2021年5月29日土曜日

博多阪急の前店長、従業員に「今は偏差値30の働き方だ」…飲み会では女性の手握る

博多阪急の前店長、従業員に「今は偏差値30の働き方だ」
…飲み会では女性の手握る

 

2021年5月29日() 9:47 読売新聞

 

 昨年12月、重大なコンプライアンス違反を理由に解任された博多阪急(福岡市)の前店長の男性(58)について、同店を運営する阪急阪神百貨店が、従業員へのセクハラ・パワハラ行為を認定していたことがわかった。同百貨店は解任発表の際、詳細を明らかにしていなかった。

 

 同百貨店は今年4月、男性に対し、この問題を調べた調査委員会の弁護士費用を求めて福岡地裁に提訴したが、今月取り下げた。

 

 訴状では、被害に遭った従業員が昨年11月に内部告発し、百貨店側が調査委を設置。その結果、2018年4月頃から20年11月にかけて、男性が飲み会などで女性スタッフの手を同意なく握ったり、従業員に対して「前は偏差値70の働き方をしていたのに今は30だ」などと発言したりしたとしている。

 

 男性は14年から同百貨店の執行役員を務め、18年4月に博多阪急の店長に就任した。

 

 同百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング(大阪市)は読売新聞の取材に対し、「詳細は控えるが、今回の事案を受けてさらにハラスメント防止対策を強化した」としている。


《カウンセラー松川のコメント》

上場企業の執行役員がセクハラとパワハラで解任され
しかもその事実が伏せられていた事で報道されました。
事案内容としては語弊がありますが在り来たりの内容です。
それにしても事案の調査費用を加害者に求める為に
一旦は民事訴訟を提訴した会社の姿勢には驚かされました。
確かに、ハラスメント事案を起こさなければ余計な出費も無かったですが、
加害者の同意を得ての調査でもなければ普通は会社負担で
諦めるのではないでしょうか?
それとも、この辺りが大坂商人の方の発想なのてしょうか?

被害者の方々へ
セクハラやパワハラを受けて嫌な思いをされたましたが、
加害者は解任と言う形で会社を去っているので
職場での被害は発生しませんから安心してください。


 

2 件のコメント:

  1. そもそも、何も無ければ対策もするつもりなかったようにも受け止められます。
    ハラスメントがあったなら当然適切な対処をすべきですが、解任したとはいえ、訴訟費用は会社が負担ではなく、提訴したのには驚きです。
    取り下げたようですが。
    ハラスメント対策を強化したと言ってますが、効果を期待するとともに、ハラスメントが起きない(万が一にはできるだけ早期に相談できる)会社づくりとなると良いですね。

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    1. 人が多くなる程に考え方の違いも増えますから
      それが発端となるハラスメントも起き易いでしょう。

      大企業はCSRの絡みもあって
      結構ハラスメント窓口を設置している様ですね。
      それでも機能するのかは別問題でしょうけど。

      中小企業も来年から義務付けですが、
      経営者さんとか総務や人事担当の方が
      どれだけ理解しているのか怪しいものです。

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