2025年10月23日木曜日

▼福井・杉本達治知事、セクハラ行為通報受け「今後は誤解招かない対応する」…Xなどの過去投稿も削除

福井・杉本達治知事、セクハラ行為通報受け
「今後は誤解招かない対応する」…Xなどの過去投稿も削除

 

2025年10月23日() 10:50 読売新聞

 

 福井県の杉本達治知事のセクハラ行為についての通報があったことが明らかになった22日、県は類似事案がなかったかどうかを調べるため、約3500人に上る県職員への聞き取り調査を行う方針を示した。「通報があった事実を重く受け止める」としているが、県政の停滞も懸念される。

 

 4月の通報を受け、県が杉本知事に内容を伝えて行為を確認したのは6月。発覚から半年が経過してからの発表となったことについて、記者会見した服部和恵・総務部長は慎重に調査を進めていたとし、「通常かかりうる期間」との認識を示した。

 

 報道陣の取材に応じた杉本知事は、県職員に対しても「大きな負担をかけ、不安を与える」と謝罪。「これまで以上に襟を正して県政の課題に取り組む」と、予定通りに公務を続ける考えを示したが、県議会などへの説明も必要になるとみられ、影響が及びそうだ。

 

 杉本知事は、通常から県職員とメッセージでやり取りすることが「多い」といい、「今後は誤解を招かないような対応をしたい」と述べた。また「関係者に迷惑をかけてはならない」と、X(旧ツイッター)などSNSの運用を停止し、過去の投稿を削除したことも明らかにした。

 

 

※ 他社のニュースも紹介致します 

杉本達治知事のセクハラ疑惑で県に苦情や問い合わせ相次ぐ
 「自分たちに説明がない」「衝撃 正直がっかりした」
県職員も落胆 戸惑いを隠せず

 

2025年10月23日() 18:22 福井放送

 

杉本達治知事(63)のセクハラ疑惑発覚から一夜明けた23日、県には苦情や問い合わせの電話が相次ぐなど対応に追われていて、県民の間に不信感が広がっています。

 

■杉本達治知事22

「この度私の言動に関して不適切であったと通報があり、県民に大変迷惑をおかけすることになったことを心からお詫び申し上げます」

 

22日に発覚した杉本知事による部下へのセクハラ疑惑。

 

一夜明けて出勤した職員からは戸惑いの声が聞かれました。

 

50代職員

「まだ自分たちには説明がない 仕事の関係先から聞かれても説明しようがない状態」

 

30代職員

「衝撃 正直がっかりしたが、事実が分からないので、これまで通り働くしかない」

 

県にはこれまでに県民などから46件の問い合わせがあり、職員が対応に苦慮しています。

 

さて今後の調査はどのように進んでいくのでしょうか。

 

県は3人の弁護士に依頼して調査を進めていて、その中で全庁職員およそ3500人を対象にした大規模な調査を行います。

 

具体的な調査方法は検討中としていますが、企業や自治体のハラスメント通報窓口を運営する「日本ハラスメント協会」の村嵜要代表理事によりますと、一般的なプロセスとしては、まずアンケート調査を行い、その後ハラスメントに該当するとみられる回答があった場合には、対面で聞き取りを行うそうです。

 

今回は県のトップによるハラスメントの疑いということで、企業などほかの組織とは違う点があるのですか。

 

知事の影響力の大きさや、地方ならではの話の広がりを恐れて、知っていても具体的な証言を避けるケースも考えられるといいます。

 

そうならないために、県が秘密を厳守する姿勢をしっかりと示すほか、アンケートを匿名で答えられるようにするのも、より多くの証言を集めるためには有効だということです。

 

内容が公表されるのはいつごろになるのでしょうか。

 

村嵜さんは5か月ほどかかると見ています。

 

と言いますのも、一般的にアンケート回答期間と内容の洗い出しにそれぞれ2週間。

 

その後対象者に話を聞くことになりますが、組織の規模が大きい分、日程調整と聞き取りに12か月かかる見立てで、報告書をまとめるのには1か月ほどかかるということです。

 

いずれにしても、県政の停滞と混乱を招かないためには、問題の究明を第一に、一日も早い事実関係の公表が求められます。

 

 

 

福井県知事の「セクハラ行為」通報、
情報提供求め県が職員6000人対象にアンケート

 

2025年10月24日() 6:40 読売新聞

 

 福井県の杉本知事からセクハラ行為を受けたとする県職員からの通報があった問題で、県は23日、警察官や教員を除く職員約6000人を対象にアンケート調査を始めた。回答期間は30日まで。

 

 県人事課によると、〈1〉杉本知事からセクハラ行為を受けたことがあるか〈2〉杉本知事によるセクハラ行為を見たり、相談を受けたりしたことはあるか――について、情報提供を呼びかける。

 

 内容は県が「特別調査委員」として調査を依頼した弁護士3人と相談して決めた。回答は弁護士に直接送付し、取りまとめや、回答者に聞き取りを行うかの判断に県は関与せず、特別調査委員に一任する。

 

 一方、共産党県委員会の佐藤正雄副委員長は23日、杉本知事による県民への誠意ある説明を求める要望書を中村保博、鷲頭美央両副知事に提出した。22日の県や杉本知事の説明では「(何があったのか)県民にはさっぱり理解できない」などとしている。

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