育休嫌がらせ、男性の4人に1人 上司ら妨害、4割が取得諦め
2021年5月23日(日) 15:52 共同通信
過去5年間に勤務先で育児に関する制度を利用しようとした男性の26.2%が、育児休業などを理由にした嫌がらせ「パタニティーハラスメント」被害の経験があると回答していたことが23日、厚生労働省の調査で分かった。上司による妨害行為が多くみられ、経験者の42.7%が育休の利用を諦めた経験があった。
政府は男性の育休取得を促進するため今国会に育児・介護休業法などの改正案を提出しているが、改めて男性が育児で休みやすい職場の環境づくりの難しさが浮き彫りとなった形だ。
複数回答で誰からハラスメントを受けたかを尋ねたところ、役員以外の上司が66.4%で最多だった。
《カウンセラー松川のコメント》
未だに男性の育休使用は難しい実態が浮き彫りになりました。
職場にとって貴重な戦力が一時的にせよ欠けるのは
確かに職場にとって損失であるでしょう。
しかし、法律により定められている権利行使を妨害すると言うことは
この法律を定めた日本国に対して反抗するも同様ですから、
非国民の誹りを免れないと言えます。
政府も法定の休暇使用を拒んだり、使用し難い環境にしている組織を
官報等で公表するくらいに強い姿勢であっても良いと思います。
被害者の方々へ
法律に定められた休暇なので使うことは正当な権利行使ですので
堂々として構いません。
但し、欠員状態を作る訳ですから、職場への配慮を忘れないことが
人として大切だと思います。
理解する能力の無い上司や職場もあるでしょうけど、
きちんとした手続きを踏んでしっかりと育児に励んでください。
また、使用を妨害する様ならば、労基署等に相談してみましょう。
狩猟の時代から男性が外で働き家を女性が守るという関係性であり、これは身体的構造の問題に沿ったものであったのは確かですけどね。
返信削除これが、いつからかお互いを尊重しつつ助けあっていたものから、男尊女卑という考え方に。
あ、そんな原点の話しをしても仕方ありませんが、子どもは一人でつくったものではありませんし、今や核家族が進み出産後の手助けのできる人すら簡単には見つけられません。だからこその育休制度なのに、頭のガチガチな上司が多いでしょうね。もちろん、戦力がかけてしまうのは会社にとっては痛手となりますが、道はあるはずです。自分たち都合では考えてはいけない問題ですよね。
男性の育休制度が社会的認知をされる前に法制化されたのも
削除原因だと感じております。
例え法定ではなくても忌引きを有給無給を問わず
休暇扱いしている企業は多いと思います。
例え、就業規則も不要な小さな企業でも
親の葬式まで欠勤で対応しろとは言わないでしょう。
それに比べると、男性の育休がこの扱いなのが
社会的認知の低さとして現れていると思うのです。
当然、今の経営者や上司は男性育休の使用経験どころか
仕事を休んでの育児まで経験をしていないでしょうから、
尚更に理解促進をさせないとダメなのです。