課長死亡、パワハラ調査を要望 佐賀・吉野ケ里、区長会
2025年4月4日(金) 11:48 共同通信
佐賀県吉野ケ里町の財政協働課長だった男性=当時(58)=が昨年11月に死亡した経緯や原因の調査を求め、町の区長会の多良正裕会長が4日、町議会に要望書を提出した。男性は町の新庁舎建設を巡る業務で伊東健吾町長から叱責された後、うつ病を発症。遺族は自殺だったとしている。町長は記者団に「パワハラとの認識はないが、一つの命がなくなり申し訳なく思う」と述べた。
要望書を受け取った馬場茂議長は「パワハラかどうか真剣に調査しないといけない」と語った。
遺族によると、男性は昨年4月、町長らとの面談で新庁舎建設に関する計画が甘いと指摘し、財政負担に難色を示した。町長は「俺が(課長職を)代えてやる。建設的な意見を言え」などと発言。男性はパワハラと受け止め、うつ病となり休職した後、県に公務災害認定を請求した。
昨年11月、副町長に「死をもって抗議する覚悟はできている」などとするメールを送った翌日、佐賀市の林道脇に倒れているのが見つかり、死亡が確認された。
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”町長からのパワハラ”訴え後課長死亡
吉野ヶ里町議会に調査求め要望書
2025年4月4日(金) 12:15 九州朝日放送
佐賀県吉野ヶ里町の課長が町長からのパワハラを訴えた後、死亡した問題で、原因や経緯を調査するよう吉野ヶ里町区長会が町議会に対し要望書を提出しました。
4日午前10時半ごろ、吉野ヶ里町議会に提出された要望書には、町の財政問題の課題とパワハラの有無について調査を行うことなどが盛り込まれています。
要望書などによりますと、去年11月に死亡した吉野ヶ里町の財政協働課長だった男性は、町の財政問題について伊東健吾町長に進言するも叱責され、精神的に追い込まれ休職していたということです。また、男性は休職の後、町長からのパワハラを訴えていましたが、町は「該当しない」と判断していました。
要望書を受け取った馬場議長は、「パワハラがあったという状況であれば真剣に取り組んで調査をしていく」と述べました。
【何が】町長のパワハラを訴え課長が死亡
町長「打ち合わせのなかで本当に残念な結果に」パワハラは否定
2025年4月4日(金) 17:37 福岡放送
佐賀県吉野ヶ里町の課長だった男性が、町長によるパワハラを訴えたあと死亡した問題についてお伝えします。4日、町の区長会の会長が町議会に対し、原因の調査を要望しました。
■吉野ヶ里町 区長会・多良正裕会長
「どうぞよろしくお願いします。」
4日午前、佐賀県吉野ヶ里町の区長会の会長が、職員が死亡した経緯や原因の調査を求める要望書を町議会に提出しました。
要望書などによりますと、吉野ヶ里町の財政協働課長だった男性は去年4月、町の新庁舎建設について計画の甘さを指摘した際、伊東健吾町長から「お前は明日から他の部署に異動させる」と叱責されるなど、繰り返しパワハラを受けたということです。
男性は精神的に追い込まれ、うつ病を発症して休職し、町長からのパワハラを訴えましたが、町は調査の結果、パワハラに該当しないと判断しました。
男性は去年11月、副町長宛てに「自分の命に代えてでも訴える」という内容のメールを送った直後に死亡しているのが見つかりました。
■吉野ヶ里町議会・馬場茂議長
「パワハラが本当にあってこういう状況になったということであれば、われわれも真剣に取り組んで調査をしなければならない。」
要望書の提出を受けて、伊東町長はパワハラについて否定しました。
■吉野ヶ里町・伊東町長
「打ち合わせのなかで本当に残念な結果になった。私もただただ本当に残念でなりません。」
要望書では、男性が訴えていた町の財政計画についても明らかにするよう求めていて、町議会は議会運営委員会を開き、今後の対応を検討することにしています。
吉野ヶ里町の課長死亡 経緯の調査求める要望書を町議会へ提出【佐賀県】
2025年4月4日(金) 19:13 サガテレビ
去年11月、吉野ヶ里町の当時課長の男性が死亡したのは町長からのパワハラが関係しているとして経緯を改めて調査するよう求める要望書を町の区長会が町議会に提出しました。
区長会や吉野ヶ里町などによりますと、去年4月、町の当時の財政協働課長の男性は、伊東健吾町長らと新庁舎の建設に関して財政の打ち合わせをしていた時に、町長から「俺が代えてやる」と強制的な配置転換ともとれる発言を受けました。
男性は翌日から休職し、去年11月、佐賀市の林道で倒れているのが見つかり死亡が確認されました。遺族は自殺だったと主張しているということです。
区長会の多良正裕会長は4日、死亡の経緯を改めて調査するよう求める要望書を町議会の馬場茂議長に提出しました。
【吉野ヶ里町議会 馬場茂議長】
「パワハラとかが本当にあって、こういう状況になったということであれば我々も真剣に取り組んで調査をしなければならないと思う」
また、伊東健吾町長は「パワハラをした認識はなかった」とした上でこう語りました。
【吉野ヶ里町 伊東健吾町長】
「全て業務の一環として、その中で結末がこういう風になったということで、私も非常に反省はしております。遺憾に思っております。本当に申し訳なかったと思っています。」
伊東町長は今後、要望書の内容を確認したうえで早い時期に会見を開くとしています。
「死をもって抗議する」町長のパワハラ訴え死亡の町課長
地元区長会が議会に調査を要望
2025年4月4日(金) 19:41 RKB毎日放送
佐賀県吉野ヶ里町の課長だった男性が町長からのパワハラを訴えて、死亡したことについて、地元の区長会が町議会に原因の調査を要望しました。町長は「パワハラではない」と主張しています。
■「芸能人じゃないのでね」撮影拒んだ議長
4日午前、吉野ヶ里町の区長会を代表して多良正裕会長が町議会の馬場茂議長を訪ねました。
要望書の提出について議長は当初、撮影を拒否しました。
吉野ヶ里町議会 馬場茂議長
「芸能人じゃないのでねカメラでうつされるのは好まないんですよ。私はまだ悪いこともしていなしね」
記者
「理由にならないと思いますよ」
吉野ヶ里町議会 馬場茂議長
「分かりました」
■財政協働課長だった男性が死亡
問題の発端は、去年11月、当時財政協働課長だった男性が町長からのパワハラを訴え、死亡したことです。
男性は去年4月、まちづくりの事業を巡って、町長から「俺が代えてやる」などと強制的な人事異動とも取れる発言をされたということです。
その後、男性はうつ病を発症し、パワハラ被害を訴えたため町が調査をしましたが、関係者の話や当時の音声などからパワハラにはあたらないと判断されました。
男性は副町長に「死をもって抗議する覚悟は出来ている」とメールを送り、その後、死亡しました。
■調査の要望書を受け取った議長は・・・
吉野ヶ里町区長会 多良正裕会長
「町民にわかりやすい形で内容を発表していただければと思いますのでよろしくお願いいたします」
原因究明を求める要望書を受け取った議長は・・・
Q.これまでに問題意識はあったのか?
吉野ヶ里町議会 馬場茂議長
「問題意識はあったんですが、調査をはっきりした形でやろうとなればいろんことなお伺いせなあかんでしょ。(ご家族に)気をつかったんですよね、なかなか踏み込めなかった。多良区長会町さんがこういうふうな形をとられたのでそれはそれでちゃんと対応せないかんねということで」
■当初は取材拒否の町長「逃げようとは思っていない」
一方、伊東健吾町長も当初は取材を拒否。
報道機関の抗議を受け、「質疑は受けない」という条件で取材に応じました。
吉野ヶ里町 伊東健吾町長
「私も逃げようとは思っていないんですけれど・・・会見開きますので」
Q.パワハラの認識はあったのか?
吉野ヶ里町 伊東健吾町長
「それはありません。仕事の一環で」
パワハラを否定する町長と調査の要望書を受け取った町議会が今後どう対応するのか注目されます。
死亡職員へのパワハラ有無巡り 区長会長、町議会に調査要望書を提出
佐賀県吉野ヶ里町
2025年4月4日(金) 22:32 佐賀新聞(上田遊知)
吉野ヶ里町の財政協働課長だった男性職員が昨年11月に死亡した経緯に関し、町区長会の多良正裕会長は4日、町議会に調査を求める要望書を提出した。職員は伊東健吾町長からパワハラを受けたと訴えていた。伊東町長はパワハラを否定している。
町関係者によると、昨年4月、職員が新庁舎建設に関する財政課題を伊東町長に伝えた際、伊東町長は「(課長職を)代えてやる」と配置換えを示唆する発言をした。職員は心身の不調で休職し、昨年11月、中島武子副町長宛てに「死をもって抗議する覚悟はできている」などとするメールを送って、その後死亡した。
要望書では、パワハラの有無を調査し、職員が訴えた財政問題への対応も含めて公表するよう求めている。馬場茂議長に要望書を渡した多良会長は「要望は区長会の総意。議会は執行部のチェック機関であり、調べてほしい」と話した。
馬場議長は「パワハラがあったのであれば、真剣に取り組んで調査しなければならない。早いうちに議員と話し合いたい」と述べ、議会運営委員会で検討する考えを示した。
伊東町長は「後日、記者会見を開いて説明する」としている。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ本日(4月4日)付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼町長から「代えてやる」「どこさでも行ってよか」と叱責と訴えた課長「死をもって抗議する」
これの続報です。
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