若年層の4人に1人が性被害 加害の最多は学校関係者 内閣府調査
2022年6月17日(金) 18:15 朝日新聞
16~24歳の若年層のうち、およそ4人に1人が何らかの性暴力の被害を受けたことがあるとの調査結果を内閣府がまとめた。加害者で最多だったのは、教職員や同級生など学校関係者だった。調査は、若年層への性暴力の実体を把握するため、初めて実施された。
内閣府男女共同参画局は今年1月、インターネット上で16~24歳の男女約22万1千人を対象にアンケートを実施した。望まない性的な言動を「性暴力」と定義。回収率が2・82%と低いため、「母集団の特性を反映する疫学的なデータとは言えない」とも留保したが、有効回答者(6224人)のうち、何らかの被害を受けたとの回答は1644人(26・4%)だった。
被害内容では、「言葉による被害」が最多で17・8%。「身体接触を伴う被害」が12・4%、見たくない画像や動画を見させられるなど「情報ツールを用いた被害」は9・7%、相手の裸や性器を見せられるなど「視覚による被害」は7・4%、「性交を伴う被害」が4・1%と続いた。
一方、被害を受けた人を対象にした本調査(有効回答数2040人)も実施。加害者との関係では、「通っていた(いる)学校・大学の教職員、先輩、同級生、クラブ活動の指導者など」が36・0%で最も多く、「まったく知らない人」が32・5%、「SNSなどインターネット上で知り合った人」が14・0%だった。
被害を受けた場所では、「学校」が22・5%で最多。次いで「公共交通機関」が16・8%、「インターネット上・SNSアプリ上」が11・9%だった。一方で、被害を受けても「どこ(だれ)にも相談しなかった」と答えた人は約半数に上った。
《カウンセラー松川のコメント》
若年者の4人に1人が性被害とは、あまりにも多過ぎではないてじょうか?
しかも、最多被害場所が学校と言う情けない結果もです。
性被害とは言っても、直接に猥褻な行為をされただけでなく、
口頭での加害も含まれてはいますが、それでも問題視するべきでしょう。
この様なデータを見ると、決して学校も安全な場所ではないのですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿