2026年8月26日水曜日

▼下僕のように…議会対応で心身不調26人 福岡市が職員アンケ

下僕のように…議会対応で心身不調26人 福岡市が職員アンケ

 

2026年8月26日() 6:45 毎日新聞(井土映美)

 

 福岡県議会で他会派の質問を自民党議員に横流ししていた問題などを受け、福岡市は24日、市職員を対象にした議会対応に関するアンケート結果を公表した。回答では「下僕のように扱う言動をする議員がいる」「反省文の提出を求められた」などの声が寄せられた。市議とのやり取りによって精神的な苦痛を受け、心身に不調が生じた職員は26人に上った。

 

 アンケートは課長級以上の職員599人が対象で、566人(回答率約945%)が回答した。設問の一部は複数回答可。

 

 2023年度以降、市議の市議会での質問原稿などを作成し、提供した職員は61人に上った。提供した会派は、自民党51自民党新福岡25公明党6無所属3新しい風ふくおか2福岡市民クラブ1人--。そのうち作成内容について「質問原稿(読み文)の全部」と答えたのは32人に上り、設問の全部は18人、設問の一部は28人だった。作成理由は「議員に求められたため」が最も多く、36人が回答した。

 

 また23年度以降、市議から得た議会質問に関する情報を了承を得ないまま他の市議に提供した職員は3人で、いずれも質問項目の大まかなテーマを伝えていた。

 

 ◇「先生」呼び、威圧的言動も

 経験したことのある市議対応では、市議のことを「先生」と呼ぶが247人、長時間にわたって威圧的な言動を受けるが147人。自由記述では「議員の意向に沿えない旨を説明したら『そんな説明しかできないなら帰れ』と叱責された」「勤務時間中に政党の機関紙の購入を勧められた」などの回答もあった。一方で、市議の政治資金パーティーを組織的に購入した職員はいなかった。

 

 アンケート結果を受け、平畑雅博市議会議長(自民)は24日、「市民の信頼の上に議会運営が成り立っていることを踏まえれば、結果を真摯(しんし)に受け止める必要がある。一方で議会と行政との間で事実関係や認識に相違がある部分もある」とのコメントを出した。

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