2021年5月29日土曜日

園児暴行、元園長に有罪 「非常に悪質」 福島地裁判決

園児暴行、元園長に有罪 「非常に悪質」 福島地裁判決

 

2021年5月29日() 8:29 毎日新聞(肥沼直寛)

 

 福島県二本松市の元認可保育施設「すまいるえくぼ」で起きた複数園児への暴行事件で、暴行罪に問われた元園長、浜尾敏子被告(54)=同市油井=の判決公判が28日、福島地裁であった。三浦隆昭裁判官は「犯行の態様は非常に悪質」とし、懲役2年執行猶予5年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。

 

 判決で三浦裁判官は「本来守ってくれるべき保育所の先生からの暴行により被害者に生じた精神的苦痛は大きい」と指摘。動機についても、自分のことを笑っているように感じたなど、身勝手極まりないと非難した。

 

 一方、浜尾被告は起訴内容を認め、保育には今後携わらないと述べており、社会的制裁も受けているとして刑の執行を猶予した。

 

 判決によると、浜尾被告は2020年10月、保育所の園庭で当時2歳の園児の胸ぐら付近をつかみ、体を前後に複数回揺さぶるなどの暴行を加えた。同年11月、他の園児2人にも頭や背中をたたくなどした。


《カウンセラー松川のコメント》

裁判官は「悪質」と評しながらも、理由を付けて執行猶予の判決にしています。
[社会的制裁]とか[今後は同じ職に就かない]これで免罪符の様になるなら、
被害者救済は夢のまた夢です。
どこかに「たかが幼児3人。しかも怪我もしていない」との
甘い他人事感覚が見え隠れしてます。
やはり、同様の事件を防止する意味でも、実刑判決を出して欲しいです。

被害者の方々へ
多分記憶には残らないと思いますが、それで良いと思います。


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