2026年4月9日木曜日

「はぁ〜」“フキハラ”こと不機嫌ハラスメント、 あなたの家族は大丈夫?ため息や舌打ちで…【Nスタ解説】

「はぁ〜」“フキハラ”こと不機嫌ハラスメント、
あなたの家族は大丈夫?ため息や舌打ちでNスタ解説】

 

2026年4月9日() 20:38 東京放送

 

家族の何気ないため息で、胸がザワついたことはありませんか?その正体は、最近注目されているフキハラこと、不機嫌ハラスメントかもしれません。

 

■ため息 舌打ち…これはフキハラ?

 

山形純菜キャスター:

「不機嫌ハラスメント」というのは、不機嫌な態度や表情で精神的なダメージを相手に与えるパワーハラスメントの一種です。

 

これまで不機嫌ハラスメントは見えてきませんでしたが、ハラスメントの対策が進んだことで、表面化して注目されているということです。

 

どういった言動がフキハラに当たるのでしょうか。

 

【あなたのこんな言動もフキハラ】

▼頻発なため息

▼大げさな舌打ち

▼ドア“バタン”

▼リモコン“ドン”

 

日本ハラスメント協会によると、こういったものが繰り返されると、不機嫌ハラスメントに当たるということです。さらに、こんな言動もフキハラに該当します。

 

【あなたのこんな言動もフキハラ】

▼食事中に突然席を立ち、用意された食事「もういい」

▼質問に対して「んー(長い沈黙)」

▼渋滞している道路で「あなたのせい」

▼話しかけると毎回「テレビの音量を上げる」

 

例えば、▼食事をしていたら突然席を立って、「もういい」と言って自分の部屋に行ってしまう。何で不機嫌になっているのか理由がわからないので、相手にとって精神的負担になります。

 

▼会話をしていて質問したら、「んー」と言って長い沈黙をする。これは「何か話してくれるのかな」と相手に気を遣わせる時間を強いているということです。

 

▼話しかけると毎回「テレビの音量を上げられる」。無言でうるさいよと言われているように感じますよね。

 

▼渋滞にはまったら、「あなたのせい」と理不尽な不機嫌をぶつけてくる。

 

■家庭でよくあるシチュエーションを再現 どこからがフキハラ?

 

山形キャスター:

親しいほど「察してよ」とか「わかってくれよ」という気持ちが、フキハラに繋がるのかもしれません。では、どこからが不機嫌ハラスメントなのか、家庭でありそうなシチュエーションで見ていきましょう。

 

高柳キャスター「ただいま〜」

女性「(無言)」

高柳キャスター「あれ、どうした?

女性「(スマホを見ながら)別に、なんでもない」

高柳キャスター「ごめん、俺なんかしたっけ」

女性「(ため息)」

 

この会話はどこからがフキハラになるのでしょうか。もう一度最初から見ていきます。

 

▼帰宅したときに返事がないのは、聞こえていない可能性もあるので、まだ判断できません。

 

▼「別に、なんでもない」は、スマートフォンに集中していて、上の空だった可能性もあり、一度だけであれば「フキハラ」とは言えません。

 

▼何度も重なると「ため息」でも一度で「フキハラ」になるということです。

 

■「相手をコントロールするために不機嫌になる」はフキハラ

 

山形キャスター:

「不機嫌」と「不機嫌ハラスメント」、何が違うのか見ていきます。

 

<ただの不機嫌>

【説明】理由をある程度話す

【期間】一時的で終わる

【内容】自分が落ち着くまでの時間がほしい

 

<フキハラ>

【説明】理由を伝えず原因がわからないまま

【期間】数時間〜数日 断続的にダラダラ続く

【内容】相手をコントロールするために不機嫌になる

 

では、家庭内でどうすれば良いのでしょうか。

 

日本ハラスメント協会・村嵜要代表理事によると「家庭内のフキハラは事前に不機嫌の理由を伝えられるので(職場でのフキハラより)防ぎやすい。原因となる体調不良やストレスについて話し合うことが重要」だということです。

 

井上キャスター:

職場よりも防ぎやすいと思えるかもしれませんが、より密になる関係性だと、難しさが増すのかなとも思います。家庭だからこそ、甘えてしまうこともありますよね。

 

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:

「もう知ってるはずだ」と思っているけれど、意外と通じなかったりすることはあります。

 

■自分を守るため…家族にも“感情ミュート”

 

山形キャスター:

今、“感情ミュート”という言葉も生まれているということです。

 

博報堂生活総合研究所が「自分の感情を出せる相手や場所」について調査したところ、以前より「減った」と答えた人が6割超だったということです。

 

悪い感情だけではなく、「嬉しい」や「楽しい」というような良い感情も出さない人が増えていて、そういったものを“感情ミュート”というそうです。

 

博報堂生活総合研究所・松井博代上席研究員によると「相手も自分も傷つかないために感情をミュートする人は時代の流れとともに増加。感情のぶつかりがなくなるので、ハラスメントの面では有効」だということです。

 

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<プロフィール>

星浩さん

TBSスペシャルコメンテーター

政治記者歴30年 福島県出身


《カウンセラー松川のコメント》

警視庁ではフキハラによる懲戒処分がありました。
しかし、フキハラは厚生労働省が定めるハラスメントには無く
態度による職場環境の悪化でも、その態度がパワハラに当たるかどうかです。
人間は感情の動物ですが、四六時中機嫌が良い訳ではありません。
感情の起伏が有って当然であり、不機嫌な時が有るのも当然です。
だから「不機嫌な対応をされたからハラスメントだ」では、
結果的に訴えている者が自分で自分の首を絞める様なものです。
八つ当たりもストレス発散の一つですが、決して褒められた行為ではありません。
それでも、何か我慢ならない事が有った時に自然と態度に出てしまうのは、
お互い様と割り切らないと本当に息苦しい環境になります。
現代は「個の時代」とは言え、学び場にしても勤務先でも趣味の世界でも、
他人との接点は有るのですから、
一方的に被害を受けることに甘んじるのではなく、
相手を受け入れる余裕も必要です。

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