過重労働やパワハラ「110番」 神奈川の弁護団が20日に実施
2026年6月18日(木) 11:15 朝日新聞(山口博敬)
神奈川県内の弁護士で構成する神奈川過労死対策弁護団は20日、「過労死・ハラスメント労災110番」の電話相談の窓口を開設する。労災事情に詳しい弁護士ら8人態勢で、過重労働やパワーハラスメントに苦しんでいる当事者や、身内が病気になったり亡くなったりした家族らの相談を受ける。
相談は無料で、毎年6月に実施している。昨年は県内で18件の相談を受け、このうち10件はパワハラの悩みだった。対策弁護団事務局長の永田亮さんは「働き方改革が進んでいるようでも、目に見えない過重労働がいまだ残っている。ハラスメントは、むしろ増える一方で、命を落とす人が減らない悲しい現実がある」と指摘する。
大手製薬会社に勤務していた長男(当時31)を2018年に亡くした川崎市幸区の下山たみ子さん(71)は、「息子がこうなるとは夢にも思っていなかった。もし110番を知っていたなら、相談できたかもしれない。悲劇が繰り返されないよう社会全体で再発防止に取り組んでほしい」と訴えた。
「110番」は20日午前10時から午後4時まで。相談電話はフリーダイヤル0120・552・310。
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