2021年5月24日月曜日

職場でパワハラ、コロナ感染者に嫌がらせ… 人権侵犯232件に増加 20年千葉県内

職場でパワハラ、コロナ感染者に嫌がらせ…
 人権侵犯232件に増加 20年千葉県内

 

2021年5月24日() 12:13 千葉日報

 

 千葉地方法務局は、2020年に新たに救済手続きを開始した人権侵犯事件が、前年比14件増の232件だったと発表した。種類別で最も多かったのは職場でのハラスメントを含む「労働権関係」で48件増の67件に上り、全体の約3割を占めた。感染者やPCR検査を受けた人への嫌がらせなど新型コロナ関連の人権被害も5件確認された。

 

 同局によると、労働権関係のうち、職場でのパワハラやセクハラが9割に上った。同局の担当者は「ハラスメント関係法の改正が新聞などで大きく報道され、意識が高まったのではないか」と分析した。

 

 続いて多いのが「プライバシー関係」で、14件増の39件。大半はインターネット上の被害で、SNSの普及により、写真や個人情報を勝手に掲載されるトラブルが目立った。同局がプロバイダーに削除要請をしたケースもあったという。

 

 一方、19年は全体の約4割を占め最多だった「学校におけるいじめ」は、68件減の14件だった。2045月に緊急事態宣言が発令され休校が相次いだため、同局は「学校で過ごす時間が少なくなったことが影響したのでは」と分析した。

 

 この他、離婚の強要など強制・強要事案が14件増の27件だった。

 

 新型コロナ感染拡大に伴う人権被害5件の中には、感染者が多い地域からの転居希望者に対する賃貸拒否などもあった。同局は、うち4件について、法律上の助言をしたり、関係機関を紹介したりする「援助」を行った。


《カウンセラー松川のコメント》

やはり、コロナ禍の一つとしての人権侵害が発生していました。
実際には感染していなくても人権を侵害されるのですから
感染者に対しては更に酷い状況なのだと思います。
感染防止をしていても感染された方、感染するべくして感染した方、
いろいろだと思いますが、御自身に危害が及ばない限りは
あまり攻撃的な態度は慎んだ方が良いでしょう。
また、職場での人権侵害はハラスメントが代表的です。
まだまだ罪悪感無く行う方や意識して行う輩と様々ですが
上司や経営者だけでなく職場全体でハラスメントや人権侵害行為に
目を光らせて欲しいです。

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