クールジャパン、セクハラ認定 くじで役員との映画強いる

クールジャパン、セクハラ認定　くじで役員との映画強いる

 

2021年5月13日(木) 18:54　共同通信

 

　日本文化発信を目指す官民ファンド「クールジャパン機構」の元派遣社員の30代女性が、懇親会で男性役員の同伴を強いるくじを引かされ、精神的苦痛を受けたとして損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は13日、一審東京地裁判決に続き、くじをセクハラと認めて機構の元最高投資責任者（CIO）に5万円の支払いを命じた。

 

　判決によると、元CIOは2016年7月、懇親会に参加した女性従業員に「当たり！！ワインディナーwith　監査役」「映画with　CIO」などと書いたくじ複数枚を引かせた。

《カウンセラー松川のコメント》

昭和の香りがする事案ですが、悪ふざけの域を超えてます。
慰謝料請求が目的ではなく、セクハラ行為を国に認知させる為の訴訟ですね。
被告は高裁の判決に従うのでしょうか？
たかが5万円なので支払うのは簡単ですが、
支払うことで［国家認定セクハラ行為者］となるのですから、
第三審に期待するでしょうね。

被害者の方へ
地裁、高裁とセクハラを認定しているので、
判決が覆される可能性は低いですが、油断は禁物です。