2022年6月6日月曜日

自衛隊員が新人にパワハラで懲戒処分、消灯後の携帯使用を注意した際に暴言・高知駐屯地

自衛隊員が新人にパワハラで懲戒処分、
消灯後の携帯使用を注意した際に暴言・高知駐屯地

 

2022年6月6日() 19:21 高知さんさんテレビ

 

陸上自衛隊によりますと、20207月、香南市の第50普通科連隊で男性3等陸曹(27)が、研修で指導していた新入隊員に対して、ルールを破って消灯時間後に携帯電話を使っていたことを注意。その際、新入隊員が言い訳をしたと思い、胸ぐらをつかみました。

 

同じ日、別の新入隊員に機関銃の取り扱い方を教えていた際に、教えたのと違う方法で扱っていたことから注意をしたうえ、人格を否定するような言葉を発しました。

 

自衛隊はパワハラを行なったとして66日付けで停職3日の懲戒処分を下しました。


《カウンセラー松川のコメント》

ルールを破った新入隊員に非はあるのでしょうけど、
謝罪や釈明を聞く場合には冷静でないと正しい判断が出来ません。
この事案だとニュースでは「言い訳をしたと思い」とのことなので
加害者の思い込みだけで叱責をしているのだと思います。
上官たる者、常に情報を整理出来る様でないと務まりません。
また、近年の若者は[結果が全て]の部分があり、
手順を軽視する傾向もあります。
武器である機関銃ですから、扱う新人も慎重に対処するべきでした。
しかし、昨今の叱責で人格否定をすると、パワハラ加害者となりますので、
この点には注意してください。

被害者の皆様へ
自衛隊に限らず、多くの組織で上席者が人格者ばかりではありません。
特に「力が正義」となりがちな自衛隊では、
頭脳程度より体力重視の面もありますので、
法令どおりの叱責が出来ない上席者も少なくありません。
そう言う点では「運が悪かった」と諦めるしかありませんが、
この経験を活かして今後の後進指導に当たって頂ければ
良い職場環境が作れると思います。

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