2025年10月19日日曜日

▼「スカートめくり」「無理やり膝に座らされる」…自治体職員 回答の3割「ハラスメントを経験」

「スカートめくり」「無理やり膝に座らされる」
…自治体職員 回答の3割「ハラスメントを経験」

 

2025年10月19日() 10:30 京都新聞

 

 京都府与謝野町は、役場庁舎など職場のハラスメントに関するアンケートを初めて行った。回答者の約3割が過去3年間でパワハラやセクハラ、町民からのカスタマーハラスメント(カスハラ)などの経験があると回答したことが、京都新聞社の情報公開請求で分かった。議員からハラスメントを受けたとする回答もあった。

 

 アンケートは、ハラスメントの実態を把握するため、今年6月に会計年度任用職員を含む町職員621人を対象に実施し、285人から回答を得た。

 

 ハラスメントの種別では、カスハラが53件と最も多く、パワハラ44件、セクハラ7件など。192人は「特にない」としたため、町は、回答者のうちの33%に当たる93人がハラスメントを受けたととらえている。

 

 ハラスメント別で最も多かった内容は、カスハラは「威圧的な言動」が32件、パワハラは「精神的な攻撃」が25件、セクハラは「性的な冗談やからかい」が5件だった。セクハラでは「スカートめくり」や「無理やり膝の上に座らされる」といった具体的な行為の記述もあった。

 

 ハラスメントを感じた相手は、上司や職場の同僚に加え、議員もパワハラで11件、セクハラで3件あった。開会中の9月議会では、議員のハラスメント防止条例案が提案されている。

 

 町総務課は「職員へのハラスメント相談窓口の周知や研修を実施していく。カスハラについてはマニュアルを充実させ、複数人で対応したい」としている。

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