2024年10月31日木曜日

▼パワハラ陸将補、部下に「内部通報者を特定する」…プラバットで頭たたいたり「頭悪い」と暴言はいたり

パワハラ陸将補、部下に「内部通報者を特定する」
…プラバットで頭たたいたり「頭悪い」と暴言はいたり

 

2024年10月31日() 17:35 読売新聞

 

 陸上自衛隊は31日、複数の部下にパワハラ行為をしたとして、東部方面隊の50歳代の男性陸将補を停職1日の懲戒処分とした。

 

 発表によると、陸将補は中部方面隊所属だった2010~12年、3人の部下に「頭悪い」と暴言を吐いたり、プラスチック製のバットで頭をたたいたりした。19年に勤務態度が悪いと匿名で内部通報された際は、部下に対して「通報者を特定する」と発言した。昨年1月の内部通報を受けた調査で一連のパワハラが判明した。

 

 

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部下に暴言、バットで小突く 自衛隊幹部、パワハラで停職処分

 

2024年10月31日() 15:55 毎日新聞(松浦吉剛)

 

 陸上自衛隊は31日、部下4人にパワーハラスメントをしたとして、東部方面隊に所属する50代の男性陸将補を同日付で停職1日の懲戒処分にしたと発表した。陸将補は陸自内で陸将に次ぐ階級の高級幹部に位置づけられる。

 

 陸自によると、陸将補は1佐として中部方面隊に勤務していた20108月~123月、部下3人に「頭が悪い」「ばか」といった暴言を浴びせたり、プラスチック製バットで頭を小突いたりするなど威圧的な指導をした。また194月には、自身の勤務態度が悪いとの匿名通報があったことを知り、「通報したのか」などと部下を問い詰めて精神的苦痛を与えた。

 

 231月、防衛省のハラスメント相談窓口に通報があり発覚。陸将補は暴言について「パワハラとの認識はなく、コミュニケーションの一環だった」と釈明。部下を問い詰めた19年の件は否認しているという。

 

 陸自トップの森下泰臣陸上幕僚長は「ハラスメントを一切許容しない組織環境を率先して構築し、部下の手本となるべき幹部自衛官が今般のような行為を行ったことは大変遺憾」とコメントした。

同僚にパワハラ行為の警部補を注意処分…県警、所属や年齢を明らかにせず

同僚にパワハラ行為の警部補を注意処分…県警、所属や年齢を明らかにせず

 

2024年10月31日() 11:40 読売新聞

 

 高知県警が、同僚にパワハラ行為をしたとして警部補を所属長注意処分にしたことがわかった。処分は、108日付。

 

 県警監察課によると、警部補は今年46月頃、同僚に対し、パワハラと認められる言動をした。関係職員からの申告があった。警部補は行為を認めて反省しているという。同課は「本人の特定につながる」として、警部補の所属や年齢、性別、言動の内容を明らかにしなかった。


《カウンセラー松川のコメント》

「本人の特定につながる」とのことですが、
所属や年齢、性別、言動の内容を全て公表すれば特定も容易ですが
どれか一つや二つ公表したくらいで特定されてしまうと思うのもナンセンスです。
要は組織防衛を超えた隠蔽体質に過ぎません。
この様な対応をするから、ハラスメントの抑止効果も薄れるのです。

被害者の方へ
この様な処分や対応では再発の可能性もありますので注意してください。

2024年10月30日水曜日

▼「見えないナイフで心刺された」女性競輪選手、先輩選手からの性被害訴え損賠提訴

「見えないナイフで心刺された」女性競輪選手、
先輩選手からの性被害訴え損賠提訴

 

2024年10月30日() 18:40 産経新聞

 

競輪の男性選手から性的関係を強要されるなどの性被害を受け、心的外傷後ストレス障害(PTSD)や躁鬱の症状を生じたなどとして、女性競輪選手が30日、男性や一般社団法人「日本競輪選手会」、競輪を統括する公益財団法人「JKA」を相手取り、計約2100万円の損害賠償を求める訴訟を神戸地裁に起こした。

 

女性側は昨年1月、選手会に被害を相談したが、選手会は「裁判で白黒をつけてからの話」と判断を回避。女性側は今年9月に再調査を求めたが、今月11日、「同意がなかったとはいえない」として男性の不処分を女性側に通知していた。女性は選手会に退会届を出したが、受理されていないという。

 

訴状によると、女性は選手会の兵庫支部に所属していた令和31031日、宴席で当時40代の男性選手から繰り返し卑猥な発言をされキスをされたほか、その後ホテルに連れ込まれ、性的関係を強要された上、口外しないよう脅されるなどした。女性は心身に不調が生じてレースを欠場するなどし、PTSD、躁鬱、睡眠障害などの診断を受けたという。

 

女性側は訴えで、同支部には「有名・有力選手による支配的関係が存在している」とし、パワーハラスメントやセクシュアルハラスメントが横行していたと指摘。「ハラスメント行為によって(選手としての)未来を絶たれたという無念さ、精神的苦痛は筆舌に尽くしがたい」と主張した。

 

選手会やJKAに対しては、ハラスメントの事実把握や防止に向けた取り組みを怠った結果、性被害が起きたと訴えた。

 

女性選手は提訴後に神戸市内で記者会見し「見えないナイフで心が刺されているくらい苦しい」と心情を吐露。「提訴することで泣き寝入りしている方の背中を押せると思った」と話した。

 

選手会は「誠実に対応してきた。訴状が届いておらずコメントは差し控える」とし、JKAも「訴状が届いていない」とした。

 

 

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「心が見えないナイフで刺されているくらい苦しい」
女性競輪選手が性被害を訴え
 先輩競輪選手らを提訴
 日本競輪選手会・兵庫支部でのパワハラ・セクハラ横行も指摘

 

2024年10月30日() 17:35 毎日放送

 

 競輪選手の女性が先輩の男性選手から性被害を受けたとして提訴です。

 

 訴状によりますと、競輪選手で30代の女性は「日本競輪選手会」の兵庫支部に所属していた2021年10月、先輩で当時40代の男性選手に大量の酒を飲まされ、ホテルで性的な行為を繰り返されるなどの被害を受けたということです。

 

 女性はPTSDと診断され長期間にわたってレースを病気欠場し、10月23日付で選手会に退会届を提出しました。女性は以前から支部の中でパワハラやセクハラが横行していたことも指摘。選手会が「事実の把握を怠り続けた結果、事件が発生した」などとして、男性選手と選手会などに対し、慰謝料など約2100万円の損害賠償を求めています。

 

 (原告の競輪選手)「心が見えないナイフで刺されているくらい苦しくて、本当に許すことができない」

 

 選手会は「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月24日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼現役競輪4選手がセクハラ、パワハラ被害訴え 選手会に調査申し入れ
これの続報です。


▼セクハラとアカハラ 山梨大学大学院の50代男性教授を諭旨解雇  学生から4件の相談で大学が調査

セクハラとアカハラ 山梨大学大学院の50代男性教授を諭旨解雇
 学生から4件の相談で大学が調査

 

2024年10月30日() 16:44 テレビ山梨

 

山梨大学はセクハラやアカハラによる学生への人権侵害が認められたとして、50代の男性教授を諭旨解雇の処分としました。

 

諭旨解雇の懲戒処分になったのは、山梨大学 大学院総合研究部教育学域の50代男性教授です。

 

山梨大学によりますと今年4月、学生から教授に関する4件の行為について相談が寄せられ調査したところ、教授が複数の行為を事実と認めたということです。

 

山梨大学は被害者のプライバシーに配慮するため詳細は公表していません。

 

しかし、教授の対応や言動が性的嫌がらせのセクシャルハラスメントや、教育に関する理不尽な行為のアカデミックハラスメントにあたり、学生の人権を侵害したと判断し諭旨解雇としました。

 

山梨大学の中村和彦学長は「学生と関係者の皆様に心から深くお詫び申し上げます」「全構成員に意識啓発を図り、再発の防止に努めてまいります」とコメントしています。

 

 

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山梨大大学院の50代教授
 学生にハラスメント行為で諭旨解雇「人権侵害と認められる」

 

2024年10月30日() 15:39 山梨放送

 

 山梨大学は30日、大学院の50代の男性教授が指導する学生に対し、セクシャル・ハラスメントやアカデミック・ハラスメントによる人権侵害と認められる行為をしたとして諭旨解雇処分にしたと発表しました。処分は29日付けです。

 

 諭旨解雇処分になったのは山梨大大学院総合研究部教育学域の50代の男性教授です。

 

 山梨大学によりますと、今年4月、大学の人権侵害相談員に学生1人から4件の行為について相談が寄せられました。大学が男性教授に事実確認をしたところ、複数の行為について認めたということです。処分の対象となった行為について、大学は「プライバシーの観点から公表できない」としています。

 

 山梨大学の中村和彦学長は「この度の事態は国立大学法人職員として、また教育者としてあるまじき行為で、極めて遺憾で厳粛に受け止めている。人権侵害を受けた学生や関係者に対して心から深くお詫び申し上げる」とするコメントを出しました。

▼看護専門学校のパワハラ問題、武生医師会に福井県が報告求める 学生4人が複数教員による被害訴え

看護専門学校のパワハラ問題、
武生医師会に福井県が報告求める
 学生4人が複数教員による被害訴え

 

20241030日(水) 11:30 福井新聞

 

 福井県の武生医師会が運営する武生看護専門学校(越前市中央1丁目)の学生と卒業生の計4人が複数の教員によるパワーハラスメント被害を訴えている問題で、県は10月29日、同医師会に対し、事実確認や対応方針の報告を求めた。

 

 保健師助産師看護師法に基づく措置。学生側は被害を訴えて謝罪や再発防止を求める申出書を同医師会に送付し、県にも確認を求める申出書を提出していた。

 

 県地域医療課の担当者が同日、武生医師会に出向き、学校長の林秀樹会長と面談。パワハラの事実確認の方法と完了時期のめど、パワハラが確認された場合の対応について、11月中旬までの報告を求めた。

 

 医師会事務局は取材に対し「学校の幹部が教職員に聞き取り調査を行っている。慎重さが必要だが、なるべく迅速に対応し、明らかになったものは誠実に報告したい」とした。

 

 学生ら4人は申出書で、人格を否定する暴言や威圧的態度、無視などの行為があり、うち1人がうつ病の診断を受けるなど精神的苦痛を受けたとしている。

2024年10月29日火曜日

▼「息子の無念は晴れない」複数の教員による”パワハラ”が原因で自殺した男子学生…遺族が北海道を相手に訴訟 初弁論で悲痛の訴え 北海道江差町

「息子の無念は晴れない」
複数の教員による”パワハラ”が原因で自殺した男子学生
…遺族が北海道を相手に訴訟 初弁論で悲痛の訴え 北海道江差町

 

2024年10月29日() 22:48 北海道文化放送

 

 北海道立江差高等看護学院で、5年前に男子学生が自殺したのは、教員のパワハラが原因だとして、遺族が起こした訴訟の初弁論が1029日に開かれました。

 

「パワハラが原因であることを認めない限り、息子の無念は決して晴れません。」(自殺した男子学生の遺族)

 

 この訴訟は、2019年に北海道立江差高等看護学院の男子学生が、自殺したのは、レポートの提出期限に1分遅れたことで留年したなど、複数の教員によるパワハラを道が放置したのが原因として、遺族が9500万円あまりの損害賠償を求めているものです。

 

 きょうの初弁論で遺族は「(3者委員会の)調査結果と矛盾する回答でショックを受けた」などと話しました。

 

 一方、道は請求棄却を求めました。

 

 

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看護学生自死「パワハラとの因果関係認めて」 母親が法廷で訴え

 

2024年10月29日() 21:00 朝日新聞(野田一郎)

 

 北海道立江差高等看護学院(江差町)で複数の教員からパワーハラスメントを受けた男子学生が2019年に自死した問題で、遺族がパワハラと自死との間に因果関係があるとして道に約9500万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が29日、函館地裁(五十嵐浩介裁判長)であった。道側は書面で請求の棄却を求めた。

 

 「道が息子の自死が教員のパワハラが原因であることを認めない限り、息子の無念は決して晴れません」

 

 亡くなった学生の母親が法廷に立ち、意見陳述をした。声を震わせて「息子の死の原因が何であったかを適切に判断していただければと思います」と訴えた。

 

 訴状などによると、亡くなった学生は2年生だった17年、再試験のプリントの提出期限に1分ほど遅れたため、副学長(当時)に受け取ってもらえず留年が決定。19年には別の教員から暴言や執拗(しつよう)な非難を受け、「死にたいかもしれない」と言ったり、たばこの吸い殻を食べて死のうと考えたりするようになった。他の教員にも「看護師になれると思ってんの」などと言われ、自分から教員に対し「人格を変えます」と言うほど精神的に追い込まれたとされる。

 

 原告側は、学生が199月ごろにその教員から指導を拒否されたため、単位を落としたと誤解し、教員らのパワハラが続くと絶望して自室で自死したと指摘。こうしたパワハラ行為自体や、歴代学院長がパワハラを放置し、パワハラや自殺予防に関する対策を講じなかったことは安全配慮義務に違反し、学生の生命、身体、人格権を侵害する不法行為だと主張した。

 

 設置者の道については、12年ごろには同学院での不適切な指導について苦情が寄せられていたのに、予防などの措置をとらなかった責任があるとした。

 

 この問題を巡っては、遺族の求めで道が設置した第三者調査委員会が昨年3月、複数の教員によるパワハラ行為を認定し、自死との間に賠償責任を負う「相当因果関係」があると結論づけた。これを受けて遺族は道の謝罪を受け入れたが、その後、道はパワハラによる精神的苦痛に対する賠償には応じるとした一方、自死に対する賠償を拒否した。

 

 裁判の後、母親は記者会見した。

 

 道から謝罪された際、「(息子に)本当に認めてくれたねと話しかけた」という。「あの謝罪はなんだったのか」と不信感をあらわにした。

 

 道に望むことについて、「息子はどうやっても帰ってこない。だからこそ、きちんと(パワハラによって)人の命が奪われたということは認めてもらわないと報われないので、必ず認めてもらいたい」と語った。

 

 

 

「人の命が奪われたことは認めてもらわないと…報われない」母親の訴え
 看護学生のパワハラ自殺 北海道への賠償請求裁判始まる 函館地裁

 

2024年10月29日() 20:56 北海道放送

 

 5年前、北海道南部の道立江差高等看護学院に通う男子学生が複数の教員からパワーハラスメントを受けて自殺したとして、学生の母親が北海道に対し損害賠償を求めている裁判の初弁論が開かれました。

 

この裁判は、2019年、道立江差高等看護学院に通っていた男子学生が教員によるパワハラが原因で自殺したとして、男子学生の母親が学校の設置者である北海道に対し、約9500万円の損害賠償を求めているものです。

 

訴状などによりますと、男子学生はレポートの提出が1分遅れただけで留年させられたり、実習の指導を拒絶されたりするなど複数の教員からパワハラを受けていました。

 

北海道の第三者委員会は、教員3人によるパワハラが自殺につながったとする調査報告をまとめ、去年5月、北海道は男子学生の母親に謝罪しています。

 

しかし、その後、損害賠償の協議が進む中で、北海道は自殺とパワハラとの因果関係は認められず賠償には応じられないと遺族側に回答していました。

 

29日行われた初弁論で、男子学生の母親は「北海道が息子の自殺が教員のパワハラが原因であると認めない限り、息子の無念は決して晴れません」と意見を述べました。

 

母親の代理人によりますと、北海道側の代理人は出廷せず、事前に提出した答弁書で全面的に請求の棄却を求めているということです。

 

初弁論のあとに開かれた会見で母親は…。

 

自殺した男子学生の母親

「本人がいればもしかしたら言い方は悪いが、泣き寝入りで終わるということも考えられるので。息子は帰ってこないので、どうやっても。だからこそ、きちんと人の命が奪われたことは認めてもらわないと本当に報われない。必ず認めてもらいたい」

 

次回の弁論は1224日です。

 

 

 

江差高看パワハラ自殺裁判 初弁論で母親が無念の訴え

 

2024年10月29日() 18:42 テレビ北海道

 

2019年に道立江差高等看護学院に通っていた学生が自殺した問題で、遺族が道を相手取って起こした裁判で、きょう、函館地裁で初弁論がありました。

男子学生の自殺については、去年、道の第三者委員会が教員のパワハラと「相当因果関係」があるとする調査報告書をまとめ、道は学生の母親に謝罪しました。道がしかし、道がその後の示談交渉のなかで「パワハラと自殺との因果関係は認められない」と主張したことで、母親は道におよそ9500万円の損害賠償を求め、先月函館地裁に提訴しました。

きょうの初弁論で母親は「裁判を行いたいとは一切思っていなかった。道が教員のパワハラが原因だと認めない限り息子の無念は決して晴れない」などと意見陳述しました。初弁論後の会見で母親は、「裁判しないと自死は一切認めないというのが手紙には書いてありました。手紙を見て本当にショックでしたし、あの謝罪はなんだったのかなと思う」と話しました。道は請求棄却を求めて争う方針を示しています。

 

 

 

「私は裁判を行いたいとは思っていなかった」
江差高等看護学院学生パワハラ自殺問題 裁判で初弁論 函館地裁

 

2024年10月29日() 18:29 北海道テレビ

 

江差高等看護学院の男子学生が教師からパワハラを受けて自殺した問題。遺族が道に損害賠償を求めている裁判の初弁論が函館地裁で行われました。

 

男子学生の母親)

「どうしても言っておきたいことは、私は裁判を行いたいとは思っていなかったということです」。

 

前田愛奈記者)

「男子学生が命を経っておよそ2年が経ち母親が初弁論のため地裁へと向かいます。これから意見陳述を行う予定です」。

 

2019年に道立江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題。去年5月、第三者委員会は教師によるパワハラがあったと認定し学校の学習環境と自殺との「相当因果関係」を認めました。

 

これを受けて道は遺族に謝罪しましたが、その後、「法的責任は別」として自殺の賠償に応じない考えを示しました。

 

北海道・鈴木知事(去年)

「誠意をもって対応していきたい」

 

亡くなった学生の母親(去年10月)

「誠意なんかないですよ、一切。逆に踏みにじられているとしか言いようがないじゃないですか」。

 

当初、提訴の意向がなかった遺族側も、自殺の賠償に応じないことからおよそ9500万円の損害賠償を求めて道を提訴、29日の初弁論を迎えました。

 

男子学生の母親)

「裁判所が認めない限り息子の自死の賠償は認めないという道の対応に誠意など感じるはずもありません」。

 

母親は法廷で声を詰まらせながら意見陳述書を読み上げました。

 

男子学生の母親)

「道が息子の自死が教員のパワハラが原因であることを認めない限り息子の無念は決して晴れません。息子の死の原因がなんであったのか適切に判断していただければと思います」。

 

道側は29日の初弁論に誰も出廷しませんでしたが、請求の棄却を求めて争う姿勢をみせています。

 

男子学生の母親)

「代理人が来なかったのを見ると本当に道にとっては大した問題にしてないのかなっていう思いしかない」、「息子が帰ってくるわけではない。だからこそ、きちんと人の命が奪われたってことは認めてもらわないと、本当にそれこそ報われない」。

 

次回の裁判は12月24日に行われます。

 

 

 

「何度も何度も裏切られた」教員からパワハラ
 自殺した学生の遺族が訴え 北海道は争う姿勢

 

2024年10月29日() 17:40 札幌テレビ

 

道立江差高等看護学院に通っていた男子学生が2019年に自殺したのは、教員によるパワーハラスメントが原因だとして、男子学生の母親が道に損害賠償を求めた裁判で、母親は「何度も何度も道から裏切られた」と提訴に至った心情を訴えました。

 

母親は、男子学生が適切な指導を受けられなかったり大声で叱責されるなど、複数の教員から受けたパワハラが原因で自殺したとして、道におよそ9500万円の損害賠償を求めています。

 

29日に開かれた1回目の裁判で、学生の母親が意見陳述を行い、第三者委員会がパワハラと自殺の因果関係を認め、道は謝罪したにも関わらず、自殺に対する損害賠償を認めない対応について、ショックを受け裏切られたと述べました。

 

(男子学生の母親)「あの謝罪は何だったのかなという不信感とか。息子は帰ってこないのでどうやっても。だからこそきちんと人の命が奪われたことは認めてもらわないと報われない」

 

これに対し、被告の道は請求の棄却を求めて争う姿勢を示しています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ9月13日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼北海道・江差高看パワハラ自殺 男子学生の遺族が北海道を提訴へ
これの続報です。


選挙運動中の車内で“セクハラ”…衆院選で落選した自民党の前議員が行為認め謝罪 女性スタッフの胸など触る

選挙運動中の車内で“セクハラ”
…衆院選で落選した自民党の前議員が行為認め謝罪
 女性スタッフの胸など触る

 

2024年10月29日() 21:11 東海テレビ

 

 1027日の衆議院選挙で、岐阜4区で落選した自民党の前議員・金子俊平氏が、選挙運動の期間中に女性スタッフにセクハラ行為をしたことがわかりました。金子氏は事務所を通じコメントを発表し、謝罪しました。

 

 関係者によりますと、自民党の金子俊平氏は1025日、選挙運動中の車内で女性スタッフに胸を触るなどセクハラ行為をしたということです。

 

 女性スタッフが被害を訴えたことで発覚し、金子氏は本人に直接謝罪をしたということです。

 

 金子氏は事務所を通じコメントを発表し、「相手の方を深く傷つけたことを反省し、心からのお詫びを申し上げ、謝罪を受け入れていただいた」と行為を認めて、謝罪しました。

 

 金子氏は、1027日の衆院選で岐阜4区から出馬も大差で敗れ、比例復活も叶わず落選となっています。


《カウンセラー松川のコメント》

これセクハラなんですか?
男性立候補者が車内で女性運動員の胸を触るのがセクハラなんですか?
これ、
男性通勤客が電車内で女性客の胸を触ってもセクハラで済みますか?
どう見ても「痴漢」以外の何物でもありませんよ。
もう、痴漢や他人への猥褻行為を「セクハラ」で和らげるの止めませんか?
こんな卑怯な痴漢野郎が落選して良かったです。

被害者の方へ
しっかりと賠償金を取った方が良いですよ。
今なら加害者も落選して弱気ですから、どんどん攻めましょう。
我慢とか泣き寝入りなんてする必要はありません。
猥褻行為をしたら、どんな末路が待っているのか教えてあげましょう。

▼上司に向かって「お前ゴミだな」「頭悪いしゃべり方しやがって」パワハラで40歳の市職員に停職1カ月の処分

上司に向かって「お前ゴミだな」「頭悪いしゃべり方しやがって」
パワハラで40歳の市職員に停職1カ月の処分

 

2024年10月29日() 17:48 東海テレビ

 

 岐阜市役所に勤務する職員が、上司に暴言などのパワハラ行為をしたとして、懲戒処分を受けました。

 

 岐阜市役所の40歳の職員は、環境部の主任だった20238月からの3カ月間に、質問に回答しなかった上司に対し「お前、ゴミだな」「頭悪いしゃべり方しやがって」といった暴言を浴びせていたということです。

 

 さらに、職場に音が響き渡るほどの強さで背中を叩く、反省のためとして5分ほど立たせるといったパワハラ行為もしていたとして、1029日付けで停職1カ月の懲戒処分を受けました。

 

 職員は市の聞き取りに、暴言は「記憶にない」とする一方、背中を叩いたことは認めているということです。

▼部下に対するパワハラ 職員を人前で過度に叱責など 教育委員会の課長級職員を懲戒処分 《新潟》

部下に対するパワハラ 職員を人前で過度に叱責など
 教育委員会の課長級職員を懲戒処分 《新潟》

 

2024年10月29日() 16:40 テレビ新潟

 

佐渡市は29日、部下の職員に対しパワーハラスメントを行ったとして教育委員会の60代職員の懲戒処分を発表しました。

 

減給(10分の13か月)の処分を受けたのは佐渡市教育委員会の課長級の職員(60代)です。

 

佐渡市によりますと、この職員は部下の職員含め5人で打ち合わせを行っていた際、1人の部下に対し、暴言や威圧、人格を否定する発言に加え、人前で過度に叱責するパワーハラスメント行為で精神的な苦痛を与えたということです。

 

叱責を受けた職員が市の担当窓口へ相談したことから発覚、調査したところパワハラがあったと判明しました。

佐渡市はパワハラをうけた職員保護の観点から詳細を明らかにしていませんが、処分を受けた職員は「申し訳なかった」と話しているということです。

 

市は「教育に携わり、見本となるべき職員が個人の尊厳を傷つけるとともに職場環境を害する行為は断じて許されるものではなく市民の皆様の信頼を著しく失墜させましたことを深くお詫び申し上げます」と教育長のコメントを発表し、再発防止と職員教育に努めていくとしています。

▼「同意なんてしていない」飯舘村出身の俳優が法廷で性被害訴え 被告の劇作家は性行為否定 福島

「同意なんてしていない」飯舘村出身の俳優が法廷で性被害訴え
 被告の劇作家は性行為否定 福島

 

2024年10月29日() 12:09 テレビユー福島

 

福島県飯館村出身の俳優が劇作家に「性行為を強要された」などとして、損害賠償を求めている裁判で、28日、俳優は「一切同意はしていない」と主張し、劇作家は行為を否定しました。

 

この裁判は、飯館村出身の俳優・大内彩加さんが、所属する劇団の劇作家・谷賢一さんから「性行為を強要された」などとして、損害賠償を求めているものです。

 

28日、東京地裁で開かれた裁判では、大内さんと谷さんがそれぞれ証言台に立ちました。

 

自身の弁護人から当時の心境について問われた大内さんは、「ショックで凍り付いてしまった」などと話し、「一切同意なんてしていない」と主張しました。

 

一方、谷さんは「酩酊していたため性行為は行っていない」などと主張しました。

 

裁判は28日に結審し、判決は来年127日に言い渡されます。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2023年1月17日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼劇作家・谷賢一さん 劇団員女性から「性被害」訴えに…裁判で“争う姿勢”
これの続報です。


ワサビを無理やり食べさせて急性胃炎に 自衛隊員が停職1カ月の懲戒処分【長崎】

ワサビを無理やり食べさせて急性胃炎に
 自衛隊員が停職1カ月の懲戒処分【長崎】

 

2024年10月29日() 11:39 テレビ長崎

 

部下に無理やりワサビを食べさせたとして、陸上自衛隊は30代の男性隊員を停職1カ月の懲戒処分としました。

 

停職1カ月の懲戒処分を受けたのは、陸上自衛隊大村駐屯地にある第16普通科連隊の30代の2等陸尉の男性です。

 

大村駐屯地によりますと、この2等陸尉は202111月、訓練中に部下の隊員にワサビを食べさせる暴行をしました。

 

部下の隊員は急性胃炎を発症し、全治5日の診断を受けています。

 

2等陸尉は部下の隊員が教育中に居眠りをしていたことから、眠気を覚ますためワサビを食べさせたということで、「深く反省している」と話しているということです。

 

16普通科連隊長の土肥崇紀1等陸佐は、「本事案を深く受け止め教育・指導を徹底し、更なる指導に務めていく」とコメントしています。

 

 

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「眠気が覚めると思った」
居眠りした部下に《わさび》30代自衛隊員を懲戒処分
 部下は急性胃炎に【長崎・大村駐屯地】

 

2024年10月29日() 11:53 長崎放送

 

自衛隊は、教育中に居眠りをしていた隊員に「わさび」を食べさせる暴行を加えた30代の2等陸尉を、29日付で停職1カ月の処分としました。

 

処分を受けたのは、長崎県大村市にある陸上自衛大村駐屯地第16普通科連隊に所属する30代の2等陸尉です。

 

大村駐屯地によりますと、2等陸尉は3年前の2021111日駐屯地内で、座学の教育中に居眠りをしていた部下の隊員に、「わさび」を食べさせる暴行を加えたということです。

 

食べさせられた隊員はその場で病院に搬送され、全治5日を要する「急性胃炎」と診断されたということです。

 

隊員はその日のうちに所属部隊に報告しており、駐屯地では自衛隊法に基づき、29日付けで2等陸尉を停職一か月の処分としました。

 

処分までにおよそ3年かかった理由について、駐屯地では「調査と手続きのため」と説明しています。

 

2等陸尉は「口に入れたら眠気が覚めると思った」などと話しているほか、処分にあたっては「深く反省しています」と話しているということです。

 

16普通科連隊長の土肥崇紀1等陸佐は「本事案を深く受け止め、教育指導を徹底する」などとコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

報道では「パワハラ」の単語は一つも現れていません。
そして、被害者は急性胃炎ですから、これはもう傷害事件です。
しかし、この様な事件が起きていることを記録するため、
パワハラ事案として計上致しました。
それにしても、発生が2021年11月1日で、懲戒処分は2024年10月29日。
ほぼ3年を要しての懲戒処分、調査と手続きに要したそうですが、
完全犯罪を暴いたのか、冤罪とならぬ様に徹底した調査をしたのか。
どちらにしても、対応が遅すぎると思います。

被害者の方へ
なかなか終結しない傷害事件。
しかし、待った甲斐がありましたね。
加害者は停職1か月とのこと。


2024年10月28日月曜日

▼自衛隊でセクハラ行為、1等海尉を停職5日 被害隊員が上司に申し出て発覚 海自鹿屋航空基地

自衛隊でセクハラ行為、1等海尉を停職5
 被害隊員が上司に申し出て発覚 海自鹿屋航空基地

 

2024年10月28日() 20:17 南日本新聞

 

 海上自衛隊鹿屋航空基地(鹿児島県鹿屋市)は28日、同僚の女性隊員にセクハラをしたとして、第211教育航空隊の30代男性1等海尉を停職5日の懲戒処分にした。

 

 広報室によると、男性隊員は昨年3月にあった所属部隊の懇親会で、衣類の上から女性隊員の背中を軽くたたいたり触れたりした。5~6月には職場や宴席で身体に関する不適切な発言をして精神的苦痛を与えた。女性隊員が6月、上司に申し出て発覚した。

 

 男性隊員は「軽率な行為で被害者らに迷惑をかけ申し訳ない」と謝罪している。同隊司令の城元一利2等海佐は「再発防止に向け隊員への教育や職務指導を徹底する」とコメントを出した。


「前理事長が職員に繰り返し性暴力」損賠判決 問題起きた社会福祉法人「極めて不適切な行為」

「前理事長が職員に繰り返し性暴力」損賠判決
 問題起きた社会福祉法人「極めて不適切な行為」

 

2024年10月28日() 20:02 京都新聞

 

 障害者の文化芸術活動を支援する社会福祉法人「グロー」(滋賀県近江八幡市)と前理事長に対し、性暴力やセクハラを受けたとする元職員の女性ら2人への損害賠償を命じた東京地裁判決を受け、同法人は28日、「法人としてできる限り早期の解決を望んでいる。訴訟が継続する場合には引き続き適切かつ真摯(しんし)に対応する」との見解を表明した。またハラスメント防止対策を初めて公表し、今後は有識者から外部評価をしてもらう組織を立ち上げて法人運営の健全化を図るとした。

 

 元職員らが提訴して以降、同法人がコメントを出すのは初めて。牛谷正人理事長名で「訴訟によりサービス利用者や家族、支援者、県民に多大な心配をかけ、不信を招いたことを深くおわびする」と謝意を表明し、「前理事長が訴訟において主張・供述した行為には法的判断とは別に、社会福祉法人の理事長としての自覚と責任を欠いた極めて不適切な行為が含まれていた」との認識を示した。

 

 併せて、提訴を受けて取り組んだハラスメント対策や職員へのアンケート結果をホームページ上で公表した。今後の対応は判決内容を精査し、118日をめどに公表予定という。

 

 東京地裁(野口宣大裁判長)は今月24日、前理事長に220万円、グローに440万円の賠償を命じる判決を言い渡した。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月245日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: グロー損賠訴訟 前元理事長らに660万円の支払い命じる 元職員に性暴力やセクハラ
これの続報です。
前理事長が起こした事件により、グローの組織としての信頼性も
相当に低下したと思います。
それを払拭するのは、残された無垢な職員の皆さんの負担となりますが、
この苦難を乗り越えないと、自分達の所属する組織が立ち行かなくなる可能性も
十分にあります。
馬鹿な幹部の尻拭いなんてしたくないのは当然ですが、
頑張るしかないでしょう。



エフエム東京会長が辞任へ 社内外の声受け、相談役に

エフエム東京会長が辞任へ 社内外の声受け、相談役に

 

2024年10月28日() 19:07 共同通信

 

 エフエム東京は28日、どう喝などのパワハラで社長を引責辞任し、今月1日付で会長に就任した黒坂修氏が同職を辞任すると発表した。本人からの申し出によるもので、黒坂氏は29日付で経営や業務執行に一切関わらない相談役に就く。

 

 同局は今回の辞任に関して「(黒坂氏の会長就任などに)社内外からさまざまな声があり、放送局として審議を重ねた結果」と説明。相談役として残ることについては「業界における人脈とキャリアの中で培われた知見を活用したい」とした。

 

 報酬は過去の相談役と同様に支払われる。会長の後任は置かず、唐島夏生社長を筆頭にガバナンスの改善に取り組んでいくという。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログで9月26日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼エフエム東京社長、大声でどう喝するなど不適切な言動で引責辞任…複数の内部通報が寄せられる
これの続報です。
問題を起して社長を辞任したのに、会長に就任させていたのは驚きと言うより
呆れてしまいました。
社長より権限が少ないとは言え、
その社長が一目置く立場なのが会長ではないでしょうか?
そして、会長就任が問題視されると、今度は相談役へ。
エフエム東京ではパワハラに対する問題意識が極めて低い事が
これで十二分に分かりました。
こんな状況で「ガバナンスの改善に取り組んでいく」なんて
単にカタカナ語を並べて美辞麗句で誤魔化しているに過ぎません。


▼職場でのパワハラや解雇など 労使間のトラブル相談を受け付け【佐賀県】

職場でのパワハラや解雇など
 労使間のトラブル相談を受け付け【佐賀県】

 

2024年10月28日() 18:54 サガテレビ

 

職場でのパワハラや解雇など労使間のトラブルについて県労働委員会による相談の重点受付週間が28日から始まりました。

 

県労働委員会は労働問題について専門知識や経験を持つ弁護士や企業の経営者など15人で構成されている専門機関です。

労働者と使用者間の紛争解決が主な仕事で、28日から113日まで相談の重点受付週間となっています。

期間中、平日は受付時間を延長し、土日も相談を受け付けています。

 

【県労働委員会事務局 岡部淳子係長】

「労働トラブルで悩んで誰にも相談できず困っている人は気兼ねなく電話して、労働者使用者関係なく相談を受けているので利用してほしい」

 

相談は無料で、電話やメール、また県庁南館3階の県労働委員会事務局でも受け付けています。


 


セクハラで消防司令補を戒告処分 鹿角消防本部

セクハラで消防司令補を戒告処分 鹿角消防本部

 

2024年10月28日(18:43 鹿角きりたんぽFM

 

 鹿角広域消防本部の40代の職員が、同じ行政組合の職員に対しセクシャルハラスメントをしたとして、戒告の懲戒処分を受けました。

 

 処分を受けたのは、鹿角広域行政組合の消防本部に勤務する40代の消防司令補です。

 

 消防本部によりますと、この消防司令補は先月下旬の勤務時間外に職場以外の場所で、鹿角広域行政組合の職員の手を握るセクハラ行為をしたということです。

 

 消防本部では指針で、相手の意に反して体を触るなどの行為をセクハラ行為と位置づけています。

 

 行政組合の職員が上司に相談して明らかになり、消防司令補は調査の聞き取りに対し、「話をしているなかで思わず手を握ってしまった。反省している」と行為を認めているということです。

 

 消防本部は25日付で消防司令補を戒告の懲戒処分とするとともに、上司2人に対し管理監督責任で訓告の処分を出し、28日に公表しました。

 

 奈良巧一消防長は、「住民の信頼を損ねる行為であり、深くおわびします。職員の服務規律の確保と綱紀粛正を徹底し、不祥事の撲滅をめざし、信頼回復に努めます」とコメントしています。



※ 他社のニュースも掲載致します


鹿角広域消防本部の消防司令補がセクハラで戒告の懲戒処分


2024年1029日(火) 12:38 NHK

 

鹿角広域行政組合消防本部は、40代の消防司令補が職員の手を握るセクハラ行為を行ったとして、戒告の懲戒処分にしたと発表しました。

 

消防本部によりますと、この消防司令補は先月26日の勤務時間外に、職場以外の場所で職員の手を握るセクハラ行為を行ったということです。

 

今月上旬、セクハラを受けた職員が上司に相談して発覚し、消防本部が事実確認したところ「話の流れで手を握ってしまった。大変、反省している」と述べ手を握ったことを認めたということです。

 

一方、消防本部は、プライバシー保護のためとして、消防司令補や職員の性別や所属などを明らかにしていません。

 

組合のハラスメント対策委員会と職員分限懲戒審査会では今月25日付けで消防司令補を戒告の懲戒処分としたほか、管理監督責任として、消防司令補の上司2人を訓告としました。

 

鹿角広域行政組合消防本部の奈良巧一消防長は「地域住民の信頼を損ねる行為で深くおわび申し上げます。職員の服務規律の確保と綱紀粛正を徹底し、不祥事の撲滅を目指して信頼回復に努めます」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

事案のあった鹿角行政組合は事務局の他に、
環境衛生センター、斎場、消防本部で構成されています。
今般は加害者が消防本部職員ですが、
被害者は組合の職員と記されているので同じ職場ではない様です。
さて、加害者は「話をしているなかで思わず手を握ってしまった」
とのことですが、どの様な経緯だと思わず手を握ってしまうのでしょう。
この「思わず」の中に「劣情を催した」が含まれていると思えます。
子供や獣ではないのですから、
異性に対してお気持ちだけで動いてはダメでしょう。
再発しないか少々心配です。
それにしても、加害者の性別は報道発表を控えても、
他の公文書から分かってしまうと思うのは私だけではないはず。

被害者の方へ
職場の外だっただけに、逆に恐怖感があったと思います。
恥ずかしがらずに相談されたのは立派だと思います。
もしも心身に不調を感じられたのならば、
心療内科や精神科等の専門医への受診をお勧めします。


2024年10月26日土曜日

宝塚劇団員急死で浮かんだ課題 精神科医が提唱する過労やパワハラを防ぐ意外な「処方箋」

宝塚劇団員急死で浮かんだ課題
 精神科医が提唱する過労やパワハラを防ぐ意外な「処方箋」

 

2024年10月26日() 19:00 産経新聞(藤井沙織)

 

昨年9月、宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の宙組劇団員の女性=当時(25)=が急死した問題では過重労働やパワーハラスメントが心理的負荷となった一方、劇団員を守るはずの歌劇団の管理責任が問われた。歌劇団は劇団員の活動時間や健康状態の管理、相談体制を強化したが、「声」が上がらない限り、管理者側が個々の心身状態を把握するのは容易ではない。働く人々の心身を守るには企業側、労働者側は何に留意すべきか。職場のメンタルヘルスに詳しい精神科医の渡辺洋一郎氏に尋ねた。

 

厚生労働省の「過労死等防止対策白書」によると、「勤務問題」を原因・動機とする令和5年の自殺は2875件に上り、うち「仕事疲れ」は709件。過労自殺は「弱い人間のすること」という認識が根強いが、渡辺氏は「疲労困憊(こんぱい)に陥れば、誰だって精神状態は鬱になる」と指摘する。過労で鬱病になると「この状況から逃げたい」と、短期間で衝動的に自殺を図るケースが多いという。

 

過労を巡っては労働時間の長さが注目されがちだが、「拘束時間が業務として必要な時間だと納得できなければ、人は強いストレスを受ける」と話す。

 

いじめやパワハラが起きやすい環境のポイントとして挙げたのは、閉鎖性▽上下関係▽集団心理-の3点。閉鎖的な空間では指導の仕方が攻撃的になりやすい。また、組織内で力のある人に依存する小集団が生まれると、集団に属さない人を攻撃することで、仲間意識を高めるようになるという。渡辺氏は「まずは閉鎖的にしないことが重要」とする。

 

企業にはパワハラの相談窓口の設置が義務付けられており、カウンセリングルームを常設しているところもある。ただ、本人が相談しようと自ら動かなければ、心身の不調とその原因には気付けない。

 

渡辺氏が提唱するのが「定期的なアンケートの実施」だ。体調や気分、睡眠の質などを尋ね、結果に応じて専門医が面談するシステムにし、話す機会を作る。「これが意外なほど効果的」だという。

 

本人が体調の変化に気づくきっかけにもなる。だが心療内科や精神科には抵抗を感じる人が多い。渡辺氏は「気になることがあれば気軽に受診してほしい。最低でも、疲れているのに眠れない、または一時的にも楽しめない状態が1週間以上続いたら、すぐに病院へ」と強調した。


《カウンセラー松川のコメント》

虐めの被害者である子供が親に伝えられないのと同様に
パワハラの被害者も他者に伝えにくいのは根底が同じだからです。
子供が親に「心配させたくない」「虐め被害は恥ずかしい」
その一心で我慢をしています。
社会人も「家族に心配をさせたくない」
「大人が虐められてるなんて恥ずかしい」
加害者はそこを突いて来ているとも言えます。
だから、大人も子供も全社会的に
「虐め(パワハラ)は加害者が全面的に悪い」
「虐め(パワハラ)を見て見ぬふりをするのも加害者と同罪」
これを常識化する必要があります。
また、虐めやパワハラの被害が積み重なると
メンタルヘルス不調に至ることもあります。
「メンタルヘルス不調になったらカウンセラーや専門医へ相談を」
これは建前論で、メンタルヘルス不調は徐々進行するので、
本人が気が付かない場合も多く、
周囲の人の「あの人、いつもと違う」この気づきも重要です。
そして、本人は気が付いたりしても、
今度はカウンセリングや診療は嫌がります。
だから「カウンセリングや診療を受けるのは恥ずかしい事ではない」と
周囲が本人を守って、理解させ、同行する様にして欲しいです。

コメントが長文になりましたので、大切な事を再度書き込みます。
・虐め(パワハラ)は加害者が全面的に悪い
・虐め(パワハラ)を見て見ぬふりをするのも加害者と同罪
・カウンセリングや診療を受けるのは恥ずかしい事ではない


2024年10月25日金曜日

▼神奈川県50代男性職員、複数の部下に大声で「ばかやろう」で戒告処分

神奈川県50代男性職員、
複数の部下に大声で「ばかやろう」で戒告処分

 

2024年10月25日() 22:10 神奈川新聞

 

 複数の部下の職員にパワーハラスメントを繰り返したとして、神奈川県は25日、総務局のグループリーダーの男性職員(53)を戒告の懲戒処分とした。

 

 県によると、男性は2022~23年度に、男女少なくとも6人の部下の職員に対し、業務の指導を行う際に他の職員がいる前で「ばかやろう」「ばかじゃねえか」などと乱暴な言葉を使って、室内全体に聞こえる大声で叱った。ほかに机や壁をたたいたり、不備のある書類を投げつけたりする威圧的な言動など、パワハラと認められる行為を日常的に行ったとしている。

 

 今年4月に内部通報があり、調査で発覚した。県の聴取に対し男性職員は、「職員に嫌な思いをさせたことは本当に良くなかった。申し訳ない」などと話しているという。男性職員は、パワハラが発覚する前から声の大きさや粗暴な言動について上司らから指摘を受けていたが、ハラスメントに該当する自覚はなかったとしている。

 

 パワハラによって心身の不調などが現れた職員はいないという。監督責任を問い、総務局室長は文書訓戒とした。

 

 県の担当者は「全体の奉仕者たる公務員が不祥事を起こしたことは県への信頼を揺るがすもので誠に遺憾。県民に深くおわびする。改めてハラスメント防止を徹底したい」としている。

初任科生にスクワットや丸刈り 警察学校で30代警部補が不適切指導 兵庫県警が処分

初任科生にスクワットや丸刈り 警察学校で30代警部補が不適切指導
 兵庫県警が処分

 

2024年10月25日() 18:41 神戸新聞

 

 警察学校で受け持った初任科生に不適切な指導を繰り返したとして、兵庫県警は25日までに、30代の男性警部補を警務部長訓戒処分とした。神戸新聞社の情報公開請求で分かった。

 

 県警によると、警部補は2023年10月に入校した16人を担当。隊列での動作でミスをした一部の初任科生に対し、30分から1時間にわたって腕立て伏せやスクワットをさせたり、洗濯機の使用ルールを守らなかった2人に丸刈りを強要したりしたという。

 

 県警はまた、消灯後に騒いでいた初任科生に「あほ」「ごみ」などの暴言を吐く▽拳銃訓練で雑談していた初任科生を帽子でたたく-などの行為も不適切と認定した。

 

 今年6月、県警のメールフォームに匿名の通報があって発覚。警部補は「イライラすることが多くて感情的になってしまった」と話しているという。



※ 他社のニュースも掲載致します

「親の育て方悪い」「ごみ」…警察学校でパワハラ行為 丸刈り強要も

 

2024年10月26日() 11:00 朝日新聞(宮坂奈津)


 警察学校に入った巡査16人に対してパワーハラスメント行為をしたとして、兵庫県警が、指導役の30代の男性警部補を訓戒の処分にしたことが25日、朝日新聞の情報公開請求でわかった。

 

 県警によると警部補は昨年10月~今年7月、消灯後に騒ぐ巡査らに「あほ、ごみ、お前なんか要らんのじゃ」と罵倒。身の回りの掃除ができない巡査には「親の育て方が悪い」などと言ったという。

 

 洗濯機の使用方法を守らない男性巡査2人には丸刈りを強要し、2人は自分で丸刈りにしたという。

 

 今年6月、県警に匿名の通報があり発覚した。警部補は県警の調査に「いらいらすることが多くて感情的になってしまった」と説明しているという。

 

 ある県警幹部は「警察の人材確保が厳しい中で、こういう指導をされると組織として困る。体罰は許されない」と話した。




「気合入れろ」とバリカン手渡し丸刈り強要、
腕立て・スクワットを1時間
…警察学校で男女16人がパワハラ被害

 

2024年10月26日() 7:06 読売新聞

 

 兵庫県警察学校で初任科生の教え子に丸刈りを強要したなどとして、指導教官だった30歳代男性警部補について、県警が警務部長訓戒としたことが、読売新聞の情報公開請求でわかった。9月6日付。

 

 捜査関係者によると、警部補は昨夏以降、寮生活を送る20歳代の初任科生2人が、洗濯機を使う際のルールを破ったことに立腹。「気合を入れろ」とバリカンを手渡し、丸刈りを強要したという。

 

 また、訓練中にミスがあったとして、30分~1時間にわたって腕立て伏せやスクワットを初任科生に強要したり、帽子で頭をたたいたりした。男女16人がパワハラの被害に遭っており、県警の調査に対し、警部補は「イライラして感情的になった」と説明したという。


《カウンセラー松川のコメント》

警察学校の初任科での事案なので、警察に採用された直後の者が被害者です。
・30分から1時間にわたって腕立て伏せやスクワットをさせる
・丸刈りを強要
これは、どちらもダメです。
勿論、ミスをしたならり、ルールを守らないならば、
ペナルティーは当然です。警察学校ですから。
高校卒業で身の回りの掃除ができないなら
「親の育て方が悪い」以外に何があるのでしょうか?
掃除を独学で学んだ子供なんて居る訳ないですから。
修学旅行ではないのですから消灯後に騒いだらお仕置きも当然。
「あほ」だの「ごみ」だの罵られるくらい覚悟するべき。
そして、拳銃訓練と言う、一般人では行わない上に
安全には万全の注意を払うべき訓練で雑談をするとは論外です。
帽子で叩かれたくらいで済んで良かったと思います。
警察学校と言う施設で、民間の温い教育訓練を期待するなら、
辞めた方が良いです。
但し、教官として、更に警察官としての問題点は
「感情的になってしまった」この部分です。
問題を起す初任科生が悪いのは当然ですが、
現場では警察官に対して反抗する者も少なくありませんから、
感情に押し流されてしまっては仕事にならないどころか、
不祥事に発展する可能性もありますので。

被害者の皆様へ
自ら招いた事とは言え、長時間のスクワットや丸刈りは酷かったですね。
それに対して、ルールを守らない、訓練中の雑談は厳罰当然です。
それが警察学校ですから。


2024年10月24日木曜日

『俺はヨギボーの社長だぞ』パワハラで適応障害と社員主張 損害賠償求め提訴「パワハラない」とヨギボー

『俺はヨギボーの社長だぞ』パワハラで適応障害と社員主張
 損害賠償求め提訴「パワハラない」とヨギボー

 

2024年10月24日() 19:35 関西テレビ

 

ビーズソファを販売する「ヨギボー」の会長にパワーハラスメントを受けて適応障害を発症したなどとして社員の男性が会社に損害賠償を求める裁判を起こしていたことが分かりました。

 

■「俺を誰だと思っているんだ?ヨギボーの社長だぞ」

訴状によりますと、ヨギボー大阪本社のマーケティング部門で勤務する男性社員(40代)は去年9月のアメリカ出張で当時社長だった現会長の通訳を担当しました。

 

しかし、会長から「通訳を100%の精度でできると保証しないお前はなめてる」「俺を誰だと思ってるんだ?ヨギボーの社長だぞ」などと何度も叱責されたということです。

 

精神的に追い詰められた男性社員は帰国直後に適応障害を発症しました。

 

このほか、発症前1カ月の時間外労働も160時間を超えていたなどとして、会社に1187万円の損害賠償の支払いを求めてことし8月、大阪地裁に提訴しました。

 

【男性社員(40代)】「一番の思いはちゃんと謝ってほしい、謝罪してほしい」

 

■「パワハラの事実はない」とヨギボー

ヨギボーは「パワハラの事実はない。長時間労働については勤務データを精査しているところです」とコメントしています。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

【Yogibo】「一言一句ノーミスで完璧に通訳をやると約束しろ」
経験ないのに通訳を任されるなどのパワハラ主張…
社員が会社と会長を提訴「身の危険を感じた」

 

2024年10月24日() 19:00 毎日放送

 

 ビーズソファで有名な「Yogibo」の社員が、パワハラを受けたなどとして会社と会長を提訴しました。

 

 訴えを起こしたのは「Yogibo」の男性社員(休職中・40代)です。訴状によりますと、男性は海外出張の際、経験がないにもかかわらず通訳を任せられ、会長から「一言一句ノーミスで完璧に通訳をやることを約束しろ」「俺を誰だと思ってるんだ、Yogiboの社長だぞ」などと言われたほか、ほかの従業員の前で長時間叱責されたということです。

 

 男性が上司に報告し帰国すると、会社は「職場放棄に該当する」として男性を降格処分にしたということです。

 

 また、男性は多い月で160時間あまりの時間外労働を強いられ、適応障害を発症し休職に追い込まれたなどとして、会社と会長に対し計約1200万円の損害賠償などを求めています。

 

 (原告の男性)「身の危険を感じて帰国せざるを得ない状況(の精神状態)。素直に今回起こったことを謝ってほしい」

 

 Yogiboは「パワハラの事実はなく男性の不正な勤怠登録も確認されている」とコメントしています。

 

 

 

100%の通訳しなければ価値はない」
ヨギボー会長からパワハラと社員が訴え
 会社側は争う姿勢「事実はないので争う」

 

2024年10月24日() 18:36 読売テレビ

 

 ビーズソファの販売などを手掛ける「ヨギボー」の会長から、海外出張中に「100%の通訳をしなければ価値はない」などと叱責されるパワハラを受けたとして、社員の男性が訴えを起こしていたことが分かりました。

 

 訴状などによりますと、ヨギボーに勤める男性は2023年、海外出張で当時社長だった木村誠司会長から通訳の仕事をするよう求められ、「一言一句ノーミスで完璧に通訳することを約束しろ」「俺を誰だと思ってるんだ? 社長だぞ?『はい』以外の返事があると思っているのか」などと叱責されたと主張。

 さらに、1か月あたり160時間あまりの 時間外労働を強いられた末、適応障害と診断され休職を余儀なくされたとして、会社側に約1200万円の賠償を求めています。

 

 ヨギボー社員の男性

「(海外出張では)缶詰め状態が約1か月続いた中で、身の危険を感じて帰国せざるを得ないような状況。私みたいな気持ちをする人が(いないよう)繰り返してほしくない」

 

 一方、ヨギボー側は「パワハラの事実はないので、訴訟で争う」とコメントしています。

 

 

 

「なめてるのか」暴言で適応障害と主張 40代社員がヨギボーを提訴

 

2024年10月24日() 18:29 毎日新聞(土田暁彦)

 

 大阪市のビーズソファ製造・販売「Yogibo(ヨギボー)」の男性社員が適応障害を発症したのは、会社の会長からのパワーハラスメントや長時間労働が原因だとして、会社側に計約1180万円の損害賠償を求める訴えを大阪地裁に起こした。男性は休職中で「精神的に参り、身の危険を感じた」と訴えている。男性の代理人弁護士が24日、明らかにした。

 

 ヨギボーは伸縮性のある生地の中に細かなビーズが詰められたソファが人気。

 

 訴状などによると、40代の男性は英語が堪能で、主に海外販売の戦略を担当していた。取引先と会社幹部との間で通訳を担うことも多く、20239月に当時は社長だった会長の米国出張に同行した。

 

 会長は商談中などに「一言一句ノーミスで完璧に通訳することを約束しろ」と指示。ビジネス用語もあることから男性が難色を示すと、「お前なめてんのか」「俺を誰だと思ってるんだ」などと責め立てたという。

 

 体調を崩した男性が出張途中で帰国したいと伝えたところ、会長から「途中放棄は重罪」とメッセージが送られてきた。男性は帰国後に適応障害との診断を受け、この頃の時間外労働は1カ月間で約162時間に上ったという。

 

 男性が会社側に訴えると、「パワハラは確認されなかった」と回答があった。これに対し、男性側は会長のパワハラで体調を崩し、長時間労働を放置していた会社側に安全配慮義務違反があると主張している。24日に記者会見した男性は「素直に謝罪してほしい」と話した。

 

 会社は「パワハラの事実はないので訴訟で争っていきます。長時間労働については不正な勤怠情報の登録を確認しましたので、勤務データを精査しているところです」とのコメントを出した。

 

 

 

ヨギボー社員がパワハラ被害で会長らを提訴 アメリカ出張の通訳巡り
「“俺のリズムを崩した”と激高、深夜まで叱責」と主張
 一方のヨギボーは「パワハラの事実はない」と反論

 

2024年10月24日() 17:58 朝日放送

 

 ビーズソファの製造販売会社・ヨギボーの社員が、現会長からパワハラを受けたと主張し、提訴しました。

 

 訴状などによりますと、ヨギボーに勤務する男性(40代)は去年の9月、木村誠司会長(当時社長)らの通訳として1カ月近くアメリカに出張しました。

 

 連日の会議の通訳を巡り、木村会長は男性に「100%の精度でできると保障しないお前は舐めている」などと叱責。

 

 さらに男性が冗談に気付かず翻訳しなかった時などには、「俺のリズムを崩した罪はでかい」と激高し、深夜まで叱責されることもあったといいます。

 

 男性は体調を崩し帰国したところ、「職場放棄」として懲戒処分を受けたため、ことし8月に木村会長とヨギボーを相手に訴えを起こしたということです。

 

 (ヨギボー社員の男性)「夜中にも叱責されていた」「一番の思いは、ちゃんと謝ってほしい。謝罪してほしい」

 

 ヨギボーは「パワハラの事実はないので、訴訟で争っていきます」などとコメントしています。

 

 

 

「ジョーク通じず通訳を叱責」 ヨギボー会長の「パワハラ」訴え、社員が提訴

 

2024年10月24日() 15:09 産経新聞

 

ビーズソファの製造・販売を行う「Yogibo(ヨギボー)」(大阪市中央区)の当時の社長(現会長)からパワーハラスメントを受けたなどとして、40代の男性社員が同社と会長を相手取り、1180万円超の損害賠償などを求める訴訟を大阪地裁に起こしたことが24日、分かった。

 

訴状によると、男性は令和27月に「統括役員」として、米国に本社があったヨギボーの日本の販売代理店に入社。現会長が社長を務めていた代理店は312月に米国本社を買収し、代理店社長がトップに就任した。男性は米国での商談などの際に社長らの通訳を務めるようになった。

 

59月の約1カ月間の米国出張の際には、男性が社長の発言を聞き返したり、社長のジョークに気づかず、米国メンバーが笑わなかったりしたことに対し、「俺のリズムを崩した罪はでかい」などと叱責。断続的に未明まで及んだ。

 

男性は翌日に体調不良を訴え、帰国して適応障害と診断された。社長は帰国を希望した男性に、LINE(ライン)を通じて「仕事の途中放棄は重罪」と指摘。男性は会社からも「職場放棄」を理由とした懲戒処分を受けたほか、直前の1カ月間には月160時間を超える時間外労働もあったと訴えている。

 

男性は24日に大阪市内で会見し、「素直に謝ってほしいという気持ちが一番強い」と話した。一方、ヨギボーは「パワハラの事実はないので、訴訟で争っていきます。長時間労働については、不正な勤怠情報の登録を確認しましたので勤務データを精査しているところです」としている。

 

ヨギボーは会社ホームページで「ストレスの無い社会を実現する」を理念として掲げ、社内文化を「働いて幸せを感じるような会社でありたい」と説明している。


《カウンセラー松川のコメント》

社長(現 会長)からのパワハラと長時間労働の2つの問題での訴訟です。
しかし、被告側は「パワハラの事実無し」「不正な勤怠登録」と
両方の問題について全面的に否定。
ここまで対立する例も珍しいですが、
パワハラ体質の人は、ただ一人を狙ってのパワハラ加害は少なく、
多少でも他に被害者が居る場合も多いので、
原告も他の被害者を確保することで、被害の事実を証明するのが得策でしょう。

被害者の方へ
「やった。やらない」「言った。言わない」は当事者しか分からない事です。
しかし、それでは水掛け論なので、事実をいかに裏付けるかが争点でしょう。
長時間労働についても、被告は不正行為と主張しておりますので、
正当な業務遂行であることをしっかりと証明してください。
裁判は世論が味方になっても、証拠が無ければ勝ちは難しいですので。


大野城市が職員間のハラスメントを調査する第三者委員会を設置  市長「パワハラに該当する申し出はない」 福岡

大野城市が職員間のハラスメントを調査する第三者委員会を設置
 市長「パワハラに該当する申し出はない」 福岡

 

2024年10月24日() 19:25 福岡放送

 

福岡県大野城市は24日、職員間で起きたと指摘されるハラスメント事案を調査するため、第三者委員会を設置しました。

 

大野城市では、2020年からの5年間で、あわせて60人の職員が精神的な不調を訴えて休職しています。このうち42人は復職しているということですが、一部の市議会議員が「職員間のパワハラ」を指摘し、防止などを求めた要望書を市長に提出していました。

 

これを受け、大野城市は弁護士3人で構成される第三者委員会を設置し、24日、委員に委嘱状を交付しました。

 

井本宗司市長は席上「市にはパワハラに該当する申し出はないが、議員の要望もあり委員会を設置した。公平かつ中立な観点から調査をお願いしたい」と述べました。

 

第三者委員会は今後、調査の方法や対象を検討した上で、ハラスメントの有無についての調査結果を来年3月までにまとめることにしています。

 

 

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5年間で職員60人が休職・休暇
 ハラスメントをを調査する委員会始まる 福岡・大野城市

 

2024年10月24日() 19:00 TVQ九州放送

 

記者

「5年間で延べ60人の職員が精神的な不調を理由に休暇や休職をしていることが分かった大野城市。原因を調査する第三者委員会が始まりました。真相の究明にいたるのでしょうか」

 

大野城市役所で開かれた第三者委員会の第1回調査。委員に選出された弁護士など3人に井本宗司市長が委嘱状を手渡し、2025年3月をめどに調査結果の報告を希望すると述べました。約1000人が働く大野城市では、5年間で延べ60人の職員が精神的な不調を理由に休職したり 病気休暇を取得したりしています。この問題について大野城市は「その要因はさまざま」としている一方、一部の市議会議員などから、毛利伸彦 副市長によるパワハラが原因ではないかとの指摘が挙がっています。毛利副市長は「声が大きくなるなど厳しく指導することはあったと思う」としながら、指摘されている、机をたたくなどの威圧的な行為や業務の目的を逸脱した指導などについては否定しています。

 

 

 

5年間で職員60人が精神的不調で休暇・休職
 大野城市にハラスメント第三者委員会設置
 副市長によるパワハラ指摘も 来年3月まで調査 福岡県

 

2024年10月24日() 15:01 テレビ西日本

 

福岡県大野城市で、精神的な不調を訴え休職などする職員が相次いでいる問題を受け、24日、調査のための第三者委員会が立ち上げられました。

 

大野城市は24日、職員へのハラスメントについて調査する第三者委員会を立ち上げ、井本宗司市長から3人の委員に委嘱状が手渡されました。

 

◆大野城市 井本宗司 市長

「委員の皆様には、公平かつ中立な観点から調査をお願いしたいと思います」

 

大野城市では、2020年からの5年間に、のべ60人の職員が精神的な不調で病気休暇を取ったり休職したりしています。

 

一部の市議会議員からは、副市長によるパワハラを指摘する声も上がる中、第三者委員会では今後、職場全体に問題がなかったかなど、来年3月まで調査する予定です。




精神的な問題で病気休暇・休職が延べ60
福岡県大野城市のハラスメント調査へ第三者委員会設置

 

2024年10月25日() 11:38 読売新聞

 

 福岡県大野城市役所のハラスメント事案について調査する第三者委員会が24日、設置された。

 

 同市では、一部の市議が6月定例会で、毛利伸彦副市長の市職員への言動がパワーハラスメントに当たるのではないかと指摘。複数の市議が、全職員を対象に第三者委による調査を行うよう求める要望書を井本宗司市長に提出した。市は7月、精神的な問題で病気休暇・休職した正規職員が過去5年間で延べ60人に上ることを明らかにした。

 

 この日は市役所で初会合があり、井本市長は「現時点ではパワハラに該当する具体的な相談、申し入れはない。公平かつ中立な観点で調査をお願いしたい」と述べ、弁護士3人に委嘱状を手渡した。協議は非公開で行われ、今後の調査の対象や方法について話し合ったという。


《カウンセラー松川のコメント》

令和4年4月1日現在で449人の職員数です。
平成31年4月1日から450人程度なので、
延べ人数からの計算ですが約13%の職員が精神的な不調により休んでいます。
1割以上の職員ですから、この数値は大きいと感じるべきでしょう。
休んだ全ての者が同一者によるハラスメント被害かは分かりませんが、
原因を解明して健全な職場環境を築いて欲しいです。

被害者の皆様へ
職場内の問題で精神的な負担が過重であるのは
もったいないことです。
問題の解決に向けて職場を上げる必要がありますので、
皆様も辛い経験を思い出すのは大変かも知れませんが協力をして頂いて
健全な職場に改善して行きましょう。


グロー損賠訴訟 前元理事長らに660万円の支払い命じる 元職員に性暴力やセクハラ

グロー損賠訴訟 前元理事長らに660万円の支払い命じる 元職員に性暴力やセクハラ

 

2024年10月24日() 19:16 産経新聞

 

障害者の文化芸術活動推進に取り組む社会福祉法人「グロー」(滋賀県近江八幡市)の前理事長、北岡賢剛氏(66)から性暴力やセクハラ、パワハラを繰り返し受けたとして、元職員の女性2人が北岡氏と同法人を相手取って計5254万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、東京地裁であった。野口宣大裁判長は、「人格的利益を違法に侵害する不法行為」と認め、北岡氏とグローに慰謝料など計660万円の支払いを命じた。

 

判決によると、北岡氏は原告の木村倫さん(仮名)に対し、平成248月ごろから、「抱きしめたい」などと記したメールを送信するようになった。さらに約7年の長期間にわたり、タクシー内で臀部(でんぶ)を触るなどの行為を繰り返した。

 

原告の鈴木朝子さん(同)に対しても、2611月と276月ごろ、ホテルで性加害行為に及ぶなどの不法行為を繰り返した。

 

ともに、北岡氏が性的欲求を実現させるための行為と認めたが、鈴木さんへの最後の行為は276月ごろで、提訴時までに3年の消滅時効が完成しているとして、鈴木さんの請求は認めなかった。

 

ただ、鈴木さんに対しては、使用者のグローに安全配慮義務違反があったとして、440万円の損害を認めた。

 

判決後、記者会見した木村さんは「行為のほとんどが不法と認められた。北岡氏には謝ってほしい」。鈴木さんは「消滅時効は納得できないが、怖かったのは性被害を信じてもらえないこと。不法行為が事実認定されてよかった」などと話した。

 

請求額に対し、賠償額が低かったことについて、弁護団の角田由紀子弁護士は「『人格的利益を違法に侵害した』と認めながら、低すぎる。『人格的利益』が大事なものと認識されていない。この(額の)慰謝料では制裁にならない。もう少し、裁判所はまじめに考えてほしい」と述べた。

 

グローは28日に判決に対する見解や今後の方針をホームページで発信するとしている。

 

 

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滋賀の社会福祉法人側に賠償命令 前理事長が職員らに性加害

 

2024年10月24日() 20:25 共同通信

 

 障害者の文化芸術活動推進に取り組む社会福祉法人「グロー」(滋賀県近江八幡市)の北岡賢剛前理事長から性暴力やセクハラを繰り返し受けたとして、元職員の女性ら2人が北岡氏とグローに計約5200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は24日、性加害を認定し、計660万円の支払いを命じた。

 

 北岡氏側は提訴から3年以上前の出来事で、損害賠償が請求できる期間が経過し時効が完成したと主張していたが、野口宣大裁判長は原告のうち1人については時効を認めず、慰謝料支払いを命じた。もう1人については時効を認めたが、法人としてのグローがセクハラ防止など職場環境を整える義務を果たさなかったと認定した。

 

 判決によると、2人はそれぞれ、ホテルで北岡氏と2人きりにさせられ、無理やり胸や下半身を触られた。また、意に反して繰り返し体を触られたり、キスされたりしたほか、セクハラに当たる発言や電話、メールを何度も受けるなどした。

 

 原告側の代理人弁護士は判決後に東京都内で記者会見し、「賠償金額があまりにも低い」と批判した。

 

 

 

障害者アート分野で著名、前法人理事長に損害賠償命じる
 元職員から「性暴力やセクハラ受けた」

 

2024年10月24日() 14:31 京都新聞

 

 障害者の文化芸術活動推進に取り組む社会福祉法人「グロー」(滋賀県近江八幡市)の前理事長から性暴力やセクハラを繰り返し受けたとして、元職員の女性ら2人が前理事長とグローに計約4200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(野口宣大裁判長)は24日、前理事長に220万円、グロー側に440万円の支払いを命じた。

 

 前理事長は障害者アート分野の支援活動で著名で、厚生労働省の社会保障審議会障害者部会や、内閣府障害者政策委員会委員などを務めていた。

 

 訴状によると、元職員の女性は前理事長から出張先のホテルで胸や下半身を触られたほか、グローと提携関係にある別の社会福祉法人の女性幹部は、ホテルで上半身を裸にされるなどしたとして、損害賠償を求めていた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ2022年3月3日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: グロー損賠訴訟口頭弁論 原告2人が意見陳述
これの続報です。
拙ブログでも2021年1月20日付け記事から始まっておりますので
3年以上の年月を要しての第一審判決です。
金額は決して高くありませんが、
民事訴訟として被告の違法行為が認定されたことは
大きな収穫と言えます。
このまま被告が判決に納得するのかどうか?
また、原告もこの金額で納得するのかどうか?
お互いに納得出来ない気がします。
また、今後この被告側の団体が健全な活動を遂行出来るのかも気になります。

被害者の皆様へ
命令された賠償金額が納得出来るとは到底思えません。
しかし、過去の判決を読んでも、賠償金額で被害者が納得出来る例は極僅かです。
この判決で満足するか、不服とするかは個人の判断ですが、
被告の行為の違法性が認められた点は納得して頂いて良いと思います。


「抱きつかれ、尻触られる」 「票ハラ」経験、4人に1人 女性候補者苦悩深く【24衆院選】

「抱きつかれ、尻触られる」 「票ハラ」経験、4人に1人 女性候補者苦悩深く【24衆院選】

 

2024年10月24日() 13:33 時事通信

 

 女性候補者の選挙では、投票をちらつかせた有権者からセクハラなどを受ける「票ハラ」が後を絶たない。

 

 内閣府が2021年度に行った調査では、女性候補者の4人に1人に当たる249%が「選挙期間中にセクハラを受けた」と回答。衆院選には過去最多の314人の女性が立候補したが、票ハラは女性の政界進出を阻む一因とされ、問題は深刻だ。

 

 「毎日のようにさまざまな男性から抱きつかれ、尻を触られた」。東京都町田市の東友美市議(40)は初当選した6年前の統一地方選をそう振り返った。「握手の数が票になる」との思いで臨み、多くの人に握手を求めた際に触られたという。「周囲に被害を訴えても、一瞬の出来事で防ぐことができずに繰り返され、つらかった」と語った。

 

 SNSでは「付き合っている人はいるか?」などのメッセージが繰り返し届いた。高齢の男性支援者と二人きりになると、「お前と2人でいれば子どもができるな」と言われたこともあるという。

 

 武蔵野市の酒向萌実市議(30)は「街頭で差し出したビラを受け取らず、舌でなめた男性がいた」と話した。「結婚はまだなのか」「子どもはいるの」などと声を掛けられるたび、うんざりしたという。

 

 こういった声掛けをするのは男性に限らなかった。中年女性から「若いのだから選挙に出るより子どもを産む方が社会貢献になる」と言われ、心が折れるような感覚を覚えたこともある。酒向市議は「誰に相談すれば良いか分からなかった」と嘆く。

 

 有権者による候補者へのハラスメントを防止するため、「女性の政治参画を促す改正推進法」が21年に成立したが、政党などに対策を講じるよう求めるもので、票ハラ行為そのものを禁じたり、罰したりする規定はない。地方議会で根絶条例を制定する動きもあるが、都道府県で制定したのは福岡県と大阪府にとどまっている。

 

 一般社団法人「日本ハラスメント協会」(大阪市西区)代表理事の村嵜要さんは「有権者は優越的な立場から自分の理想を候補者に伝える傾向があるが、身体的・心理的な距離は両者の間で適切に保たれるべきだ」と強調。「候補者の安全を守ることに特化した法律を早急に制定するべきだ」と訴えた。


《カウンセラー松川のコメント》

男女平等をいくら謳っても、性被害は女性の方が多いのは変わりない様です。
さて、議員はともかく立候補者となると明らかに人気商売となるので、
多少の嫌なことでも我慢して笑顔でやり過ごすのが今までの王道でした。
それならば「泣き寝入りを許すのか」なりますが、
この票ハラに関しては、全ての有権者の意識を改めない限り。
または、票ハラを取り締まる法令でも作られない限りは、
男性有権者から女性立候補者へのセクハラも無くならないでしょう。
被害者が当然の権利を主張しても、それが候補者となると、
「票を失いたくない」思いが先行してしまうでしょうから。
それは綺麗事や建前論をいくら持ち出しても解決しません。
正しくセクハラ被害を訴えても
「あの候補者は小さい事を大袈裟に騒ぐ」と言われたくはないでしょうから。
現実的な対策としては、後援会員や支援者、運動員が候補者を
セクハラ加害から守るくらいでしょう。


▼交通事故を警察に報告しなかった60歳代と同僚に複数回セクハラした30歳代…鹿児島県が職員2人処分

交通事故を警察に報告しなかった60歳代と
同僚に複数回セクハラした30歳代鹿児島県が職員2人処分

 

2024年10月24日() 12:19 読売新聞

 

 鹿児島県は23日、交通事故を起こした際に県警への報告を怠った60歳代の係長級職員を戒告、同僚に複数回セクハラ行為をした30歳代の出先機関の職員を停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 発表によると、係長は昨年11月上旬、鹿児島市内で、仕事で軽乗用車を運転中、軽ワゴン車に追突する事故を起こしたにもかかわらず、県警への報告を怠った。追突された相手が県警に連絡して発覚した。

 

 職員は今年8月上旬、同僚1人に複数回、セクハラ行為を行った。同僚が所属先に報告して判明した。

 

 県人事課の又木寿文課長は「職員に自覚を促し、徹底した指導を行っていく」としている。

 

 

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鹿児島県、セクハラ職員を懲戒処分
 性別や具体的内容は「被害者のプライバシー」理由に公表せず

 

2024年10月23日() 20:40 南日本新聞

 

 鹿児島県は23日、県職員2人を今月、懲戒処分したと発表した。同僚にセクハラを行った30代一般職員を停職1カ月、業務中に接触事故を起こし警察に報告しなかった60代係長級職員を戒告とした。処分日や性別、具体的なセクハラ内容は「被害者のプライバシー」を理由に公表していない。

 

 人事課によると、出先機関に勤める30代職員は8月上旬、職場外で同僚に複数回セクハラをした。被害者が所属長に相談して発覚。職員は「深く反省している」と話しているという。

 

 本庁勤務の60代職員は2023年11月上旬、勤務中に鹿児島市内で自家用車を運転した際、前の車と接触。相手方のバンパーに軽い傷が生じたが、警察に連絡しなかった。2万円の罰金刑を受けた。

 

 24年度の県職員の懲戒処分は3件(知事部局2件、各種委員会1件)。又木寿文人事課長は「このようなことが二度と発生しないよう、あらゆる機会を通じて職員に自覚を促し、指導を徹底する」と話した。

 

 

 

セクハラ行為、事故警察に報告せず…県職員2人を懲戒処分
  県徹底した指導行う

 

2024年10月23日() 19:48 鹿児島読売テレビ

 

 セクハラ行為を行ったり、業務中に接触事故を起こしたにも関わらず警察への報告を怠ったなどして、県職員2人が懲戒処分を受けました。

 

 停職1か月の懲戒処分を受けたのは、県の出先機関に勤める一般職員(30)です。県によりますと、職員は20248月上旬、職場の外で、異性の同僚に対して複数回のセクハラ行為を行ったということです。

 

 また戒告の懲戒処分を受けたのは、本庁に勤める係長級の職員(60)です。202311月、業務中に接触事故を起こし、相手の車両に傷が生じたにも関わらず、警察への報告を怠ったということです。

 

 県・人事課の又木寿文課長は、「このような事態が発生し誠に遺憾であり、県民の皆様に大変申し訳なく思っている。職員に自覚を促し、徹底した指導を行っていく」とコメントしています。

 

 

 

鹿児島県の30代男性職員 停職1カ月 同僚に複数回セクハラ

 

2024年10月23日() 17:52 鹿児島放送

 

 鹿児島県は、出先機関に務める30代の男性職員が同僚に複数回セクハラ行為をしたとして、停職1カ月の懲戒処分にしたと発表しました。

 

 停職1カ月の懲戒処分を受けたのは、県の出先機関に務める30代の男性職員です。

 

 県によりますと、男性職員は今年8月、同僚に対して複数回セクハラ行為を行ったということです。

 男性職員は「被害者に対して申し訳なく思っている」などと話していて、県人事課の又木寿文・課長は「二度と起きないよう職員に自覚を促し徹底した指導を行う」としています。

 

 

 

セクハラや事故の通報せず…県職員2人を懲戒処分 鹿児島

 

2024年10月23日() 17:16 南日本放送

 

鹿児島県は、セクハラ行為をした30代の職員と接触事故を通報しなかった60代の職員を、それぞれ停職や戒告の懲戒処分にしました。

 

停職1か月の懲戒処分を受けたのは、県の出先機関に勤務する30代の職員です。戒告の懲戒処分を受けたのは、本庁に勤務する60代の係長級の職員です。

 

県によりますと、30代の職員は今年8月に業務時間外に同僚に対しセクハラ行為をしたということです。60代の職員は去年11月、業務中に車を運転し、軽ワゴン車に追突しましたが、警察に通報せず立ち去ったということです。

 

県人事課の又木寿文課長は「県民の皆さまに大変申し訳なく思っている。このようなことが二度と発生することのないよう指導していく」としています。

 

懲戒処分を受けた県職員は、昨年度は7人で、今年度はこれで3人となりました。