2024年11月8日金曜日

「その程度の意見のぶつけ合いが『パワハラ』と問題とされると、議員はたまったものではありません」 パワハラ指摘された町議会議員 町長に損害賠償求める 自宅に無言電話や、頼んでいない品物が届き精神的被害と訴え

「その程度の意見のぶつけ合いが『パワハラ』と問題とされると、議員はたまったものではありません」
 パワハラ指摘された町議会議員 町長に損害賠償求める
 自宅に無言電話や、頼んでいない品物が届き精神的被害と訴え
 

 

2024年11月8日() 15:48 山陰放送

 

島根県美郷町の嘉戸隆町長が9月の記者会見で、「町議会議員が町職員に対してパワハラ行為を行った」旨の発表を行ったことについて、名指しされた議員が、「パワハラは断じてなく、名誉を棄損され精神的な被害を受けた」として、町長に対し、慰謝料など350万円の支払いを求める訴えを起こしたことを明らかにしました。

 

8日、記者会見を開き、美郷町の嘉戸町長に対し、訴えを起こしたことを明らかにしたのは、藤原みどり町議会議員です。

 

美郷町では、今年927日、嘉戸町長が記者会見を開き、「藤原議員が町職員に対して30分以上立たせたまま質問をしたり、大声で職員の態度や資質に関する発言を繰り返すなどのパワハラ行為があった」と発表しました。

 

会見した藤原議員らによりますと、町職員とのやりとりは教師用指導書の発注に関して、その経緯の説明を求める中で行われたもので、声が大きくなってしまったことは認めたものの、「職員の資質に関する発言は一切なく、パワハラではなかった」としています。

 

藤原みどり 町議会議員

「少し大きな声で口論もありましたが、その程度の意見のぶつけ合いが『パワハラ』と問題とされると、議員はたまったものではありません」

 

町長の会見後、藤原議員の自宅には無言電話がかかってきたり、頼んでいない品物が届いたほか、SNSでの誹謗中傷などもあったということです。

 

このため藤原議員は「精神的な被害を受けた」として、町長に対し、慰謝料など350万円の支払いを求めて松江地方裁判所に損害賠償請求の訴えを起こしたとしています。

 

藤原議員の訴えに対し、嘉戸町長は「訴状が届いていないのでコメントすることができません」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼町議が町職員にパワハラか 町長が会見開き謝罪求める 島根県美郷町
これの続報です。
ハラスメントは加害者の故意過失を問わないどころか、
加害者が行為を認識していなくても認定される場合もあります。
しかし、それは第三者等によって認定された場合であって、
被害者が「ハラスメントの被害を受けた」との表明だけで
「ハラスメントが行われた」と断定には及びません。
双方の認識違いもあるでしょうし、被害者の一方的な感覚の可能性もあります。
だから、被害申告だけで加害者を断定してしまうのも早計です。
今般の事案では果たしてパワハラが行われていたのか
認定には至っておりませんので、今後の成り行きを見届けるしかありません。


▼「差別」最多19.2% 労働相談1~10月553件 連合茨城

「差別」最多19.2% 労働相談110553件 連合茨城

 

2024年11月8日() 6:00 茨城新聞

 

連合茨城(久保田利克会長)7日、今年110月の労働相談件数が延べ553(349)だったとする調査報告をまとめた。相談内容別ではハラスメントなどの「差別等」が全体の19.2%を占め最多となり、パワハラなどに苦しむ労働者が減らない実情が明らかになった。

 

内容別では「差別」に次いで、「労働契約関係」が18.9%、「雇用関係」が15.5%で続いた。

 

連合茨城によると、「差別等」は男女差別、マタニティーハラスメント(マタハラ)、セクハラ、パワハラ、嫌がらせなどに分類されるが、中でもパワハラの相談が圧倒的に多いという。

 

同事務局は「パワハラはやっている側の自覚がない。新型コロナウイルス禍に関係なく、労働者からの相談はいっこうに減っていない」と指摘した。

 

業種別では「サービス」「製造」「医療・福祉」の順に多かった。年代別では、50代が36.1%で最多。3050代の世代で7割以上を占めた。性別は男性が50.4%、女性が49.6%

2024年11月7日木曜日

▼ジョッキでビール7杯「当時の記憶ない」…酒席でセクハラ 49歳男性教諭を減給処分 本年度懲戒18件目、県教委は不祥事防止強化へ体験型研修実施へ

ジョッキでビール7杯「当時の記憶ない」
酒席でセクハラ 49歳男性教諭を減給処分
 本年度懲戒18件目、県教委は不祥事防止強化へ体験型研修実施へ

 

2024年11月7日() 21:01 南日本新聞

 

 鹿児島県教育委員会は7日、同僚職員1人にセクシュアルハラスメントに当たる行為をしたとして、県立学校に勤務する男性教諭(49)を同日付で減給1カ月(給料月額と教職調整額の10分の1)とした。本年度の懲戒処分は18件目。被害者の性別などは明らかにしていない。

 

 教諭は今年、酒席の場で、深酔いした状態で被害者の手を握ったり、ほおを触ったりした。ビールをジョッキで7杯飲んだといい「当時の記憶はないが、飲み過ぎたことによるものと思う」と説明。学校は、被害者らの訴えで9月に事態を把握した。

 

 教職員課はハラスメントや不適切な指導について、有識者の知見を取り入れた参加型、体験型の研修を準備。早ければ12月中の実施を検討している。中島靖治課長は「引き続き学校や市町村教育委員会と連携し、不祥事根絶に取り組みたい」とコメントしている。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します

男性教諭(49)セクハラで減給1か月 2024年度18件目
令和以降最多大島地区の県立学校

 

2024年11月7日() 18:52 鹿児島読売テレビ

 

 同僚の体を触るなどのわいせつな行為を行ったとして県立学校の男性教諭(49)が減給1か月の懲戒処分を受けました。県内の教職員の懲戒処分は2024年度18件目で2019年度以降、最多となっています。

 

 減給1か月の懲戒処分を受けたのは、大島地区の県立学校の男性教諭(49)です。

 

 県によりますと、男性教諭は2024年、県内で酩酊した状態で同僚1人に対し、体を触ったり、性的な発言をするなど、セクハラを行ったということです。

 

 男性教諭は「ハラスメントに対する自身の認識の薄さから、被害者を不快極まりない状況に追い込んでしまい、誠に申し訳ありません」と話しているということです。

 

 県内の教職員の懲戒処分は2024年度18件目で2019年度以降最多となっています。

 

 県教育庁教職員課の中島靖治課長は、「セクハラは個人としての尊厳を不当に傷つける、許されない行為であることは、これまでも繰り返し、指導をしているところ、重ねて懲戒処分を行うこととなり誠に遺憾である」とコメントしています。

▼「人間として失効」「人間と思い込まされて育った」 50代の男性医師が部下に暴言繰り返す 大阪母子医療センター

「人間として失効」「人間と思い込まされて育った」
 50代の男性医師が部下に暴言繰り返す 大阪母子医療センター

 

2024年11月7日() 18:24 朝日放送

 

 大阪母子医療センターで産科主任部長を務める50代の男性医師は「人間としてとっくに失効している」などと部下に暴言を繰り返していました。

 

 第三者委員会の報告書によりますと、男性医師は、業務中の部下に対し、「人間としてとっくに失効しているだろう」「人間じゃないのに人間と思い込まされて育った」などど暴言を繰り返したということです。

 

 他にもたくさん休暇を取るなら重症例は任せられないといった発言や、当直できない日を入力したデータを抹消するなどして休暇の取得を妨害したといいます。

 

 退職者を含む医師36人中29人が精神的苦痛を受けた、または見聞きしたと述べていて、男性医師はパワハラを認めているということです。センターを運営する大阪府立病院機構は、男性医師の処分を検討するとしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「人間失効」大阪母子医療センター主任部長務める医師のパワハラ認定
 部下の約8割が精神的苦痛や暴言を見聞き

 

2024年11月7日() 19:10 毎日放送

 

大阪府和泉市にある大阪府立病院機構・大阪母子医療センターで、産科の主任部長が若手医師らに何度も暴言を浴びせ、パワハラと認定されたことが分かりました。

 

第三者委員会の報告書によりますと、大阪母子医療センターの産科で主任部長を務める男性医師は、事務手続きのメールを見落としていた若手医師に対し、「人間としてとっくに失効してるだろう」などと言ったり、地方で周産期医療に関わりたいという医師に対し、「(分娩の予約が来るのは)動物でしょう」などと言ったりしたということです。

 

第三者委員会はこれらがパワハラに当たると認定しました。部下の約8割、退職者を含む36人中29人が精神的苦痛を受けたり、主任部長の暴言などを見聞きしたりしたということです。

 

センターを運営する府立病院機構は、今後、主任部長の懲戒処分を検討するということです。

 

 

 

「人間として失効」部下の医師へパワハラ認定 大阪母子医療センター

 

2024年11月8日() 6:30 朝日新聞

 

 大阪府立病院機構が運営する大阪母子医療センター(和泉市)で、産科主任部長が部下の医師に「人間として失効している」などの暴言を日常的に浴びせ、機構が設置した第三者委員会がパワーハラスメントと認定したことが分かった。機構が7日に公表した第三者委の報告書で明らかになった。報告書は、病院側の対応も問題視している。

 

 報告書によると、パワハラ行為をしていたのは同センターの産科主任部長で50代男性。20184月に部長に就いた。

 

 産科主任部長は事務手続きのメールを見落とした部下の医師に対し、業務中に「人間としてとっくに失効してるだろう」「自分、本当に人間だったかなって確認してみたら?」と暴言を浴びせるなどした。これらの状況に、抑うつ状態になって退職した人や医師を諦めようとした人もいたという。

 

 また、部下が当直勤務ができない日などを入力していたデータを男性医師が無断で消したケースもあったという。

 

 産科主任部長の部下の医師36人(退職者含む)のうち、8割にあたる29人が精神的苦痛を受けたり暴言などの様子を直接見聞きしたりしたという。機構は今後、産科主任部長の処分を検討する。

 

 報告書は、パワハラ行為の訴えがあったにもかかわらず、適切な調査を進めなかった機構や病院の対応を問題視した。

 

 産科主任部長の言動などをめぐっては、225月、「厳しい指導が原因と思われる、特に若手医師の休職、離職が目に余る」などと機構に公益通報があった。ただ内部調査ではパワハラと認定されず、産科主任部長は書面での注意にとどまった。

 

 だがその後も、パワハラを受けたとする公益通報が2度あった。今年3月、医師有志が実名で機構の理事長にパワハラについての記録を提出。すると機構は第三者委を設置し、調査を進めた。

 

 報告書では病院側が「客観的な証拠(録音やメールなど)の入手にむけて積極的に動いた形跡はうかがわれない」「主任部長へのヒアリングはわずか25分間で終了している」などと指摘。「公益通報について、適切かつ実効的な対応が行われたとは考えられない」としている。

 

 機構の担当者は朝日新聞の取材に「対応が不十分だったと認識している。第三者委の改善案を全て確実に実行する」と話した。(西晃奈)

 

 

 

「人間としてとっくに失効してるだろう」
大阪母子医療センターの主任部長が部下にパワハラ

 

2024年11月8日() 1:06 関西テレビ

 

大阪母子医療センターの産科主任部長の言動がハラスメントと認定されました。部下の医師たちに「人間として失効」などと暴言を吐いていたということです。

 

ことし3月、大阪母子医療センターの産科主任部長からパワハラを受けたなどと訴える書面が大阪府立病院機構に提出されました。

 

外部弁護士が調査した結果、部長は、部下の医師に対し、「人間としてとっくに失効してるだろう」、「人間じゃないのに人間と思い込まされて育った」などと発言していたことが分かりました。

 

■「当直できない日」の申請を無断で消すハラスメントも

部長は医師が、「当直できない日」として申請したデータを無断で消すなどもしていて、医師36人のうち29人が精神的苦痛を受けた、パワハラを見聞きしたと回答したということです。病院機構は今後、処分を検討するとしています。

 

 

 

パワハラに号泣し「医師をやめよう」と思いつめた部下も
…産科主任部長「人間としてとっくに失効」などと暴言

 

2024年11月7日() 14:00 読売新聞

 

 大阪府立病院機構が運営する大阪母子医療センター(大阪府和泉市)で、産科主任部長を務める男性医師が部下に「人間として失効している」といった暴言を日常的に浴びせるなどした言動について、第三者調査委員会がパワーハラスメントと認定したことが、機構関係者への取材でわかった。調査報告書が7日公表される。機構は今後、懲戒委員会を開き、男性医師らの処分を検討する。

 

 この男性医師は50歳代。妊娠中に胎児の病気を治す「胎児治療」が専門で2010年にセンターに着任し、18年4月に産科主任部長に就任した。

 

 今年3月に複数の医師が具体的なパワハラ内容を記した文書を機構の遠山正彌(まさや)理事長に提出し、調査を直訴。機構が外部弁護士ら3人で作る調査委員会を設置した。関係者に聞き取りを行ったところ、退職者を含む部下の医師計36人のうち8割にあたる29人が実際に精神的苦痛を受けたり、不適切な言動を見聞きしたりしていた。

 

 報告書によると、主任部長は業務中の会話で、部下に「人間としてとっくに失効しているだろう」「人間じゃないのに人間と思い込まされて育った」などの侮辱や、地方での産科医療を志す医師に「(分娩(ぶんべん)の予約が来るのは)動物でしょう」などの暴言を日常的に繰り返した。

 

 他の医師がいる前で執拗(しつよう)に罵倒した結果、抑うつ状態になって退職に追い込まれた医師や、その場で号泣して「医師をやめよう」とまで思い詰めた医師もいた。

 

 さらに、部下が「当直できない日」として勤務システムに入力したデータを無断で消すなどし、休暇の取得を妨害した。

 

 調査委は、これらの言動をパワハラと認定し、「主任部長の言動が大きな原因となり、職場環境が害されている」と指摘した。聞き取りに対して、主任部長は「冗談のつもりだった」などと述べているという。

 

 主任部長のパワハラ行為については22~23年にも3回、機構に公益通報が寄せられていた。

 

 しかし、1回目の通報後に実施されたセンターの事務職員による聞き取りなどで「パワハラとは認定できない」と結論付け、病院トップの倉智博久総長が主任部長に注意しただけで終わり、パワハラは継続した。2、3回目の公益通報についても調査は進んでおらず、今回、医師らが上部機関トップの遠山理事長に直訴し、ようやくパワハラ認定に至った。

 

 同センターは産科・小児科医療では国内トップクラスの中核施設で、高度医療の習得のため全国の大学病院が若手医師を数年間派遣している。

▼バインダーで殴るなどして後輩隊員2人にケガ 9人に暴行や暴言 50代の防衛技官を停職の懲戒処分 芦屋基地

バインダーで殴るなどして後輩隊員2人にケガ 9人に暴行や暴言
 50代の防衛技官を停職の懲戒処分 芦屋基地

 

2024年11月7日() 17:16 福岡放送

 

航空自衛隊芦屋基地は7日、バインダーで殴るなどして後輩隊員2人にケガをさせたほか、9人に対し暴行や暴言を伴う不適切な指導があったとして、50代の防衛技官を停職5か月の懲戒処分にしました。

 

懲戒処分を受けたのは、学生教育を実施する第3術科学校業務部の50代の防衛技官です。

 

芦屋基地によりますと、技官は20238月、後輩隊員をバインダーで殴り全治1週間の打撲を負わせました。

 

この後輩が上司に報告し、基地で聞き取りをしたところ、20226月ごろから20238月ごろにかけて別の後輩隊員1人を複数回殴ってケガをさせたほか、9人に対して日常的に侮辱的な暴言や頭をたたいたり、足で蹴るなどの暴行を加え、高圧的な行動で萎縮させるなどの不適切な指導が確認されたということです。

 

技官は「業務に関する認識の行き違いで激高してしまった。高圧的とは認識していなかったが調査を通じてパワハラにあたると認識し反省している」と話しているということです。

 

当時の上司だった50代の3等空佐についても、口頭注意のみで報告を怠ったとして減給30分の11か月の懲戒処分としました。

 

芦屋基地は「ハラスメントは隊員の尊厳や人格を傷つけ、信頼関係を壊す容認できない行為で、国民の期待を裏切ることがないよう指導を万全にしていく」とコメントしています。

▼建設現場で重傷傷害事件も捜査難航→当時”パワハラで怖くて言えなった”同僚が退職後に証言 35歳建設会社役員の男を逮捕

建設現場で重傷傷害事件も捜査難航
→当時”パワハラで怖くて言えなった”同僚が退職後に証言
 35歳建設会社役員の男を逮捕

 

2024年11月7日() 16:46 RKB毎日放送

 

今年1月、福岡県久留米市の建設現場で部下の男性(24)の側頭部を蹴ったりパイプいすを投げつけたりする暴行を加え骨折などの重傷を負わせたとして35歳の建設会社役員の男が逮捕されました。

 

目撃情報が得られなかったため捜査は難航していましたが、男を恐れて証言できなかった同僚たちが退職し、捜査に協力したため、容疑が固まったということです。

 

傷害の疑いで逮捕されたのは佐賀市大和町に住む建設会社役員・狭間浩容疑者(35)です。

 

狭間容疑者は

1)今年111日に久留米市荘島町のマンションの建設現場で当時部下だった男性(当時24)の側頭部を蹴って頸椎を捻挫させ疑い

2113日に同じ建設現場で当時部下だった男性(当時24)にパイプいすを投げつけ指を骨折させた疑いが持たれています。

 

警察が7月から10月にかけて実施した捜査では当時、現場にいた同僚たちから証言を得ることができませんでしたが、同僚たちが退職後に捜査に協力したため狭間容疑者の関与が浮上ししました。

 

警察によりますと証言をした同僚たちは、”パワハラ気質の上司で怖くて本当のことが言えなかった”という趣旨の話をしていたということです。

 

取り調べに対し、狭間容疑者は黙秘しているということです。

▼130件のセクハラ、パワハラ認定 社福法人「グロー」訴訟の判決で分かった違法行為の全貌

130件のセクハラ、パワハラ認定
 社福法人「グロー」訴訟の判決で分かった違法行為の全貌

 

2024年11月7日() 13:58 産経新聞(野瀬吉信)

 

障害者の文化芸術活動推進に取り組む社会福祉法人「グロー」(滋賀県近江八幡市)の前理事長、北岡賢剛氏(66)。かつて厚生労働省社会保障審議会障害者部会委員や内閣府障害者政策委員会委員も務め、障害者福祉業界では広く知られる人物だ。その北岡氏から性暴力やセクハラ、パワハラを繰り返し受けたとして、元職員の女性2人が北岡氏とグローを相手取って計5254万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁(野口宣大(のぶひろ)裁判長)は1024日、北岡氏とグローに慰謝料など計660万円を支払うよう命じた。詳報する。

 

■「性欲実現のため」

「約130のセクハラ、性暴力。だいたい、重要なところは認められている」

 

判決後、記者会見した原告側の笹本潤弁護士が評価したように、北岡氏の長期に及ぶ2人の原告への行為は、裁判所によって「性的欲求を実現させるため」の行為と認められ、「人格的利益を違法に侵害する不法行為」と断罪された。

 

判決によると、北岡氏は原告の木村倫さん(仮名)に対し、平成248月ごろから、「抱きしめたい」などと記したメールを送信するようになり、その後、常態化。さらに、約7年の長期間にわたり、タクシー内で尻を触るなどの不法行為を繰り返した。

 

原告の鈴木朝子さん(同)に対しても、「好きです」といったメールを送信したほか、2611月と276月ごろには、ホテル内で性加害行為に及んだ。

 

■時効「3年」の壁

ただ、鈴木さんへの最後の行為は276月ごろ。提訴時までに3年の消滅時効が完成しているとして、北岡氏への請求は認められなかった。一方で、鈴木さんについては、使用者のグローに対し、安全配慮義務違反があったとして、440万円の賠償を命じた。

 

判決後、木村さんは消滅時効の壁について「なぜ性暴力やハラスメント被害のように時間を要する問題に対して、消滅時効3年の枠内で戦わなければならない仕組みになっているのか」と疑問を呈した。そのうえで「被害者は、被害から逃れ、自分を守るだけで精いっぱい。被害を訴えるには時間がかかる場合が多い。時効の壁が性暴力やハラスメントの実情にそぐわないことを、この裁判を通じて痛感した」とし、現実に即した法整備や制度が議論されるべきだと訴えた。

 

■安すぎる慰謝料

北岡氏の行為を違法とし、約130のセクハラ、パワハラ、性加害行為も事実認定したにも関わらず、裁判所の金銭的評価は計660万円だった。請求額計5254万円と比較し、あまりにも開きが大きい。

 

判決後に会見した原告側の角田(つのだ)由紀子弁護士は「『人格的利益を違法に侵害した』と認めながら、慰謝料が安すぎる」と強い不満を表明。「『人格的利益』が大事なものと認識されていない。男性の発想でしかなく、考え直してほしい。この慰謝料ではまったく制裁にならない。日本の裁判所はゆるやかな認定しかできず、不十分。もう少し、裁判所はまじめに考えてほしい」と批判した。

 

■「控訴せず謝罪を」

東京地裁の判決を受け、グローの牛谷正人理事長は、ホームページ上で、北岡氏の行為について「社会福祉法人の理事長としての自覚と責任を欠いた極めて不適切な行為が含まれていた」と批判。その上で、弁護士や有識者らで構成する外部評価の整備など法人運営の健全化を図るとした。

 

一方、市民団体「社会福祉法人グローにおける性加害問題を考える会・滋賀」は1日、グローを訪れ、賛同者から集めた15990筆分の署名を手渡すとともに、「控訴をせず、速やかに責任を認めて原告に謝罪するように」と要求した。

 

また、同会は県に対し、グローを県立施設の指定管理者に選定し、女性活躍推進企業に認定してきたことを猛省し、女性活躍推進企業認定については直ちに取り消すことを求めている。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月24日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: グロー損賠訴訟 前元理事長らに660万円の支払い命じる 元職員に性暴力やセクハラ
これの続報です。



2024年11月6日水曜日

同僚の顔に落書き、「死にたいの?」と暴言…小田原市職員4人を処分

同僚の顔に落書き、「死にたいの?」と暴言…小田原市職員4人を処分

 

2024年11月6日() 21:51 神奈川新聞

 

 同僚の顔に水性ペンで落書きしたり、部下に暴行を加えたりしたなどとして、小田原市と市消防本部は6日、職員4人を減給や戒告の懲戒処分にしたと発表した。市では職員の処分が相次いでおり、昨年11月からの1年間で懲戒処分者は計15人となった。

 

 市によると、小田原消防署の50代男性係長は2012年度の職員勉強会で、勉強内容の覚えが悪かった同僚男性職員の顔にアニメのキャラクターが顔に付けているマークをほおや額に書いたほか、着替えをしている別の男性職員の背中をロープでたたいた。

 

 同署の40代男性主査は14、15年度に後輩職員の指導中、間違えると「死にたいの?」と声を掛け、肩を殴るなどの暴行を加えた。都市部の50代男性係長は17年度に部下の職員のネクタイ付近を引っ張るなどの暴行を加えた。市はこの3人を減給10分の1(1カ月)の処分とした。また同署の別の50代男性係長は23、24年度に男性部下2人に過度の叱責(しっせき)をしたとして戒告処分とした。

 

 市と市消防本部は22年3月以降、職員を対象にハラスメントに関するアンケートを7回実施。23件のハラスメント行為を確認した。今回処分された4人のうち3人はアンケートをきっかけに行われた調査で判明した。

 

 市は「過去のハラスメントにも毅然(きぜん)とした態度で臨む」としている。 


《カウンセラー松川のコメント》

50代男性係長について:
研修内容を覚えない受講者が悪いのでしょうけど、
顔に落書きは悪質と言うより低質です。
暴行ではない点が、まだマシな程度でしょうか。
しかし、更衣中にロープで叩くのは、尋常ではないですね。
全て「シャレ」で済まそうと思ったのかも知れませんが、
それならば発想が幼稚です。

被害者の皆様へ
いい大人になって、こんな仕打ちを受けるのも
嫌と言うより恥ずかしいですよね。
しかし、それを受け流していると、新たな被害者を生みますので
きちんと申告して、パワハラを断ち切る助力をお願い致します。


40代男性主査について:
公安職は人の生命に直接関わる仕事なだけに
「死」について軽々しい発言は特に控えて欲しいです。
例え内々だとしても、その様な発言をしてしまうならば、
それは、咄嗟に外部への発言に至る可能性もあるからです。
軽口のつもりだとしても、言って良い事、悪い事があります。
もう、社会に出て20年近く経っているのですから、
その程度の分別もつかないのでは、社会人失格です。

被害者の皆様へ
言葉の暴力、身体での暴力。
同じ職場に居て欲しくない、嫌な相手だったと思います。
人は簡単には変わりませんから
再発も警戒した方が良いかも知れません。
また被害に遭ったり、見聞きしたら、遠慮なく手順を踏む事が
職場にとって最善です。


50代男性係長について:
多少古い事案ですが、行為が事実ならば「それは時効」と思わず
しっかりと責任を取ってください。

被害者の皆様へ
古い事案であっても、申告をして、風化をさせない様にしましょう。
やって悪い事は、加害者にきちんと認識をしてもらう事も
再発防止の一環になりますから。


別の50代男性係長について:
過度の叱責については客観的な判断です。
行為者としての認識はどうだったのでしょうか?
加害者の反省と改善は必要ですが、
その前に行為の認識次第では、反省や改善が為されない場合もあります。
ニュースでは不明な部分が多いのが残念です。

被害者の皆様へ
過度の叱責に至った経緯が不明なのですが、
客観的に見て「パワハラ」と認定されたのですから、
今後は同様の事が起きないはずです。
しかし、再発する可能性もありますので、
被害を受けたら、相談や申告することをお勧めします。

「奴隷工場です…残業代払われずパワハラ受けます」かつての勤務先に“信用棄損”の文書をファックス送信の疑い 57歳の男を逮捕

「奴隷工場です…残業代払われずパワハラ受けます」
かつての勤務先に“信用棄損”の文書をファックス送信の疑い
 57歳の男を逮捕

 

2024年11月6日() 21:06 毎日放送

 

奈良県大和郡山市内のコンビニエンスストアで、過去に勤めていた会社の信用を毀損するような文書を会社の関係先にファックスで送ったとして奈良県山添村の派遣社員の男が逮捕されました。

 

信用毀損の疑いで逮捕されたのは、奈良県山添村の派遣社員・北出晋嗣容疑者(57)です。

 

警察によりますと、北出容疑者は今年7月に奈良県大和郡山市内にあるコンビニでプリンターのファックス機能を使い、自身が4年前まで勤めていた金属加工会社を名指したうえ、「奴隷工場です。労働者の権利は一切認めません」「残業代は支払われず、パワハラを受けます」などと記載した文書を、会社の取引先や労働基準監督署など計6か所に送信し、会社の信用を毀損した疑いがもたれています。

 

北出容疑者は20183月に金属加工会社に入社しましたが、仕事上のミスやトラブルが続いたことから、約2年後に懲戒解雇となっていました。

 

警察は1025日、被害にあった会社から告発状を受理し捜査を開始。会社への調査で北出容疑者への処分に問題がなかったことを確認したほか、文書を受け取った取引先などにも聞き取りを行っていました。

 

捜査の結果、北出容疑者の送信した文書が会社の信用を毀損し、企業活動に影響を及ぼす可能性があると判断して逮捕に至ったということです。

 

警察の調べに対し北出容疑者は、「弁護士が来るまで、何も話すことはありません」と容疑を否認しています。

 

警察は犯行の動機などについて調べを進めています。


《カウンセラー松川のコメント》

この事件はパワハラではなく、虚偽のパワハラ事案を流布した事案です。
解雇された恨みとは言え、ニュースからだと逆恨みの様です。
この様にパワハラをでっち上げることも可能な時代になりました。
他者からの情報については信憑性を疑い、確認する必要が有ります。

▼なでしこ2部「ディオッサ出雲」のブラジル人選手がセクハラ・パワハラ被害訴え クラブ側は一部否定

なでしこ2部「ディオッサ出雲」のブラジル人選手が
セクハラ・パワハラ被害訴え
 クラブ側は一部否定

 

2024116日(水) 18:45 さんいん中央テレビ

 

なでしこリーグ1部昇格を目指すチームの中で何が起きているのでしょうか。

出雲市の女子サッカーチーム「ディオッサ出雲」のブラジル人選手2人が、チーム関係者からセクハラにあたる発言や差別的な発言を受けたとして、代理人弁護士とともに記者会見を開き、被害を訴えました。

一方で、クラブ側も会見を開き、一部事実ではないと反論しました。

 

選手の主張(通訳):

「私たちは権力の乱用などによって苦しむため、あるいはいじめの奴隷になるために来たのではありません」

 

被害を訴えているのは女子サッカー・なでしこリーグ2部の「ディオッサ出雲FC」のブラジル人選手の2人です。

 

11月6日、出雲市役所で代理人弁護士と通訳とともに会見を開きました。

代理人弁護士の説明によると2人が訴える被害は大きく3点です。

 

1つ目は、監督・コーチらによるセクハラや差別的発言。

選手側の主張によると2人が入団したおととし8月からチーム活動を離脱した今年8月までの間、チームの監督がミスをした2人に対して練習中や試合中に何度もポルトガル語で男性器を意味する言葉などを投げかけたほか、コーチからは2人が日本語の指示を理解できない事に対し、「こいつら分かってんの」などとあざ笑う発言があったとしています。

 

2つ目は、通訳を帯同させなかった契約違反です。

入団時の契約では練習と試合のときには通訳を手配する義務がクラブ側にあったにもかかわらず、短期間しか手配しなかったと主張しています。

 

3つ目は監督によるパワハラ発言です。

2人近いチームの関係者がクラブ側に対して通訳の帯同を求めたところ、監督から「そうしたことを求めるなら2人を試合に起用しない」といった旨の発言があったとしています。

 

これらの問題から2人はリーグ戦途中の今年8月を最後にチームを離脱していて、心療内科に通院し、うつ状態と診断されたとしています。

 

代理人弁護士:

「お二人はクラブに残りたいというのが私が伺っている最新の意思ですね。分断されている選手たちにきちんとした説明会を開いてほしい。その上で環境改善がなされたチームに戻りたい、というところでございます」

 

2人は代理人弁護士を通じて監督、コーチの解任や環境改善を求めてきましたが、クラブ側にその意志がみられなかったことから6日付でクラブが所属する日本女子サッカーリーグにクラブと関係者の処分を求める内容の書面を提出したということです。

 

そのうえで、今後のクラブの対応によっては、出場機会を奪ったことへの損害賠償や精神的苦痛に対しての慰謝料を求めた訴訟の提起も視野に入れているとしています。

 

一方、この会見後、クラブ側も同じ場所で会見を開き、クラブ側の考えを述べました。

まず2つ目の通訳を帯同させなかった点については…。

 

NPO法人・ディオッサスポーツクラブの理事長:

「試合の時も100%つけていたという状況ではなかったという部分は、クラブとしては認めざるを得ないところでございます」

 

通訳の帯同が不十分であった点を認め、契約不履行に対する損害賠償請求に応じる考えを示しました。

一方で、その他の選手側の主張については一部反論しました。

 

まず一つ目の監督・コーチによるセクハラや差別的な発言について、クラブの内部調査では性的な意味を持つポルトガル語はミスをした時などによく使われるスラングのような言葉であり、差別の意図をもって選手に発言したものではないと主張していますまた、コーチが2人をあざ笑う発言もなかったとしています。

 

また、3点目の監督によるパワハラ発言についても、「チーム内で解決できることを監督を交えずに相談するという対応は順番が違っており、そういうことをされると選手が起用しにくくなる」という意図で発言したと主張しています。

 

NPO法人・ディオッサスポーツクラブの理事長:

「仲が良かったのに、なんでこうなってしまったのか非常に不思議でならない」

 

クラブ側は現在、日本女子サッカーリーグから指摘を受けて追加調査を実施していて、この調査を踏まえパワハラやセクハラについて事実が認定されれば関係者の処分を検討するとしています。

 

 

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なでしこリーグ2部チームでセクハラか
 ブラジル人選手2人が訴え

 

2024年11月6日() 20:00 朝日新聞(中川史)

 

 島根県出雲市を拠点とする女子サッカーチーム「ディオッサ出雲FC」(なでしこリーグ2部)に所属するブラジル人選手2人が6日、監督とコーチからセクハラやパワハラを受けたり、通訳を付けてもらえなかったりしたなどとして、日本女子サッカーリーグに告発文を送った。リーグや日本サッカー協会に対し、一定期間のクラブの活動停止や関係者の処分などを求めている。

 

 2人はMFのスペナザット・ラウラ選手(26)とFWのタイス・フェヘ選手(25)。代理人弁護士によると、2人は20228月の入団当初から練習や試合の際、監督からポルトガル語で性的な言葉を投げかけられたという。また、コーチ2人からも嘲笑、舌打ちされるなど侮辱的な言動を受けたとしている。

 

 さらに、2人との契約では練習や試合に「帯同する通訳を手配」する義務がクラブ側にあるのに果たさなかったという。

 

 2人は今年7月下旬に心療内科で診察を受け、急性ストレス反応(うつ状態)と診断され、チームを離脱して通院中だという。診断書には「監督からの圧力による影響が大」と記されているという。

 

 この日、出雲市内で会見を開いた2人は「女性プレーヤーが心理的虐待や精神的健康上の問題に直面しているのは憂慮すべきこと」「試合に出られないことでメンタルが悪化する」「(解決すれば)クラブに残りたい」などと訴えた。

 

 クラブにも謝罪と説明、監督の交代やコーチの処分、通訳帯同の義務に反した債務不履行の損害賠償などを求めている。代理人弁護士は「今後の対応によっては訴訟も提起したい」と述べた。

 

 一方、クラブ側もこの日に会見を開き、運営法人の渡部稔理事長が、選手からの訴えに対する調査状況を説明。監督は8月のクラブのヒアリングに対し「(セクハラ発言は)言っていない」と話したが、10月末からの弁護士を介したヒアリングでは「一部の発言はあったが、選手には言っていない。個人的に発したことはある」と話したことを明らかにした。引き続き調査を続けるという。

 

 また、通訳帯同義務の不履行については「通訳者を探すのが難しかった」(渡部理事長)と事実を認め、125万円の損害賠償をする意向を選手側に伝えているという。

 

 

 

なでしこL2部・ディオッサ出雲のブラジル選手
「奴隷になるために来たわけではない」
…セクハラ・パワハラなど「告発文」

 

2024年11月7日() 7:44 読売新聞

 

 女子サッカーなでしこリーグ2部「ディオッサ出雲FC」のブラジル人選手2人が6日、島根県出雲市内で記者会見を開き、練習や試合中に監督やコーチからセクシュアル・ハラスメントやパワー・ハラスメント、差別的な発言を受けたとして、代理人弁護士を通じて一般社団法人「日本女子サッカーリーグ」に「告発文」を提出したと明らかにした。

 

 2人は、2022年8月に入団したスペナザット・ラウラさん(26)、フェヘ・タイスさん(25)。

 

 代理人弁護士によると、2人は入団当初から練習などでミスをした時に、監督からポルトガル語で性的な言葉や侮辱的な暴言を吐かれ、抗議をしても聞き入れられなかったという。さらに、練習や試合時に通訳を帯同させるとした契約もほぼ守られなかったなどとしている。

 

 2人は、クラブチーム内で問題の解決にあたる「ウェルフェアオフィサー」と呼ばれる担当者に相談。この担当者が監督に改善を求めたところ、「だったら(2人を試合に)使わないよってなっちゃう」などと発言されたという。

 

 2人は今年7月にうつ状態と診断され、8月にチームを離脱。この日の会見で「いじめの奴隷になるために来たわけではない」「試合に出られないのがつらい」などと訴えた。クラブ側の環境が改善されなければ、損害賠償請求訴訟も検討するという。

 

 一方、クラブチームを運営するNPO法人「ディオッサスポーツクラブ」も6日、同市内で記者会見を開き、「監督らはパワハラ、セクハラはなかったとしている」と主張した一方、通訳を帯同させなかったことについては一部を認めた。

 

 同法人の渡部稔理事長は「通訳の配置など努力はしていたが、十分な対応が出来ていなかったことを反省している」と話した。

2024年11月5日火曜日

▼南城市の古謝市長 強制わいせつ容疑で書類送検 元運転手の女性へのセクハラ疑惑

南城市の古謝市長 強制わいせつ容疑で書類送検
 元運転手の女性へのセクハラ疑惑

 

2024年11月5日() 18:31 沖縄テレビ

 

被害の訴えから2年近く、現職市長が書類送検される事態となりました。公用車の元運転手の女性にわいせつな行為をした疑いで警察は5日、南城市の古謝景春市長を書類送検しました。

 

古謝市長は202212月の夜南城市知念を走行していた公用車の車内で当時運転手を務めていた女性の胸を触るなどした強制わいせつの疑いが持たれています。

 

警察は女性からの被害届を受け古謝市長や関係者から事情を聴くなどして捜査を進め5日午前、書類送検しこの中では起訴を求める厳重処分の意見をつけました。

 

古謝市長は取材に対し「これまで通り疑惑に関する内容を否認するとともに引き続き無実を証明していく」とコメントしています。

 

一方、女性の訴えが虚偽告訴罪にあたるとして市長の家族が刑事告発した件についても書類送検しましたが、警察は起訴を求めていません。

 

書類送検を受け、女性は代理人を通じて「ようやく送検されたのかという思いです。受けた被害に加え、そのあとも加害者からの個人攻撃がなされ今でも外を歩くのが怖いくらいです。このような被害の深刻さを理解してほしいです」とコメントしています。

 

 

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職員へのわいせつ容疑、南城市長を書類送検
 市長は「無実証明する」

 

2024年11月5日() 17:36 朝日新聞(小野太郎)

 

 公用車の運転手だった女性にわいせつな行為をしたとして、沖縄県警は5日、南城市の古謝景春(こじゃけいしゅん)市長(69)を強制わいせつの疑いで那覇地検に書類送検した。県警によると、起訴を求める「厳重処分」の意見をつけたという。

 

 古謝氏は「疑惑に関する内容を否認するとともに、引き続き無実を証明していく」と市秘書防災課を通じてコメントした。

 

 県警によると、古謝氏は2022129日夜、市内を走行中の公用車内で、運転手の女性にわいせつな行為をした疑いがある。県警は直後に女性から被害申告を受け、古謝氏らに聴取してきたという。

 

 女性は今年2月、古謝氏や市に損害賠償を求めて提訴。訴状によると、女性は227月に市と業務委託契約を交わし、翌月から古謝氏の公用車に乗務。女性は直後から、古謝氏から「一緒に風呂に入るか」といったセクハラ発言を繰り返し言われたとし、2212月には忘年会帰りの車内で胸を強くつかまれた、などと訴えている。

 

 一方、古謝氏の親族は今年9月、女性を虚偽告訴罪で刑事告発したが、県警は5日、この告発についても那覇地検に書類送検した。こちらは、女性の起訴を求めない「しかるべき処分」の意見をつけたという。

 

 古謝氏は06年から南城市長を3期務めた後、18年に落選。221月に再び当選した。




2024年11月2日土曜日

▼再任希望した部下に「代えるのはめちゃめちゃ簡単」…国立循環器病研究センター理事長のパワハラ、第三者チームが認定

再任希望した部下に「代えるのはめちゃめちゃ簡単」
…国立循環器病研究センター理事長のパワハラ、第三者チームが認定

 

2024年11月2日() 14:34 読売新聞

 

 国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)の大津欣也理事長が部下に対して行った言動が、第三者による調査チームからパワーハラスメントと認定されていたことが、センター関係者への取材でわかった。近くセンターの理事会で報告される。同センターのトップである理事長の任命者は厚生労働相で、今後、厚労省が対応を検討する見通し。

 

 関係者によると、今年3月、部長ら複数の職員が大津理事長からパワハラを受けたとする内部通報があった。センターの委託を受けた外部弁護士らのチームが調査し、このほど報告書がまとまった。

 

 大津理事長は2022年9月、任期満了を控えた部長(当時)に別部門への異動を打診した。部長が再任を希望すると、「理事長の考えに『うん』と言わない人を次の部長に選ぶかどうかは別の話」「(部長を)代えるのはめちゃめちゃ簡単」といった趣旨の発言をし、結果として部長は配置転換に応じた。

 

 報告書は、センター運営や人事を巡る大津理事長の複数の発言について、優越的な関係を背景とし、業務上必要かつ相当な範囲を超える言動で、パワハラに該当すると結論づけているという。

2024年11月1日金曜日

▼職員34人がパワハラの訴え 音声データの提供も  鹿角市 関市長パワハラ調査第三者委員会

職員34人がパワハラの訴え 音声データの提供も
  鹿角市 関市長パワハラ調査第三者委員会

 

2024年11月1日() 17:51 秋田放送

 

鹿角市の関厚市長の言動がパワーハラスメント=パワハラにあたるかどうかを調べる第三者委員会の2回目の会合が開かれました。市役所の職員に実名で行ったアンケートの結果が報告され、34人の職員がパワハラを訴え、このうち9人からは音声データを提供する意思が示されたことがわかりました。

 

鹿角市の関厚市長をめぐっては、7月に職員に無記名のアンケートをしたところ、回答した257人の約3割が「パワハラを受けた」あるいは「受けてはいないが目撃した」と答えました。

 

これを受けて、鹿角市は、関市長の言動がパワハラにあたるかどうかを調べる第三者委員会を立ち上げました。

 

委員会は先月、職員に実名でアンケートを行い、その結果が1日、非公開で行われた会合で報告されました。

 

会合終了後に山口謙治委員長が取材に応じました。

 

 

第三者委員会 山口謙治委員長

「ハラスメントの度合いが大きいと思われるものですとか、あるいは、これはハラスメントっていう枠の中には入ってこないんじゃないかというようなものを除くとか、非常に抽象的な言い方で申し訳ないんですけども、そういうこう選別の仕方をしています」

 

山口委員長によりますと、34人の職員がパワハラを訴えるなどの回答をしていました。

 

パワハラの具体的な内容も50件寄せられていて、会合で、調査対象とすべきものとして約15件に絞りこみました。また、34人のうち9人からは音声データを提供する意思が示され、すでに数件提出されているということです。

 

第三者委員会は、音声を確認したうえで今月中に職員への聞き取りを行います。来月には、関市長への聞き取りも行い、双方の説明などをもとにパワハラにあたるかどうかを判断する方針です。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月11日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼関市長のパワハラを調査する第三者委員会が初会合 職員の記名アンケートや聞き取り 市長の聞き取りにむけスケジュールなどを確認  鹿角市
これの続報です。




 

「お前は消防士とちゃう」机叩き理不尽な叱責 パワハラ副署長を処分 落ち込む消防士 心配した同僚が通報

「お前は消防士とちゃう」机叩き理不尽な叱責
 パワハラ副署長を処分
 落ち込む消防士 心配した同僚が通報

 

2024年11月1日() 16:16 関西テレビ

 

大阪府の泉南消防署の副署長が後輩にパワーハラスメントをしたとして、戒告の懲戒処分となりました。

 

消防によると、泉南消防署の53歳の副署長は、去年12月からことし7月にかけて同じ消防署に勤務する後輩の職員3人(Aさん、Bさん、Cさん)に対して、パワハラをしたということです。

 

■後輩のDさんを引き合いに出し「Dやったらこんなことになってないわ」

副署長は、火災の消防活動についてAさんに指導した際、周囲に同僚がいる中で、Aさんの後輩にあたるDさんを引き合いに出し、「Dやったらこんなことになってないわ」と発言しました。

 

■机叩きながら「理不尽な叱責」 自分の意に反する発言「(消防士を)辞めた方がいい」

またBさんについては、救急活動中のBさんの判断が適切だったにも関わらず、副署長は、その判断に異を唱えて、机を叩きながら『理不尽な叱責』を行ないました。

 

さらに、Bさんから事案の報告を受けた際、その受け答えが自分の意に反する内容であったため、「お前とは合わん。(消防士を)辞めた方がいいんちゃうか」と発言しました。

 

■「そんなもんも答えられへんのか。お前は消防士とちゃう」

 

Cさんに対しては、機械の操作ミスをした際に、同僚が周囲にいる中で「一番悪いのはCや」と糾弾しました。

 

このほかにも、Cさんが事務決裁に関して副署長からの質問に答えられなかった際に「そんなもんも答えられへんのか。お前は消防士とちゃう」と言い放ちました。

 

■落ち込む同僚を心配した消防士がハラスメント相談窓口に通報

Aさんが職場で極端に落ち込んでいるのを心配した同僚の消防士が、泉州南広域消防本部に設置されたハラスメント相談窓口に通報し、一連のパワハラが発覚したということです。

 

副署長は「自分自身の威圧的、不適切な発言に反省している」と話しています。

 

副署長の懲戒処分を受けて、泉南消防署は今後、外部の講師によるパワハラ防止のための研修を実施する予定です。

 

 

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部下に「辞めたほうがいい」
 消防署の副署長、パワハラで処分 大阪

 

2024年11月2日() 9:04 毎日放送(中村宰和

 

 大阪府の泉州南広域消防本部は1日、部下の職員に対し、不適切な発言を繰り返すパワーハラスメントをしたとして、泉南消防署の男性副署長(53)を戒告の懲戒処分とした。

 

 同消防本部によると、副署長は2023年12月~24年7月に複数の職員に対し、「お前とは合わない。辞めたほうがいい」「そんなこともわからないのか。お前は消防士とは違う」などと発言した。机をたたいたり、同僚5、6人を集めて「一番悪いのはお前だ」と厳しく注意したりする場面もあった。聞き取りに対し、副署長は「指導の一環だった。威圧的で不適切な発言があり、反省している」と話したという。

 

 同消防本部は副署長を2日付で別の部署に異動させるとともに、監督責任を問い泉南消防署長、消防本部の総務部長と警防部長、消防次長の4人を注意した。泥谷孝消防長は「深くおわびし、信頼回復に努める」とコメントした。

 

 

 

消防署の副署長がパワハラ 部下を侮辱し懲戒、大阪・泉佐野

 

2024年11月1日() 15:01 共同通信

 

 大阪府泉佐野市の泉州南消防組合は1日、業務上の受け答えや失敗に対して、部下を他の職員の前で名指しで否定し、侮辱するなどのパワハラをしたとして、泉南消防署の副署長(53)を戒告の懲戒処分にした。副署長は聞き取りに「威圧的で不適切な発言に反省している」と話しているという。

 

 組合によると、副署長は昨年12月から今年7月、3人の部下に対して、他の職員の前で机をたたきながら「消防士失格だ」と侮辱するなどのパワハラをした。

 

 泉州南広域消防本部の泥谷孝消防長は「再発防止、信頼回復に努めてまいります」とコメントした。外部講師による研修を実施するという。

 

 

 

「おまえは消防士とは違う」
 机叩きながら大声で怒鳴るなどパワハラ
 大阪・泉南消防署の副署長を懲戒処分

 

2024年11月1日() 13:32 朝日放送

 

 大阪府・泉南消防署の副署長が、部下の職員らにパワーハラスメントをしていたとして懲戒処分されました。

 

 泉南消防署の副署長(53)は去年12月から今年7月にかけて、署に勤務する3名の男性職員に対し、他の職員がいる前で机を叩きながら大きな声で怒鳴ったり、「そんなもんも分からんのか」「おまえは消防士とは違う」などのパワーハラスメントをしたとされています。

 

 ハラスメントを受けた職員の1人が落ち込んでいるのに別職員が気づき、ハラスメント委員会に通報したことで発覚しました。

 

 副署長は聞き取りに対し「成長を願っての指導の一環だった」「自分の威圧的で不適切な発言に反省している」と話しているということです。

 

 副署長は地方公務員法に基づく「戒告」の懲戒処分を受けていて、泉州南広域消防本部は全職員に対して外部講師によるパワーハラスメント防止の研修を実施する予定です。

 

 

 

消防の副署長を懲戒処分
 パワハラ「お前とは合わない。やめてしまえ」机を叩きながら叱責
 大阪・泉南消防署

 

2024年11月1日() 13:00 毎日放送

 

 大阪の泉南消防署の副署長が、パワハラで懲戒処分を受けました。

 

 戒告の懲戒処分を受けたのは、泉南消防署の53歳の男性副署長です。

 

 泉州南広域消防本部によりますと、副署長は、去年12月からの約半年間に、後輩の消防職員の男性3人に対し、机を叩きながら叱責したり、「お前とは合わない。やめてしまえ」「そんなものがわからないならお前は消防士ではない」などと発言していたということです。

 

 叱責を受けた職員の様子がおかしいと感じた同僚がハラスメント相談窓口に通報して発覚。調査の結果、パワーハラスメントと認定され、懲戒処分となりました。

 

 副署長は「威圧的で不適切な発言に反省している」と話したということです。

 

 泉南消防署は今後、外部講師による研修を行うとし、「組織全体でハラスメント防止に向けた枠組みを徹底し、一層の服務規律の確保、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。



部下に「そんなものも分からんのか」
…パワハラの消防副署長を戒告処分

 

2024年11月2日() 15:49 読売新聞

 

 大阪府の泉州南消防組合は1日、部下3人にパワハラ行為を行ったとして、泉南消防署の副署長(53)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。

 

 発表によると、副署長は昨年12月~今年7月、部下に事務決裁について指導する際、「そんなものも分からんのか。お前は消防士と違う」と発言したほか、消防機械の操作をミスした部下に対し、他の職員の面前で叱責(しっせき)するなどしたという。

 

 副署長は同組合の聞き取りに当初、「指導の一環だ」と主張したが、その後、「威圧的、不適切な発言を反省している」と述べたという。同組合の泥谷孝消防長は「組織全体でハラスメント防止に向けた取り組みを徹底していきたい」とコメントした。


《カウンセラー松川のコメント》

副署長が複数の部下に対してのパワハラ加害での懲戒処分事案です。
言動に関して加害者が全て悪いとは思えませんが、
・自分の意に沿わないのを理由に叱責
・自分と合わないから退職を強要
この2点についてはパワハラに当たります。
それどころか、上司として情けない言動とも言えます。
他にもパワハラとされている
・叱責される当事者の後輩を挙げる
・他の職員の前で叱責
・仕事ぶりから不適格者と決めつけ
・机を叩きながら叱責
これらについてもパワハラ認定をされていますが、
他の言動との合わせ技的な認定とも感じております。
決して、誉められた言動ではありませんが、
感情的になっての失言とも解釈されるからです。
そして、加害者が当事案の以前からパワハラ傾向があったか、
この辺りも懲戒処分の判断材料になっているのか
非常に気になります。
また、残念な事案が発生した反面
・周囲の方が心配をしてハラスメント相談窓口へ連絡した
・ハラスメント相談窓口が対応した
この点は評価するべきでしょう。

被害者の皆様へ
理不尽な叱責で嫌な思いをされたでしょう。
加害者の反省が本心からであり、また改善をされるのであれば、
この事案が健全な職場環境の維持向上に資すると信じて
今後も勤務に精励して頂ければと願っております。

さいたま市立中学の元校長が元教頭に「恥かかせんじゃねえ」と罵倒…地裁がパワハラ認定、市に賠償命令

さいたま市立中学の元校長が元教頭に「恥かかせんじゃねえ」と罵倒
…地裁がパワハラ認定、市に賠償命令

 

2024年11月1日() 15:34 読売新聞

 

 勤務校の校長からパワーハラスメントを受けて適応障害を発症したとして、さいたま市立中学校の元教頭の男性(52)がさいたま市に慰謝料など約921万円の支払いを求めた訴訟の判決が10月30日、さいたま地裁であった。田中秀幸裁判長は訴えの一部を認め、市に約482万円の支払いを命じた。

 

 訴状などによると、男性は2021年4月から同校に教頭として勤務。22年4月に赴任してきた元校長(60)に「俺に恥かかせんじゃねえ」「教頭の仕事を全く分かっていない」などと言われたり、校長室に呼びつけられて長時間叱責(しっせき)されたりした。男性は同年5月頃に適応障害などの診断を受け、その後、市教育委員会から休職を命じられ、23年9月に退職した。

 

 判決は、校長が絶対的な上下関係のもと、男性を執拗(しつよう)に追及したり、罵倒したりしたとパワハラを認定。調査を行った市教育委員会がパワハラを認めず、配置転換や懲戒処分を行わなかったことが男性の精神的苦痛を増大させたとした。

 

 判決を受けて、市教委の竹居秀子教育長は「判決文を精査し、今後の対応を検討する」とコメントした。

 

 

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恥かかせるんじゃねえ…校長異様、教頭を精神疾患にさせる
 1文字ミスで1時間叱責、頻繁に大声で威圧めまいし教頭休職
 市に賠償命令
 今は校長教頭でない2
当時調査した教委「パワハラない」と説明していた

 

2024年10月31日() 8:23 埼玉新聞

 

 さいたま市立大宮東中学校で2022年、当時の校長の男性(60)のパワーハラスメントにより適応障害などを発症し、休職せざるを得なくなったとして、元教頭の男性(52)が市を相手取り、慰謝料など約920万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、さいたま地裁であり、田中秀幸裁判長は市に約480万円の支払いを命じた。

 

 訴状などによると、元校長は入学式のしおりの1文字のミスについて「恥をかかせるんじゃねえ」と約1時間にわたり叱責するなど、校長室や職員室で男性に頻繁に大声で叱責。男性は耳鳴りやめまいの症状を訴え、適応障害と診断され休職した。

 

 判決理由で田中裁判長は、元校長が「高圧的、威圧的な対応で、絶対的な上下関係が形成された」と指摘。過度な叱責や人格の否定などが「パワハラに当たる」とし、さいたま市に損害賠償責任があると認定した。

 

 判決によると、男性は元校長から短期間で集中的にパワハラを受けたことなどで、メニエール病や適応障害を発症。パワハラの影響により、男性の4月期の時間外在校時間は75時間増となっていた。

 

 男性側の弁護士は取材に詳細に関する説明は避けつつ、「主張がある程度認められた」とコメントした。

 

 証人として出廷した男性の元同僚は「校長は教頭に負担の大きい研究発表を一からやり直すよう命じるなど、明らかに異様だった。校長が赴任するまでは元気だったのに、(パワハラで)弱っていく姿を見るのはつらかった」と振り返った。市教委に実情を訴えたものの、「パワハラはない」という調査結果の報告を受けたとして、「裁判で事実が認められたので、改めて市教委に説明を求めたい」と話した。

 

 さいたま市の竹居秀子教育長は「判決文を精査し、今後の対応を検討する」とコメントを発表した。


《カウンセラー松川のコメント》

「叱責をするならば他者の居ない所で」
この様な説明をされている有識者もいらっしゃいますが
私は1対1の叱責は危険性を孕んでいるので
注意が必要であり万能な策ではなと考えております。
・言った言わないの水掛け論になる
・叱責側がヒートアップし易い
・パワハラに至ってしまう時に誰も制止や注意喚起出来ない
この様な事があるからです。
そして、今般の訴訟では被害者の元同僚が証人となり、
原告の状況を証言したのも大きな助けであったと思います。
仕事のミスを叱責するのは上司として当然の行動ですが
そこには叱責の内容と叱責方法のバランスが必要です。
加害者はそのバランスを欠くどころか、
バランスさえも考えずに私怨の様な言動であったと感じました。

被害者の方へ
最近流行の「〇〇ガチャ」。
当に「上司ガチャ」で一番のハズレを引いてしまったのでしょう。
もう、運の悪さ以外の何物でもありません。
典型的なパワハラと言うより、もう虐めの世界だと感じました。
メンタルヘルス不調になりながらも、
自死に至らず本当に良かったと思います。

▼「女性職員の頭のにおいかぐ」など 大津町がパワハラ・セクハラで職員を減給【熊本】

「女性職員の頭のにおいかぐ」など
 大津町がパワハラ・セクハラで職員を減給【熊本】

 

2024年11月1日() 12:20 テレビ熊本

 

大津町はパワハラやセクハラを行ったとして、会計年度任用職員を30日付で減給の懲戒処分としました。

 

減給10分の1・1カ月の懲戒処分を受けたのは、大津町の商業観光課に勤務する33歳の会計年度任用職員です。

 

町によりますと、この職員は去年4月ごろから同僚や関係団体の職員に対して、「あなたは仕事ができない」と発言したほか、業務中に女性職員の頭の臭いをかいだり、ボールペンでわき腹をつついたりするなどのセクハラを繰り返したということです。

 

職員は31日付で任期が満了し退職。町の聞き取りに「反省している。申し訳ない」と話しています。

 

 

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「女性職員のあたまのにおいかぐ」
セクハラやパワハラで職員処分 大津町

 

2024年10月31日() 19:59 熊本県民テレビ

 

同僚の職員にパワハラやセクハラ行為をしたとして、大津町の職員が懲戒処分です。

 

1か月間・減給10分の1の懲戒処分を受けたのは、大津町商業観光課に勤める33歳の会計年度任用職員です。大津町によりますと職員は、去年4月頃からことし7月頃にかけて、複数の職員の前で同僚に「あなたは仕事ができない」と大声で発言するパワーハラスメントを行いました。

 

また、別の職員の脇腹をボールペンでつついたり、女性職員の頭のにおいをかいだりするセクハラ行為も確認されました。職員は30日付で処分を受けましたが、任期満了のため31日付で退職したということです。

 

大津町の金田英樹町長は「ハラスメントおよび疑われる行為に対しては厳しく対応するとともに一層の職場環境改善に努めます」とコメントしています。

 

 

 

女性職員の頭のにおい嗅ぐ、同僚に「仕事できない」発言
…パワハラ・セクハラで減給処分「冗談のつもりだった」

 

2024年10月31日() 18:50 熊本朝日放送

 

 熊本県大津町の職員がパワハラ・セクハラをしていたとして、減給処分を受けました。

 

 減給10分の11ヵ月)の処分を受けたのは、産業振興部・商業観光課の会計年度任用職員(33)です。

 

 この職員は、去年4月から今年7月にかけて、同僚に対し、他の職員の前で「お前は仕事はできない」と侮辱するような発言をしたり、複数の女性職員の頭のにおいを嗅いだりする行為をしたということです。

 

 今年6月、第三者から「ハラスメントがあっている」と情報提供があり、町が調べていました。

 

 この職員は「悪ふざけ、冗談のつもりだった反省している申し訳ない」と話していて、31日付で任期満了により退職しています。

 

 大津町は「全職員への研修や組織の見直しを行い、ハラスメントの再発防止に取り組み、町政の信頼回復に努めてまいります」としています。

 

 

 

女性職員の「頭のにおいをかぐ」「ペンで脇腹をつつく」
パワハラ・セクハラで33歳男性職員を懲戒処分 熊本・大津町

 

2024年10月31日() 17:56 熊本放送

 

熊本県大津町の職員が、同僚に対してパワーハラスメントや「頭のにおいをかぐ」などのセクハラ行為をしたとして懲戒処分を受けました。

 

1030日付けで減給1か月の懲戒処分を受けたのは、大津町商業観光課に所属する33歳の男性職員です。

 

大津町によりますと、男性職員は去年(2023年)4月から今年7月にかけ、同僚職員に対して他の職員がいる前で「お前は仕事ができない」などと大声で怒鳴りつけました。

 

また、複数の女性職員に対して頭部のにおいをかいだり、ペンでわき腹をつついたりしたということです。

 

今年6月に被害に遭った職員の知人が町に情報提供し、明らかになりました。

 

町の聞き取りに対し、男性職員は「反省している。申し訳ない」と事実関係を認めた上で、「冗談のつもりだった」と話しているということです。

 

男性職員は3年前の11月に会計年度任用職員として採用され、1031日までの任期でした。

▼障害者支援施設の総務課長 パワハラで懲戒処分 約10年にわたり複数部下に 山梨

障害者支援施設の総務課長 パワハラで懲戒処分 約10年にわたり複数部下に 山梨

 

2024年11月1日() 12:19 山梨放送

 

 県立の障害者支援施設を運営する法人の総務課長が約10年間にわたり、複数の部下にパワハラ行為を繰り返していたとして減給の懲戒処分を受け、課長職からも降格させられたことが分かりました。

 

 減給処分と降格人事を受けたのは南アルプス市の障害者支援施設「県立育精福祉センター」の50代の男性職員です。

 

 施設を運営する社会福祉法人「山梨県手をつなぐ親の会」によりますと、男性職員は施設で働き始めた約10年前から、複数の部下に対して度々、暴言を吐いたり人格を否定する言動をしたりしていました。

 

 今年8月、県に匿名の告発文が届いたため、法人が調査委員会を設置。聞き取りに対し、男性職員は「申し訳なかった」と話し、パワハラ行為を認めたということです。法人は108日付けで男性を減給10分の11か月)の懲戒処分とするとともに、課長職から降格させました。現在は施設とは別の場所で勤務しているということです。

 

 法人では「今後は風通しのいい職場づくりを徹底し、ハラスメントの防止に努める」としています。

「バカみたいなこと言うなお前」笠岡市の前市長による発言 対策委員会がパワハラと認定 前市長「事実とは異なった判断」【岡山】

「バカみたいなこと言うなお前」笠岡市の前市長による発言
 対策委員会がパワハラと認定
 前市長「事実とは異なった判断」【岡山】

 

2024年11月1日() 11:13 山陽放送

 

笠岡市の小林前市長によるパワハラ行為があったとする問題で、パワハラに該当するという調査結果が報告されました。

 

(会見)

「結果はパワーハラスメントに該当すると認められるというものでございます」

 

きのう(31日)笠岡市役所で行われた記者発表で調査結果の報告が行われ、笠岡市の前市長、小林嘉文氏による職員へのパワハラが認められました。この問題は去年12月、市議会の特別委員会で匿名の職員から寄せられた音声データが公開され明らかになったものです。

 

(音声データ)

「バカみたいなこと言うなお前、ナンセンスなんだよ」

 

笠岡市は今年2月から3人の弁護士によるハラスメント対策委員会に調査と審議を依頼し、調査の結果、「高圧的な態度で怒鳴りつけて叱責するものであり、職員に恐怖心を感じさせ、就業環境を害するものである」として小林前市長のパワハラを認定しました。

 

今回の発表について小林前市長は「納得していませんし、事実とは異なった判断をされたと理解しています」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

前市長にパワハラ認定、「ナンセンス」と職員に怒鳴る 岡山県笠岡市

 

2024年11月1日() 11:00 朝日新聞(小沢邦男)

 

 昨年、市職員へのパワハラが疑われる音声が市議会で公開された岡山県笠岡市前市長の小林嘉文氏について、市は31日、在職中に職員に対するパワハラ行為があったとする調査結果を発表した。市長という立場を背景に、職員を軽蔑する表現で怒鳴りつけたと指摘。恐怖を感じさせ、就業環境を害する行為だったとしている。

 

 匿名の職員から昨年11月、小林氏と職員のやりとりとされる音声データが寄せられ、翌12月には市議会特別委員会で公開された。

 

 市では同月、市長や職員、議員を対象にしたハラスメント防止条例を施行。条例に基づいて弁護士3人からなるハラスメント対策委員会が調査を進めていた。

 

 委員会がパワハラと認定したのは2件のやりとり。20206月ごろの音声では、議会に予算要求を拒否されたことをめぐり、市長が職員を「いい加減なことを言うな、お前」「バカみたいなこと言うな。お前、ナンセンスなんだよ」などと怒鳴りつけている。また時期不明の別の音声では、「何でゼロ・100でしか考えられんの」などと叱責(しっせき)している。前後の文脈はわからないという。

 

 委員会は一連の発言が、市長という優越的な立場を背景にしたものと指摘。高圧的で職員に恐怖心を感じさせ、かつ同席した別の職員を萎縮させて就業環境を害するものと判断した。

 

 市は問題とされた案件がハラスメント防止条例施行前のものであるため、調査結果は条例に基づいた公表ではないと説明。市議会で音声が公開されており、市民の関心が高く説明責任があるという理由で公表に至ったという。

 

 小林氏は市議会で音声が公開された際、「パワハラと判断されれば素直に反省したい」としていた。今年4月の市長選に出馬したが、新顔の栗尾典子氏に敗れ落選している。

 

 小林氏は、今回の結果を受けて「被害者本人から『ハラスメントには当たらない』との説明を受けている。納得していない。事実とは異なった判断をされた」などとするコメントを出した。

 

 

 

「バカみたいなこと言うな」「なんでそんな単純なの」
…前市長発言「パワハラ」に

 

2024年11月1日() 10:35 読売新聞

 

 岡山県笠岡市の小林嘉文・前市長が職員を 叱責(しっせき)しているとみられる状況を録音した音声データが昨年末の市議会委員会で公開された問題で、笠岡市は31日、小林前市長の発言2件についてパワーハラスメントに該当したと発表した。小林前市長は今年4月、任期満了に伴う市長選で敗れている。

 

 市によると、1件は20206月頃の市長室で、無線操縦草刈り機の購入事業を巡る職員とのやり取りで、「バカみたいなこと言うな。お前。ナンセンスなんだよ」などと職員に発言。もう1件は時期不明だが、市長室で複数の職員に「なんでそんな単純なの」などと叱責した。

 昨年1225日に市のハラスメント防止条例が施行されたのを受け、今年2月に弁護士らでつくる対策委員会を設置。計6回の聞き取り調査などを行い、107日に調査結果を市に報告した。

 辻田尚史・総務部長は「職員を守れなかったことは大変残念。ハラスメントのない職場環境づくりに取り組む」と話した。

 

 

 

笠岡市の前市長の言動…市の対策委「パワハラに該当」と結論
 前市長「事実と異なった判断」と主張【岡山】

 

2024年10月31日() 18:20 岡山放送

 

2023年、問題となった笠岡市の前の市長のパワハラ疑惑について、市の対策委員会は10月31日に調査結果を公表し、「パワハラに該当する」と結論付けました。

 

問題を巡っては2023年12月、笠岡市の前の市長が語気を荒げて職員を叱責しているとされる音声データが市議会に寄せられ、弁護士で作る市の対策委員会が調査していました。

 

調査結果について市が会見を開き、「職員を軽蔑する表現を用い、高圧的な態度で怒鳴りつけ叱責するもの」などとして、「パワハラに該当する」と結論付けられたと説明しました。

 

調査結果について前の市長は、「結果報告には納得していないし、事実と異なった判断をされた」とコメントしています。

 

市では、2023年12月市長や市議らを対象とするハラスメント防止条例が制定されたほか、2024年4月には任期満了に伴う市長選で、前の市長が敗れ、栗尾典子市長が初当選しています。栗尾市長は「職員全体のケアを行いハラスメントのない環境づくりに取り組んでいく」とコメントしました。


《カウンセラー松川のコメント》

叱責中の音声が証拠とされてパワハラ認定された事案です。
しかし、発言の前後や背景を無視して、
一部の発言だけを採り上げて「パワハラ」と認定するのも
強引だと思います。
報道レベルでは分かりませんが、
「いい加減なことを言うな、お前」
「バカみたいなこと言うな。お前、ナンセンスなんだよ」
「何でゼロ・100でしか考えられんの」
もしもこの発言の前段階に、こんな場面があってもパワハラなのでしょうか?
  職員「みんな、やってますよ」
  市長「いい加減なことを言うな、お前」
とか
  職員「イベントで集客出来ないなら、バイトでも動員したらどうですか」
  市長「バカみたいなこと言うな。お前、ナンセンスなんだよ」
とか
  職員「予算的に無理なら止めちゃいましょうよ」
  市長「何でゼロ・100でしか考えられんの」
こう言うやりとりでもパワハラなのでしょうか?
昨今の首長によるパワハラが目立っているので、
市当局としても健全な職場を作りたい気持ちも分かりますけど。

被害者の皆様へ
パワハラ被害者として、加害者の行為がパワハラ認定されたのは何よりです。