初任科生にスクワットや丸刈り 警察学校で30代警部補が不適切指導
兵庫県警が処分
2024年10月25日(金) 18:41 神戸新聞
警察学校で受け持った初任科生に不適切な指導を繰り返したとして、兵庫県警は25日までに、30代の男性警部補を警務部長訓戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。
県警によると、警部補は2023年10月に入校した16人を担当。隊列での動作でミスをした一部の初任科生に対し、30分から1時間にわたって腕立て伏せやスクワットをさせたり、洗濯機の使用ルールを守らなかった2人に丸刈りを強要したりしたという。
県警はまた、消灯後に騒いでいた初任科生に「あほ」「ごみ」などの暴言を吐く▽拳銃訓練で雑談していた初任科生を帽子でたたく-などの行為も不適切と認定した。
今年6月、県警のメールフォームに匿名の通報があって発覚。警部補は「イライラすることが多くて感情的になってしまった」と話しているという。
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「親の育て方悪い」「ごみ」…警察学校でパワハラ行為 丸刈り強要も
2024年10月26日(土) 11:00 朝日新聞
警察学校に入った巡査16人に対してパワーハラスメント行為をしたとして、兵庫県警が、指導役の30代の男性警部補を訓戒の処分にしたことが25日、朝日新聞の情報公開請求でわかった。
県警によると警部補は昨年10月~今年7月、消灯後に騒ぐ巡査らに「あほ、ごみ、お前なんか要らんのじゃ」と罵倒。身の回りの掃除ができない巡査には「親の育て方が悪い」などと言ったという。
洗濯機の使用方法を守らない男性巡査2人には丸刈りを強要し、2人は自分で丸刈りにしたという。
今年6月、県警に匿名の通報があり発覚した。警部補は県警の調査に「いらいらすることが多くて感情的になってしまった」と説明しているという。
ある県警幹部は「警察の人材確保が厳しい中で、こういう指導をされると組織として困る。体罰は許されない」と話した。
「気合入れろ」とバリカン手渡し丸刈り強要、
腕立て・スクワットを1時間
…警察学校で男女16人がパワハラ被害
2024年10月26日(土) 7:06 読売新聞
兵庫県警察学校で初任科生の教え子に丸刈りを強要したなどとして、指導教官だった30歳代男性警部補について、県警が警務部長訓戒としたことが、読売新聞の情報公開請求でわかった。9月6日付。
捜査関係者によると、警部補は昨夏以降、寮生活を送る20歳代の初任科生2人が、洗濯機を使う際のルールを破ったことに立腹。「気合を入れろ」とバリカンを手渡し、丸刈りを強要したという。
また、訓練中にミスがあったとして、30分~1時間にわたって腕立て伏せやスクワットを初任科生に強要したり、帽子で頭をたたいたりした。男女16人がパワハラの被害に遭っており、県警の調査に対し、警部補は「イライラして感情的になった」と説明したという。
《カウンセラー松川のコメント》
警察学校の初任科での事案なので、警察に採用された直後の者が被害者です。
・30分から1時間にわたって腕立て伏せやスクワットをさせる
・丸刈りを強要
これは、どちらもダメです。
勿論、ミスをしたならり、ルールを守らないならば、
ペナルティーは当然です。警察学校ですから。
高校卒業で身の回りの掃除ができないなら
「親の育て方が悪い」以外に何があるのでしょうか?
掃除を独学で学んだ子供なんて居る訳ないですから。
修学旅行ではないのですから消灯後に騒いだらお仕置きも当然。
「あほ」だの「ごみ」だの罵られるくらい覚悟するべき。
そして、拳銃訓練と言う、一般人では行わない上に
安全には万全の注意を払うべき訓練で雑談をするとは論外です。
帽子で叩かれたくらいで済んで良かったと思います。
警察学校と言う施設で、民間の温い教育訓練を期待するなら、
辞めた方が良いです。
但し、教官として、更に警察官としての問題点は
「感情的になってしまった」この部分です。
問題を起す初任科生が悪いのは当然ですが、
現場では警察官に対して反抗する者も少なくありませんから、
感情に押し流されてしまっては仕事にならないどころか、
不祥事に発展する可能性もありますので。
被害者の皆様へ
自ら招いた事とは言え、長時間のスクワットや丸刈りは酷かったですね。
それに対して、ルールを守らない、訓練中の雑談は厳罰当然です。
それが警察学校ですから。
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