2022年6月15日水曜日

二宮町議ハラスメント 議会結論、訴え認定も否定もせず

二宮町議ハラスメント 議会結論、訴え認定も否定もせず

 

2022年6月15日() 5:21 神奈川新聞

 

 神奈川県二宮町の女性町議が男性議員3人からハラスメントを受けたと訴えた問題を巡り、同町議会は14日、全員協議会を開いた。ハラスメントの事実認定はしなかったものの、「(女性議員が)自ら問題解決、環境改善を求めたことは勇気ある行動で、議会として再発防止に取り組まなければならない」と結論付けた。

 

 女性議員は3月の全員協議会でハラスメント被害を訴え、同議会は町議でつくる調査チームを発足させて当事者に聞き取りを実施。5月25日に調査結果を発表し、この日に「議会の総意」として報告した。

 

 女性議員が男性議員1人から腰に手を回されるなど身体的接触を受けたと訴えたことについて、「事実があったとするまでの確信は持てないものの、訴えを否定するものではない」との見解を明示。乳がんの手術で一時療養していた際に別の男性議員2人が「仮病と思われる」などと発言したことに関しては、「病名病状が心身に大きな苦痛をもたらす中で『仮病』という言葉を用いたとすれば、人権を損なう発言をしたと捉える」とした。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ5月27日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 神奈川の二宮町議3人が女性議員にハラスメントか 6月3日に事実認定判断 (mms119.blogspot.com)
これの続報です。
「セクハラについては認定も否定もしない」との玉虫色の内容です。
分かり易い落とし所へ持って行ったと思います。
これである程度は被害者と加害者の双方の顔が立ったのです。
地域に最も密着している議会らしい手法とも言えるでしょう。
また、暴言については認める様な内容で決着させました。
被害者の声が無く、加害者の声もありませんが、
これも地元紙としての落とし所なのでしょう。

被害者の方へ
白黒はっきりさせないのも日本の文化です。
被害に遭われたのが認定されないのはお辛いと思いますが
ここで貸しを作って今後の活動に活かすのも、
また一つの方策かも知れません。

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