鹿島市議会
パワハラで最も多くの指摘を受けた議員名など公表する方針へ【佐賀県】
2025年4月7日(月) 19:07 サガテレビ
鹿島市議会議員が市職員にいわゆるパワハラ行為をしたとされる問題で、市議会は7日、市職員のアンケート結果を受け最も多くの指摘を受けた議員名などを公表する方針を決めました。
【鹿島市議会 徳村博紀議長】
「アンケートの結果は大変厳しいものがあったと理解している。今後絶対ハラスメントについてはパワハラも含めて根絶していかなければならない」
このアンケートは今年2月から3月にかけて市の全職員を対象に市議会議員からハラスメントがあったかなどを確認するため行われ、7日の鹿島市議会の全員協議会で結果について意見が交わされました。
アンケート結果は、議員の名前を伏せた状態でそれぞれのハラスメントの内容がまとめられ6人について記載があったということです。
この中で最も多くのハラスメントが指摘された議員は「威圧的・高圧的な言動や態度をされた」「長時間拘束された」など53件のハラスメントがあったとされています。
関係者によりますと7日の全員協議会で、今回のアンケート結果や最も多くのハラスメントが指摘された議員の名前などについて問い合わせがあった場合に公表していく方針を固めました。
市は改善を求めていて、市議会は6月議会に向けて今回の調査結果を踏まえたハラスメント防止条例を制定することにしています。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ3月28日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「市議からハラスメント受けた」30件、目撃も37件 鹿島市、市職員への調査結果を議会に報告
これの続報です。
条件付きですが、パワハラ加害議員の氏名公表とのこと。
しかし、気になるのは「最も多くの指摘を受けた議員」に限定されていることです。
一番多くなければ議員名が公表されないならば、
「最多でなければ問題無い」との発想と考えられます。
また、恣意的に特定の議員を攻撃したい時に、
それが最多の議員だから氏名公表に至っているとの推測も可能です。
「一番多いから悪い」「一番少ないから良い」ではなく、
本来は「パワハラは悪い」の前提で、調査をし、
パワハラかどうか見極めることが大切だと思います。
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