2024年10月6日日曜日

これもパワハラ…他の職員の前で「文書の精度低い」「知っていて当たり前だ」などと尊厳傷つける 元総務課長処分 「育成する意味でパワハラの認識なかった」 埼玉西部消防組合

これもパワハラ…
他の職員の前で「文書の精度低い」「知っていて当たり前だ」などと
尊厳傷つける 元総務課長処分
 「育成する意味でパワハラの認識なかった」 埼玉西部消防組合

 

2024年10月6日() 8:47 埼玉新聞

 

 埼玉西部消防組合(所沢市、狭山市、入間市、飯能市、日高市が加盟)は30日、部下職員に複数回にわたりパワハラを重ねていたとして、埼玉西部消防局(石井英夫局長)の元企画総務部総務課長で同局理事の50代の男性を減給(10分の16カ月、管理監督責任を怠ったとして、元同部次長で同局警防部長の50代の男性を戒告の懲戒処分にした、と発表した。

 

 同消防局によると、理事は同総務課長だった20214月から同7月までの間、所沢市けやき台の同消防局内で、部下の職員男性1人に複数回にわたり、他の職員の前で「決裁文書の精度が低い」「管理者なら知っていて当たり前だ」などと男性の尊厳を傷つける言動を重ねていた。今年6月、匿名で元課長のパワハラ行為に関する通報があり、同組合は7月中旬、「ハラスメント等調査委員会」を設置。調査を進めていた。同委員会の聴取に理事は「部下を育成する意味で指示していたので、パワハラの認識はなかった」と話しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

局内の委員会でハラスメントと認定されたので、ハラスメントなのでしょう。
ところが、ニュースで知る限りでは、
「決裁文書の精度が低い」「管理者なら知っていて当たり前だ」は
叱責として当然の内容とも受け止められます。
当然、叱責をするのと違い、叱責される側は尊厳が傷つく事も不思議ではありません。
尊厳が傷つかない様な叱責は、叱責でなく指導や注意です。
「何やってんだ」「こんな事も出来ないのか」
この言葉で尊厳が傷つく人もいるでしょう。
しかし、過ちを犯した人にそこまで配意しなければならないのでは
逆に窮屈な世界だと思います。
勿論「(
自分の)機嫌が悪かった」とか「(相手が)気に食わない」
この程度で
叱責をしている様ならば、ハラスメントになるのも当然です。

被害者の方へ
事案の経緯が不明なのでコメントも難しいですが、
謂れの無いことで叱責をされていたならば
被害申告をして当然です。
嫌がらせを甘受する義務なんてありませんから、
我慢することもありません。
「悪い事は悪い」と言える、職場や社会を作りましょう。

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