2021年1月7日木曜日

「自殺の原因はパワハラ」男性検事の遺族が公務災害申請へ

「自殺の原因はパワハラ」男性検事の遺族が公務災害申請へ

 

2021年1月7日(木) 10:13 テレビ新広島

 

おととし広島地方検察庁に在籍していた男性検事が自殺した問題をめぐり、両親が自殺の原因は上司からのパワーハラスメントだった可能性があるとして、近く公務災害を申請することがわかりました。

 

この問題は広島地検に在籍していた当時29歳の男性検事が、おととし12月、広島市内の自宅官舎で死亡しているのが見つかったものです。

 

関係者によりますと、調査を行った広島高検は両親に対し、「原因はわからない」などと報告。

 

しかし、男性検事は亡くなる数日前に担当する業務をめぐって、上司から机を叩きながら厳しい叱責を受けたうえ、「司法修習生以下だ」などと能力を貶める発言を受けたと、友人や同僚などに相談していたということです。

 

このため両親は上司からのパワハラが自殺の原因だった可能性があるとして、近く公務災害を申請するため準備を進めているということです。

 

一方、広島地検は取材に対し、「お答えは差し控える」とコメントしています。


《カウンセラー松川のコメント》

検察内でのパワハラは現職検事から聞いたことがあります。
検事と言えば殆どが司法試験の合格者ですから[脳筋]ではなく、
逆に[筋脳]なくらいです。
それでも人の子ですからパワハラをしてしまう事もあるでしょう。
報道では度重なるパワハラがあった様には見受けられませんが、
検察相手の取材ですので、どこまで深追いした報道かも怪しいです。

この記事だけでは分かり難い部分もありますので
別の媒体に詳細な説明がありましたので転載させて頂きます。


広島地検の若手検事はなぜ自ら命を絶ったのか
過去2年で4人が自殺、問われる検察組織の実態

2021年1月6日 6:00 東洋経済(竹中明洋)

2019年12月10日。広島地検で29歳の若手検事が自ら命を絶った。「河井案里氏陣営疑惑で、同地検が捜査着手」と報じられる約20日前のことだ。

この若手検事は検事に任官された後、東京地検で新任検事としての勤務を終え、広島地検に配属された「新任明け」の検事だった。当時、公判部に所属していて、河井事件には直接関わっていない。

■「司法修習生以下」と叱責

関係者によると、検事はその日、担当する事件の公判が午後に予定されていたが、出勤時間になっても地検に姿を見せなかった。不審に思った事務官が自宅に向かうと、すでにぐったりした状態で亡くなっていた。状況から自殺は明らかだったという。部屋には、「検察官にあるまじき行為をして申し訳ありません」とのメモも残されていた。

若手検事はなぜ、自ら命を絶ったのか。親しい友人とのLINEのやりとりの中に、それを示唆するメッセージが残されていた。

「久し振りに決裁で、(上司である次席検事から)色々言われたわ。『お前がそもそもこの事件を理解してなくて証拠構造整理できてねーじゃねーか。お前は今までどういうつもりで公判検事やってきてんだ』とか。机バンバンみたいな感じになったわ。『話にならない。』と」(2019年12月2日)

この日、若手検事の様子を間近に見ていた同僚がいる。同じ公判部で机を並べていた橋詰悠佑氏だ。同氏は2020年7月に検事を退官し、現在は都内で弁護士として活動している。

「苦労して書き上げ、部長もOKを出した論告(検察官の意見陳述)を(広島地検のナンバー2である)次席検事に決裁を求めに行ったところ、激しい叱責を受けたそうです。彼は自席に戻るなり、司法修習生以下と言われたと、悔しそうに言っていました」

厳しい司法試験をパスし、誇りを持って仕事に臨んでいた若手検事。直属の上司である公判部長の決裁は通ったはずなのに、その上の次席検事から厳しい叱責を受けたことに、強いわだかまりと無力感を覚えたのだろうか。友人に送ったメッセージでは、心の内をこう吐露している。

「P(検事)なったの間違ったかな。ダメだ」(2019年12月4日)

「泣きすぎだな。」(同6日)

「明日からに、怖さを感じている俺は、もはや末期なんだろうか」(同8日)

■調査結果に職員から不満の声

広島地検は若手検事の死を受けて内部調査に乗り出し、総務部長がヒアリングを始めた。しかし、身内による調査に疑問の声が上がったため、代わって上級庁にあたる広島高検が、公判部をはじめとして関係職員へヒアリングなどを行った。

地検の職員らにその結果が伝えられたのは、2020年3月のことだった。地検の総務部長らが現場職員に口頭で「原因はよくわからない。体調不良を訴えていたので、それが原因かもしれない」と説明した。

橋詰氏によれば、この説明に対し、「誰がこんな結果に納得するのか」と不満の声を上げる地検の職員が少なくなかったという。

公判部に所属する検事は、刑事部で起訴された事件を引き継ぎ、被告が犯した罪に相応する判決を得るために裁判に立ち会い、事件の立証をするのが仕事だ。裁判所に起訴事実を認めてもらうため、十分な論理構成を整えた書類を作成しなくてはならない。とりわけ被告側が争う姿勢を見せた場合は、それを覆すだけの準備が必要で、業務量もおのずから増えていく。橋詰氏が言う。

「亡くなった検事は作業に手のかかる事案を数多く担当していました。勤務時間は公判部でも相当多かったはずです。それでも当時の公判部長は、『何とかしてね』という趣旨を言うだけで、業務を割り振るなどの配慮はありませんでした。私も、彼の様子がおかしかったことをもっと深刻に受け止めるべきでした」

元検察官で、広島地検の特別刑事部長、長崎地検の次席検事なども務めた郷原信郎弁護士が指摘する。

「広島地検くらいの規模で、公判部長がいったん決裁したものに次席が直接叱責を加えるというのは、私が長崎で次席をやっていた経験からすると、ありえないことです。まして亡くなった検事は新任明けの若手です。思うような仕事ができていないと感じたら、上司は叱責するより、サポートするべきではないか」

■勤務時間は「手書き」で申告

検察官は、1人ひとりの検事が検察権を行使できる「独任制官庁」であるとされている。郷原氏によると、そのため、検事は任官とともに管理職相当となり、勤務時間を自己管理することが求められる。とくに2009年に裁判員制度が始まってからは、裁判の期間中、連日証人尋問が続き、公判部の検事の負担も大きくなりがちだという。

一方、広島地検では勤務時間を手書きで申告していたため、「過小申告はざらで、深夜まで仕事をしたり、休日に職場に出たりしても正確に(勤務時間を)申告できる人は少なかったのではないか」(橋詰氏)という。

ビジネスパーソンらの自殺問題に取り組む神田東クリニックの公認心理師、佐倉健史氏はこう話す。

「上意下達と言われる職場では、若い人は自分の仕事のペースがつかめない。結局、睡眠時間を削ることになり、メンタルへの影響も大きくなります。最高裁の判例(2000年の電通事件判決)では、予見可能性があったのに、社員が自殺する危機回避努力を怠ったとして、会社の安全配慮義務違反が認められています。パワハラは論外ですが、判例に照らしても、本人の変化に上司は気づくべきです。検察のように、外からの目が入りにくく、中からも声を上げにくい職場では、幹部の評価制度に踏み込んでいかないと、職場文化は変わらないかもしれません」

実は検事の自殺は、今回ばかりではない。検察官の数は全国で2000人に満たないが、橋詰氏が調べたところ、2018年~2019年の2年間だけでも4人の検事が自ら命を絶ち、過去10年間にさかのぼればその数はさらに増える。

例えば、2012年4月に大阪地検堺支部、2018年1月には徳島地検、同年10月には福岡地検小倉支部で若い検事が自殺しており、2019年1月には高知地検中村支部で支部長を務める検事が自殺している。橋詰氏によれば、その中には異動希望を無視されたうえ、上司に意見すると、「検察官を辞めてしまえ」という趣旨の発言を受けた検事もいるという。

警察庁の統計によると、近年、勤務上の問題を理由とした自殺は減少傾向にある。2011年に全国で2689人にのぼったその数は、2019年には1949人にまで減っている。パワハラの問題が厳しく問い直され、各企業で労務管理の見直しが進んだ結果とされる。

佐倉氏は、「検察内部で複数の自殺者が出ている中で、それを組織としていかに受け止め、いかに改善しようとするのかを組織内外に示し、実行して検証していく姿勢が問われる」と指摘する。

■遺族は公務災害の申し立てへ

亡くなった若手検事の父親が取材に応じ、こう話す。

「息子が職場で使用していたパソコンや遺品の確認は私たちが立ち会うこともなく行われ、息子の同僚に当時の状況について話を聞きたいと申し出ましたが、認められませんでした。検察による調査にあたってLINEのやりとりを提出し、『叱責をする前に決裁した直属の上司を交えて議論すべきだったのではないか』と文書で指摘しましたが、広島高検の総務部長からは『自ら命を絶った原因はよくわからない』との説明を口頭で受けただけでした」

こうした対応に納得できない思いを持つ父親は、近く一般企業の労災にあたる「公務災害」の認定を求めて広島地検に申し立てを行う予定だという。

「上司から必要な指導を受けることは当然あると思いますが、息子は上司にいい加減な態度で臨む人間では決してありません。いったい何があったのか、事実をはっきりさせたい。検察にもしっかりとした対応を取ってもらいたいと考えています」(父親)

今回の件について、亡くなった検事の勤務実態がどうなっていたのか、パワハラはなかったのかなどについて広島地検に取材を申し入れたが、同地検の広報官は質問状の受け取りすら拒否し、「当庁からは一切、お答えいたしかねます」とするのみだった。

一方、法務省刑事局は取材に対して、「個人のプライバシーに関わる事例であり、お答えは差し控えさせていただいております。(労務管理については)各検察庁において、法令等に基づいて適切に行っているものと承知しています」と回答した。


※ 検事の決裁方法は重畳決裁と呼ばれる方式で、
複数の決裁官からの決裁を受けなければならないのです。
小さな地方検察庁(地検)でも、次席検事の決裁を受けた後に
検事正の決裁と2名の決裁官の決裁を仰がなればなりません。
中規模の地検だと、部長、次席検事、検事正なので3名の決裁官。
大規模の地検だと、副部長、部長、次席検事、検事正なので4名の決裁官
となります。
今般の広島地検は中規模地検なので、3名の決裁官の決裁が必要となります。
重畳決裁は、決裁官毎に説明をして決裁を仰ぐ形なので、
途中の決裁官で却下されると、最初から書類を作り直した上で、
また最初から決裁を仰がなければならないのです。


2021年1月2日土曜日

新年の挨拶です

 🎍あけましておめでとうございます🎍

今年も始まって、もう2日目となりました。

本来ならば元日に御挨拶をするところですが

つい正月気分でうっかりしてしまいました(汗)


今年は、

こちらのBloggerを使っての情報発信に

注力したいと思います。

従来のホームページは

Mメンタルサポートの基本的な情報を掲載。

BloggerによるMメンタルサポートブログ出張版は

ニュースやお知らせ等の速報を掲載。

こんな感じて進めてみたいと思います。


まだまだ、

コロナ禍の解決には遠いかも知れませんが、

一人でも多くの皆様が健やかに生活出来る様

微力ながら頑張りたいと思います。

2020年12月31日木曜日

年末の御挨拶

 今までBloggerにて展開していた

〈Mメンタルサポートブログ出張版〉を

あまり利用しないままとなっておりました。

だからと言って、

アメーバブログの方で頻繁に発信していた訳でも

ありませんでした。


その様な状況ではありましたが、

「アメーバブログに比べて利用者が少ない」

と言われているBloggerですが、

余計な広告やフォロワー数の多い記事を押し付けて来ない

私の好みに合ったシステムなので

ホームページを補完するシステムとして

この〈Mメンタルサポートブログ出張版〉を

活用してみたいと思います。


その様な状況ですので

今年は大した情報発信もしておりませんが

ラベル〔カウンセラーのつぶやき〕を利用して

「来年からは私見をアップしたりも試みてみようか」と

考えております。


今年もあと僅かとなりましたが

皆様御自愛くださいませ。

そして、良いお年をお迎えくださいませ。


本年もありがとうございました。

ブログ構成の変更について

今年も遅くになって
このBloggerを利用した
Mメンタルサポートの公式ブログ
〈Mメンタルサポートブログ出張版〉にて
ラベルを〔ハラスメントのニュース〕として
ハラスメントに関する記事を掲載する事にしました。

従来はmmsホームページにて記事掲載をしておりましたが、
各地でハラスメント記事が多数挙がり
現状のホームページ構成では読み難くなりそうなので
ハラスメント関係の記事は
〈Mメンタルサポートブログ出張版〉に掲載し
その中からハラスメント対策等の記事のみ
mmsホームページにも掲載することにしました。

mmsホームページでは、
メンタルヘルスに関するニュースを掲載するページもありますが
こちらも記事の量が増えて参りましたら、
〈Mメンタルサポートブログ出張版〉に掲載して
ホームページでの読み易さも検討したいと考えております。


mmsのホームページとブログを利用しての
情報発信を行いたいと思いますので
これからもお付き合いのほど宜しくお願い致します。

2020年12月29日火曜日

「仕事しないからみんながストレス」 小学校の給食調理員がパワハラ、減給処分/千葉県松戸市

「仕事しないからみんながストレス」
 小学校の給食調理員がパワハラ、減給処分/千葉県松戸市

 

2020年12月29日(火) 11:56 千葉日報

 

 松戸市教委は28日、同僚の再任用職員の女性調理員(64)に対し日常的に暴言や侮辱をするパワーハラスメントをしたとして、市立高木第二小主任調理員の女性職員(57)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。

 

 市教委によると、女性調理員から今年11月12日に被害の申し立てがあり校長や教頭、栄養教諭などに事情聴取しパワハラ行為を確認した。女性調理員は現在、精神的な不調で病気休暇を取得中。

 

 2人は今年4月から同じ職場となり、6月15日に給食業務が再開した後、パワハラ行為が始まった。主任調理員は女性調理員に対し「仕事をしないことでみんなが大変な思いをしてストレスになっている」「耳が聞こえないなら仕事にならないのだから仕事を辞めるしかない」と攻撃的な口調で言葉を掛けたという。

 

 主任調理員は「言い過ぎた」と反省する一方、ハラスメントとは認めていないという。再発防止に向け市教委は当該職員の職場を変えることを検討。処分の周知のほか、ハラスメントに関する研修を開催する。


《カウンセラー松川のコメント》

今般の事案では加害者が「言い過ぎた」と行為自体は認め反省しているが、
ハラスメントとは認めていない。
この記事からすると「再任用職員側にも問題があった」と言いたいのでしょうね。
再任用なので職務としてはベテランなのでしょうけど、
そのベテランと言う部分に胡座をかいて居たのではないかとも感じております。
再任用制度により、職場の歳上の先輩や上司が部下になる訳です。
歳上の部下と言うのも扱いが難しいと言えます。
今回のポイントは少なくても人事権者で無い者が、
他者に去就を強要する様な発言は控えた方が無難と言うことです。

2020年12月28日月曜日

またセクハラで職員を処分 2人きりの時に「髪の毛きれいだね」などの言動繰り返す 兵庫・明石市

またセクハラで職員を処分 2人きりの時に「髪の毛きれいだね」などの言動繰り返す 兵庫・明石市

 

2020年12月28日 16:10 関西テレビ

 

兵庫県明石市の管理職の職員が、部下の女性職員にセクハラ行為をしていたとして減給処を受けました。

 

明石市によると、福祉局の室次長級の男性職員(49)は、2017年5月から2020年8月にかけて、部下の女性職員と2人きりのときに「髪の毛きれいだね」や「夫婦の仲はいいのか」などと10回以上にわたり、性的な言動を繰り返すセクハラ行為をしていたということです。

 

2020年8月、女性職員が「セクハラされていて嫌だった」と市に被害申告したことで発覚。

 

当事者2人の意見は食い違っていましたが、女性職員が友人に送ったセクハラ相談のメールなどから市はセクハラ行為と認定し、この職員を減給3カ月(10分の1)とする処分を下しました。

 

明石市では4日前にも、別の管理職の職員が部下の女性職員にセクハラやパワハラをしたとして、降格ならびに減給処分を受けています。

 

明石市は職員の処分が相次いだことから、2021年1月4日付の人事異動でハラスメント担当の職員を配置し、防止に向け取り組んでいきたいとしています。


《カウンセラー松川のコメント》

当初は「水着の写真送れ」のニュースと同じかと錯覚しましたが、
同じ明石市役所で別件のニュースだと分かり驚きました。
大の大人が職場で性欲剥き出しって、動物園の飼育動物並みですね。
被害者の精神的な辛さを考えると、本当に恐ろしい職場環境だったと同情致します。

不祥事根絶のカギは“アップデート” 千葉県教育委員会

不祥事根絶のカギは“アップデート” 千葉県教育委員会

 

2020年12月28日(月) 13:40 千葉テレビ

 

 相次ぐわいせつやセクハラ、体罰などの不祥事を根絶するため、千葉県教育委員会は教職員の意識と学校の体制を“アップデート”するとしています。

 

 千葉市美浜区にある県総合教育センターでは25日、教育現場の不祥事防止対策を話し合う有識者会議が開かれ、わいせつやセクハラ、それに体罰などといった不祥事の根絶を目指す取り組みについて話し合われました。

 

 会議では、急激に変化する現代社会の中で教職員1人ひとりの意識やそれを支える学校側の体制の更新が求められるとして、「アップデート」をキーワードに不祥事根絶に向けた対策が検討されました。

 

 その結果、不祥事を起こして処分を受けた職員の研修の徹底に加え、法律家や精神科医など幅広い分野の有識者が専門的な立場から不祥事根絶に向けた取り組みについて動画配信を通じてレクチャーするなど、これまでの枠組みにとらわれない取り組みを機動的に行うことなどが確認されました。

 

 また、教職員だけでなく児童・生徒に対しても「水着で隠れる部分」を示す「プライベートゾーン」を守ることの大切さを周知して、何がわいせつやセクハラ行為に該当するのか理解を深める指導も徹底する方針です。

 

 県教委は「忍耐強く継続的に対策を実行することで、不祥事根絶を目指したい」としています。


《カウンセラー松川のコメント》

行政としても教師の不祥事を形式的な処分や指導だけでなく、
いろいろと取り組んでみようとするのは評価出来ます。
「現場を知らない有識者に何が分かるのか?」とも思えますが、
先ずはやってみて、それから態勢について再検討するのも良いと思います。
ただ机上の空論で解決策を検討するだけより、
実行すれば結果も形となって現れるでしょうから。