2021年5月7日金曜日

委員の仕事怠った生徒に立腹 計7時間半、立たせる 中学教員を処分

委員の仕事怠った生徒に立腹 計7時間半、立たせる 中学教員を処分

 

2021年5月7日() 17:47 神戸新聞

 

 顧問を務めていた女子バレーボール部で生徒の部員2人を長時間立たせたまま、部活に参加させなかったとして、神戸市教育委員会は7日、市立中学校の女性教諭(49)を戒告の懲戒処分にした。

 

 市教委によると昨年12月8日の昼休み、学校の体育委員でもあった部員2人が、ほかの生徒にボールを貸し出す仕事を怠って遊んでいたため、教諭は「(体育委員の)バッジを返しなさい」などと注意。「嫌です」と答えた部員に立腹し、その後謝罪しようと「話をしてもいいですか」と尋ねた2人に対し、同じ言い回しで「嫌です」などと取り合わなかったという。

 

 結果的に2人は連日部活に参加できず、1人は同月10日まで計約3時間半、もう1人は11日まで計約7時間半、体育館などで立ちっぱなしの状態だった。生徒1人はその後、現在まで部活を欠席しているという。


《カウンセラー松川のコメント》

[計7時間半、立たせる]キャッチーな見出しで読者を誘導しています。
8日から11日までならば4日間で7時間30分立たされていたのです。
決して、1日で7時間30分も立たされていた訳ではないことに
記事を読まれた方は気をつけてください。
次に、なぜ長時間も立たされたのか、その経緯も考えてみてください。
委員としての仕事をサボり遊んでいた為に
教員が「委員のバッジを返納しろ」との指示に対して
生徒は自らの行為を棚に上げて「嫌です」と回答。
この段階で、教員と生徒のどちらが問題しょうか?
私は生徒側に全面的な非があると思います。
更に悪いのは、生徒は謝罪しようと「話をしてもいいですか」と
教員に切り出しています。
謝罪する態度ならば「話をしてもいいですか」とは言わないです。
せめて「言い分を聞いてください」と言うのが筋だと思います。
教員も一人の人間です。感情だってあります。
この様な無礼極まる態度の生徒に対して、
懲戒する権利は無いのでしょうか?
こう言う、未成年への甘やかしがダメ人間を作っているのです。

被害者とされいる生徒達へ、
自分達の立場を考えて、義務や礼儀を親から教わるなり、
自ら学ぶこと。

2 件のコメント:

  1. 近年は家庭教育がまったくできていません。
    そこが教師の痛切な悩みと聞いています。
    親子は友達のような関係と、それが流行りのような風潮になり、『躾』というものができなくなったり、はたまた躾を勘違いした暴力になったり。かと思えば、我が子への過保護ぶりがエスカレートしていたり。
    子は身体は成長しますが、肝心な事を学べずに育ってしまいますので。

    教育に携わった事がある者として、とても危機感を感じています。

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    1. 平等や権利の主張を優先した結果として利己主義が卑しい意味から当然の意味に変わりました。同時に、相手を思いやるよりも自分を大切にするのが当たり前になりました。
      親子関係を友達関係と同一視する躾けが、子供にとって人間関係の理解を出来なくさせています。
      この様な子供が社会人になると、先輩や上司の叱責も「パワハラ」と大騒ぎするのでしょうね。
      パワハラのニュースを扱っていると、このニュースの様に感じるニュースも散見されます。

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