笠岡市立市民病院 96件の対象事案のうち10件でパワハラ行為
市設置の対策委が調査最終報告書【岡山】
2026年6月16日(火) 18:14 岡山放送
笠岡市の市民病院で、複数の看護師が上司からパワハラを受けたと訴えていた問題で、実態調査を行っていた市の委員会は、一部の言動をパワハラ行為と認定する最終報告書をまとめました。
(最終報告)
「民間病院出身の病院事業管理者が厳しい経営改善に取り組み、一定の業績を上げた中で、看護師の負担増大や一般看護師と管理職との間の信頼関係の棄損などによりいわゆる風通しの悪い状況になっていた背景があった」
この問題は、笠岡市立市民病院で看護師が上司からパワハラを受け、退職者が相次いでいるとして、2025年6月に市が対策委員会を設置し、実態調査を行っていたものです。
最終報告書によりますと、16人から申し出のあった96件の対象事案のうち10件について「威圧的な指導を繰り返し精神的な攻撃をした」などとしてパワハラ行為と認定しました。
今回の調査結果を受け市民病院は、パワハラ行為を行っていた職員2人と管理監督者である管理局長に対し口頭で注意したということです。
(笠岡市 栗尾典子市長)
「こういう案件が非常に長く処理するまでにかかってしまい、市民や職員に不安を与えたことは本当に残念。心理的安全を確保するということで風通しの良い職場を一緒になって作っていきたい」
市民病院は、今後専門機関による研修を実施したり、職員に定期的にアンケートを行うなどしてパワハラ防止に取り組むとしています。
経営改善されたが「板挟み」 病院管理職2人、パワハラ計10件認定
2026年6月17日(水) 7:00 朝日新聞(雨宮徹)
岡山県笠岡市の市立市民病院で管理職の看護師ら2人が複数の看護師に対し、威圧的な指導などを繰り返すパワハラ行為が計10件あったと市が16日、明らかにした。この管理職2人と、管理監督者である病院の管理局長が口頭注意を受けた。
市人事課によると、認定されたパワハラは民間病院の経営者が病院事業管理者として迎えられた2021年4月以降の4年間で起きた。複数の看護師が25年4月、パワハラ防止に関する市条例に基づいて被害を訴えた。上司である管理職の看護師ら9人による約110件の事案について市が設置した対策委員会が調べた結果、うち1人の7件が今年3月の中間報告で、別の1人の3件が今月出された最終報告でパワハラと認定された。威圧的な指導の具体的な内容については明らかにしていない。
対策委は最終報告で背景について、経営改善の結果、看護師に負担の増大感が生じたことなどを挙げ、問題点として「一般の看護師は患者増による負担感の増大、管理職への不信感などを訴えたのに対し、管理職は、管理者と一般看護師の間で板挟み状態になり、日々すり減るような思いで仕事をしていた。本件はそのような状況下で生じた問題と評価できる」と指摘した。
最終報告を受け栗尾典子市長は報道陣に対し「こういう案件を処理するまでに非常に長い時間がかかってしまい、市民や職員に不安を与えたことは本当に残念。庁内も含め病院でも心理的安全性を確保したい」と述べた。
パワハラ3件を新たに認定
笠岡市立市民病院のパワハラ問題で最終報告まとまる
2026年6月18日(木) 17:24 瀬戸内海放送
岡山県笠岡市は、市立市民病院で複数の看護師がパワーハラスメント被害を訴えた問題について、市が設置した委員会が新たに管理職1人によるパワハラ3件を認定し、最終報告をまとめたと6月16日に発表しました。
市人事課によると、この管理職は2025年4月、看護師1人に威圧的な指導を繰り返していて、委員会がパワハラと認定したということです。
市は2025年6月にハラスメント対策委員会を設置し、被害を申し出た看護師22人と看護師の上司にあたる管理職ら9人について、合わせて約110事案を調査。
これまでに、別の管理職1人による看護師5人への7件の行為がパワハラと認定されていました。
一連の問題の背景について委員会は、赤字体質にあった市民病院の経営改善を進める中で、看護師の負担感が増加していたと指摘。そのうえで、管理職は、当時の経営責任者と現場の看護師の間で板挟み状態となり、十分な意思疎通を図れていなかったことが要因だとしています。
笠岡市立市民病院では、再発防止策として4月1日付けで「ハラスメント・ゼロ宣言」を発表し、ホームページにも記載しているほか、定期的に研修会を開いていくとしています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ2025年2月4日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼【独自】病院で上司から「あんたが殺した」発言も 笠岡市民病院(岡山)で多数パワハラ訴え、市が実態把握へ
これの続報です。
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