに、殴る行為は暴行罪に該当」としている。
[沖縄]第三者委員会が南城市長のセクハラを認定 市長の辞職を提言
2025年5月17日(土) 12:20 琉球朝日放送
南城市長のセクハラ疑惑などを受けて設置された第三者委員会が5月16日に調査報告書を公表し、古謝市長のセクハラ行為があったと認定し、市長の辞職を提言しました。
第三者委員会は2024年5月、職員向けに実施されたアンケートで、古謝景春南城市長による複数のセクハラ被害が訴えられたことから2024年10月に設置されました。職員から聞き取り調査を行った第三者委員会は5月16日に調査結果を公表し、古謝市長との出張随行の際や飲み会の席でキスや体を触るなどの「多数のセクハラ行為があった」と認定し、再発防止策として、古謝市長の辞職を提言しました。
第三者委員会・赤嶺真也委員長「市で1番の責務を負う市長において、セクハラ行為を繰り返していた。認識、理解が欠如しているのが大きな原因と考えました」
報告書を受け取った古謝市長は「第三者委員会の提言については重く受け止め、内容を精査して弁護士と対応して参ります」と述べ、自身の進退については明らかにしませんでした。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ4月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼南城市セクハラ疑惑、追加調査せず 第三者委が来月報告書 沖縄
これの続報です。
0 件のコメント:
コメントを投稿