ハラスメント防止条例を制定
…黒部市 上坂新市長が掲げる「対話とリスペクト」の精神、
特別職も対象に第三者委員会設置へ 富山・黒部市
2026年4月30日(木) 20:54 チューリップテレビ
管理職の一部が前の市長によるパワハラを訴えていた黒部市で、ハラスメント防止条例が制定されました。県内の自治体でハラスメント防止条例が制定されるのは初めてです。
黒部市議会4月臨時会が30日開かれ、4月12日の市長選で初当選を果たした上坂展弘市長は提案理由説明で次のように述べました。
黒部市 上坂展弘市長
「『リスペクト』の精神を徹底するとともに、市議会の皆様、市民の皆様と正面から向き合い、議論を尽くす『対話の精神』を貫いてまいりたいと思います」
市長として初めての議会で提案したのがハラスメント防止条例です。
黒部市 上坂展弘市長
「職員が能力を十分に発揮できる良好な職場環境を確保するため、ハラスメントの防止及び排除の措置並びにハラスメントに起因する問題に適切に対応するための措置に関し、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものです」
黒部市をめぐっては、ことし3月、市役所内部のアンケートで、管理職の一部が当時の武隈義一市長によるパワーハラスメントを訴えていることが明らかになりました。
今月行われた市長選でも、最大の争点となり、前の副市長だった上坂氏が武隈氏を破って初当選しました。
そして、きょうの臨時会では。
黒部市議会議長
「賛成の議員の起立を求めます。起立全員であります。よって議案第32号は原案を可とすることに決しました」
ハラスメント防止条例の制定は、富山県内の市町村では黒部市が初めてです。
条例では、パワハラやセクハラ、マタハラなどハラスメントの定義をはじめ、職員間でハラスメントが発生した場合の相談窓口や対処などについて定めています。
条例の対象は、市の一般職員のほか、市長などの特別職も含まれます。
ハラスメントによる問題が生じた場合の相談窓口は総務管理部総務課に置かれるほか、庁内にハラスメント対策委員会を、市長が必要と認めた場合は、第三者調査委員会を設置して、問題の適切かつ公正な解決にあたるとしています。
条例は30日から施行されます。
上坂市長は次のように述べました。
黒部市 上坂展弘市長
「適切な職場環境の形成に向けてよかったと思っています。条例を基に今後進めていければと思っています」
また、前の市長によるハラスメントの有無を調査する第三者委員会については、条例が施行される前の事案ですが条例に準ずる形で進める方針です。
ハラスメント防止へ条例制定 黒部市「健全な職場へ」
2026年5月1日(金) 5:00 北國新聞
黒部市は30日、職員間のハラスメントを防ぐ「ハラスメント防止等に関する条例」を制定した。市長ら特別職も対象。同日の市議会4月臨時会で条例案が全会一致で可決、施行された。閉会後に会見した上坂展弘市長は「未来に向けて健全な職場環境をつくる第一歩だ」と語った。
従来のハラスメント防止に関する規程は、特別職を除く職員が対象だった。条例化に合わせ、特別職を対象に加えた。
ハラスメントの有無を調べる第三者調査委員会や相談窓口の設置、プライバシー保護、秘密保持といった対応策を盛り込み、処分についても明記した。提案理由説明で上坂市長は「職員が能力を十分に発揮できる職場環境を確保するため、ハラスメントに適切に対応する」と述べた。
第三者委については、管理職を対象に2月に行われたアンケート調査で複数人が前市長によるパワハラを訴えたことを受け、前市長が設置方針を示していた。市は条例に準拠して第三者委を設ける。
富山県黒部市、ハラスメント防止条例制定 前市長の問題は三者委調査
2026年5月1日(金) 11:00 朝日新聞(佐藤美千代)
富山県黒部市議会の4月臨時会が30日に開かれ、市職員のハラスメント防止などに関する条例が全会一致で可決・成立した。前市長の言動がパワーハラスメントにあたるか否かの調査に向けた費用を含む補正予算も可決され、今後、第三者調査委員会が設置される。
同市では武隈義一・前市長のパワハラ的言動を指摘する、管理職へのアンケート結果が3月に判明。武隈氏自身が、第三者委による調査を指示していた。
市総務課によると、職員のハラスメントについては、相談窓口の設置や対応策を定めた規程があるが、市長や副市長らは対象外だった。条例化にあたって市長らも対象とし、第三者委による調査の条文を盛り込んだ。
地方自治研究機構(東京)の調査では、首長や議員のハラスメントの防止などに関する条例は昨年12月時点で全国157自治体で制定されているという。
上坂展弘市長は臨時会後の会見で、条例について問われ「未来に向けて、まずは健全な職場の環境を作らなければならない。それが第一歩」と答えた。前市長の問題は制定前の事例にあたるが、「条例の趣旨に準拠した形で調査するのがいいと思う」と述べた。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ4月21日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼黒部市武隈市長 最後の定例会見 パワハラ調査の第三者委「設置すべき」
これの続報です。
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