2024年10月16日水曜日

部下を長時間立たせ指導、休暇中に強制的に出勤 性的要素含む指導も… 2等空佐を停職35日=航空自衛隊浜松基地

部下を長時間立たせ指導、休暇中に強制的に出勤 性的要素含む指導も… 2等空佐を停職35=航空自衛隊浜松基地

 

2024年10月16日() 14:08 静岡放送

 

部下を長時間立たせたまま指導したり性的な要素を含む指導をしたりしたなどとして、航空自衛隊浜松基地は1016日、50代の2等空佐を停職35日の懲戒処分にしたと発表しました。

 

懲戒処分を受けたのは、航空教育集団司令部に所属する50代の2等空佐です。

 

浜松基地によりますと、この2等空佐は当時勤務していた部隊で、2023511日から12月までの間に、部下の隊員を長時間立たせたまま指導をしたり休暇中の隊員を強制的に出勤させたりしたほか、10月頃には複数の隊員に配慮を欠いた発言をして、精神的苦痛を与えて職場環境を悪化させたということです。

 

またこの2等空佐は同じ2023年、部下の隊員に性的な要素を含む指導をしたり、頭に触れたりして、不快な思いをさせていたということです。

 

202312月に被害を受けた隊員からの申し出があったことから事態が発覚したということです。聞き取りなどの調査を進めた結果、被害を受けていたのは合わせて4人の隊員で、2等空佐は一連の行為を認めているということです。

 

今回の処分について浜松基地司令の鈴木大空将補は「このような事案が再び起きないよう隊員に対する教育指導の徹底を図ってまいります」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

昨年12月に被害の申し出があり、そこから処分まで10か月を要した訳です。
今まで1年以上要していた事案もありますので、
それよりは早期対応かも知れませんが、半年以上も時間を要するのは、
やはり遅すぎると思います。
内容も2等空佐としては悪質です。
緊急事態でもなく休暇中の隊員を職場に呼び出すのは労務管理上も厳禁です。
こんな程度の管理しか出来ない者が佐官に就いている事も情けないです。
また、このニュースの書き方であると、
女性へのセクハラも起こしている様に解釈出来ます。
それでも停職35日程度なので、大した問題とは捉えられていないのでしょう。

被害者の皆様へ
とりあえず懲戒処分となりました。
しかし、人の本質はそう簡単に変わりませんので、
今後もパワハラやセクハラを起こす可能性は否定出来ません。
周囲が共同で注意を払い、事が起きたら即対処する心構えが必要でしょう。

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