町長による職員へのパワハラ有無を質問の町議会映像を再公開
山形・西川町
2025年4月23日(水) 14:30 山形放送
山形県西川町の菅野大志町長による職員へのパワーハラスメントの有無を議員が質問した町議会の映像がインターネットで非公開となった問題で、町議会が23日午前11時に動画を再度公開しました。
この問題は、3月5日の西川町議会一般質問を録画したアーカイブ映像などが、翌日の6日から非公開となっていたものです。
映像には、町職員の早期退職が増えている現状や菅野町長によるパワハラの有無などに関する 質問と答弁が含まれていて、菅野邦比克議長は非公開とした理由について「事前の申告から大きくずれた質問が行われ、プライバシーについて不適切な部分がある」などと説明していました。
しかし、町議会は先月18日の運営委員会で、非公開となった映像を確認した結果「削除すべき内容はなかった」との見解をまとめ、動画を再度公開することを決めたということです。
そして、23日午前11時ごろ、非公開となっていた動画がおよそ1か月半ぶりに公開されました。非公開となった当時、アーカイブ動画の配信業務は、菅野町長が社長を務める第三セクター「西川町総合開発」が担当していましたが、先月末に契約が終了し、今後は町議会事務局が業務を担当するということです。
【山形】西川町議会が非公開の一般質問動画を公開
2025年4月23日(水) 17:00 山形テレビ
西川町議会に関するニュースからお伝えします。インターネット上で非公開となっていた西川町議会の一般質問の動画について、町議会がきょう4月23日公開しました。
3月5日に行われた西川町議会の一般質問を巡っては、議会の様子が動画投稿サイトにアップされ、閲覧ができましたが翌日、一転して非公開に。
動画には、佐藤光康町議が菅野大志町長によるパワハラの有無や早期退職者が増加していることに対する認識などを確認する内容が含まれていました。
非公開としていた理由について、菅野邦比克議長は「事前通告を大きく越えた質疑だったため」などと述べていました。
その後、議会運営委員会では3月18日に「削除すべき発言は見当たらない」などと判断。
そして4月14日に再び公開することを決定していました。
町議会事務局は、きょう午前非公開となっていた動画を動画投稿サイト「ユーチューブ」で再び公開しました。
公開までに時間が掛かった理由について「動画配信業務を委託していた西川町総合開発との契約が先月末で終わり、引継ぎ作業が必要だった」ためとしています。
西川町職員の早期退職が増えている現状について質問する
町議会の動画が再公開に
2025年4月23日(水) 18:29 山形放送
西川町の菅野大志町長による職員へのパワーハラスメントの有無を議員が質問した町議会の映像がインターネットで非公開となった問題で、町議会は23日、映像を再度公開しました。
この問題は、3月5日の西川町議会の一般質問を録画したアーカイブ映像などが一旦公開された後、「事前に申告がない質問だった」などの理由で翌日の6日から急きょ非公開となったものです。
質問は菅野町長によるパワハラの有無などを質したものだったため、「非公開」とした対応が町長による恣意的な判断によるものではないかと問題視されました。その後、町議会での議論などを踏まえ、映像が再度公開されることとなり、23日午前11時におよそ1か月半ぶりに公開されました。映像には、非公開の理由とされた佐藤光康議員が菅野町長に質問する様子が含まれています。質問では「町職員の早期退職が増えている現状について」町長の答弁を求めています。
西川町議会・佐藤光康 議員「定年前に辞めた正職員の数は令和4年度が5人、令和5年度が5人。菅野町長になってから10人が定年前に辞めている。特に係長、主事などの経験豊かな職員が定年前に辞めている。これは大きな町の損失だと思うが、町長、どのように考えますか」
菅野大志西川町長「これは大きな損失とも思っているが、こう考えている、私は。人生80年とも言われている。そんな中で辞める人もいるでしょう。でも、私は無理やり働いてくださいとは申し上げません。なぜなら、1人お辞めになるだけで人件費が若い人を2人雇えるから。私はそういう合理的な考え方を持っている」
菅野町長は、「1人辞めれば若い人を2人雇える」といった発言について、「金銭面での損失かと思って発言してしまった。適切ではない発言をしてしまった」と釈明しています。
また、映像では、佐藤議員が町長が職員に対して行ったとされる複数の行為について挙げ、「ハラスメントにあたるのではないか」と町長の認識について聞いています。それに対し、菅野邦比克議長が「ハラスメントの質問に関する事前の通告がなく、町の相談窓口にもハラスメントの相談が寄せられていない」として質問を終了するよう呼びかけ、議長の判断で町長の答弁は行われていませんでした。
非公開となった当時を含めこれまで、町議会のアーカイブ動画の配信業務は菅野町長が社長を務める第三セクター「西川町総合開発」が担当していましたが、4月からは町議会事務局が配信業務を担当しているということです。
一方、菅野町長のパワハラ疑惑をめぐっては25日の町議会で、調査を行う第三者委員会の設置に向けた条例案が審議・採決されます。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ4月22日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼西川町長のパワハラ疑惑 町が第三者委設置の条例案を町議会に示す 25日に採決 「百条委」設置も
これの続報です。
0 件のコメント:
コメントを投稿