人格否定するような表現のメールを非常勤教員に送った県立大教授を戒告処分
…教授は「メールだけでなく対面で時間をかけて話すべきだった」
2025年10月29日(水) 14:53 読売新聞
高知県立大は27日、部下にパワーハラスメントをしたなどとして、看護学部の教授を戒告の懲戒処分とした。
発表によると、教授は2023年7~9月、同じ学部に勤務する非常勤教員へのメール3件の中で、人格を否定するような表現を用いた。また、教員から提出された勤務実績が実際より少なく申請されているのを知りながら修正しなかった。
教員が同年10月に学内の相談窓口に申し立てていた。教授は「メールだけでなく対面で時間をかけて話すべきだった」と話しているという。大学は教授の性別や年齢について、「個人の特定につながる」などとして明らかにしていない。
甲田茂樹学長は「パワーハラスメントは個人の人権を侵害する不当な行為であり、決して容認できない。防止対策を徹底し、全力で取り組む」とコメントした。
《カウンセラー松川のコメント》
SNSのメッセージ機能やメールでは文字での送信なので
同音異義語での誤解や「言った」「言わない」は避けられます。
しかし「あんな言動するなんてバカじゃない」と送信した時に、
「あなたらしくない言動に驚いている」と言う愛情が込められている
のか
「あなたは頭が悪い」と言う侮蔑の感情が込められている
のか、そこまでは明確にされていません。
これがメール等の難しい点です。
会話であれば、付け足しての説明や相手からの質問で
誤解を回避出来る機会はありますが、
一方的に送り付けられてしまうメール等では、
その機会が生まれないままに進展しまう場合も多々あります。
今般の加害者の弁にある
「メールだけでなく対面で時間をかけて話すべきだった」
これが本心なのか逃げ口上なのかは分かりませんが
少なくても私達は他山の石としたいものです。
被害者の方へ
今回の処分で円満解決となることを望んでおります。
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