2021年5月18日火曜日

女性候補者の数値目標断念 改正案にセクハラ防止規定 超党派議連

女性候補者の数値目標断念 改正案にセクハラ防止規定 超党派議連

 

2021年5月18日() 20:32 時事通信

 

 女性の政治参画推進を目指す超党派議員連盟(会長・中川正春元文部科学相)は18日、「政治分野における男女共同参画推進法」の改正案をまとめた。

 

 候補者に占める女性割合の数値目標の設定を各党に義務付ける規定については、自民党や日本維新の会の反対で断念。女性議員増に向けた環境整備のため、議員や候補者に対するセクハラなどの防止規定を盛り込んだ。

 

 数値目標をめぐっては、自民党は「現職議員が各選挙区にいるため、女性に代えることはできない」と主張。維新も「目標値の義務化は難しい」と唱えた。

 

 議連事務局長を務める国民民主党の矢田稚子参院議員は、記者団に「議連としては、クオータ制を含めて今後も改正を重ねていきたい」と将来的な導入に意欲を示した。


《カウンセラー松川のコメント》

立候補者や議員に有権者がセクハラ行為をするのは、
まるで枕営業を強要するのと同じで議会制民主主義にあってはならぬ事です。
それは議員に対するマタハラでも同様でしょう。
しかし、職員や従業員と異なり、議員には交代要員がおりませんので
議会運営等で産休や育休を行使する権利を認めて構わないのか
疑問点もあります。
例えば、あなたの住む所の議会であなたはA党の支持者だとします。
議会ではA党対B党となっており、議席は同数だとします。
あなたの住む地域が不利益を被る議案の採決の時に、
A党はあなたの住む地域に有利派、B党はあなたの住む地域に不利派です。
その採決の時にA党の議員が産休や育休で採決を休めば
当然、B党の賛成多数で採決されてしまい、
あなたの地域は不利益を被ります。
だから、有権者にとって議員が休暇を使われては困る事もあるのです。
また、政党からの立候補者はその政党の理念に賛同し
且つ議員として相応しい人を候補者として推薦します。
それを単に数あわせだけで党推薦候補とされる事は、
本当にそれが有権者にとって良い事なのでしょうか?
私は悪平等だと思います。
繰り返しますが、セクハラやマタハラは容認出来ませんが、
それを口実に候補者同数を強制するのは理論の飛躍だと思います。

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