2025年4月16日水曜日

性的少数者の学童支援員に謝罪 長野・辰野、ハラスメントで

性的少数者の学童支援員に謝罪 長野・辰野、ハラスメントで

 

2025年4月16日() 18:20 共同通信

 

 長野県辰野町教育委員会は16日、学童クラブで支援員として働いていたLGBTQ+(性的少数者)の伊東麗奈さん(20)=同県伊那市=に対し、町教委の職員が性的指向に関する発言を制限するハラスメントがあったと発表した。記者会見で宮沢和徳教育長は「LGBTに関して頭では理解していたが、思いが至らなかった」と謝罪した。

 

 町の顧問弁護士による調査結果によると、昨年711月、職員らが「子どもたちの前でLGBTの話はするな。子どもたちにLGBTはいない」「学童は金を稼ぐ場所だと割り切って、余計なことを言わないで働け」など、5件の不適切な発言があったと認定した。

 

 

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学童クラブでのLGBTハラスメント問題 町教委が謝罪
  ハラスメントを訴えた伊東さん
「色々な人がいていいということ、理解できる場を設けたい」【長野・辰野町】

 

2025年4月16日() 19:10 長野朝日放送

 

辰野町の学童クラブに勤務していた性的少数者の女性が、職員にハラスメントを受けたとされる問題で、町の教育委員会は対応が不適切だったと謝罪しました。

 

辰野町の教育委員会などによると、ハラスメントを訴えた伊東麗奈さんは、性的少数者(LGBT)であることを明かした上で、去年5月から11月まで学童クラブの支援員として働いていました。

勤務中、児童との会話の中で「私は男性も女性も好きになれる」と発言したところ、職員から「自分のことをさらけ出すな」などと強く怒られました。

弁護士から報告を受けた町教委は、不適切な対応があったことを認め謝罪しました。

 

■辰野町・宮沢和徳教育長

「つらく苦しい思いをさせてしまったことに対しまして、町教育長として深くおわび申し上げます」

 

会見後、取材に応じた伊東さんは…

 

 

■伊東麗奈さん

「自分が納得いくような会見ではなかった。差別も偏見も無ければこういうことは起きていないので。子どもたちが当たり前に、色々な人がいていいんだよということ、LGBTに限らず障害も含めてだし、理解できる場を設けたいと思っている」

 

町教委は、LGBTについての理解を深める研修会などを行い、再発防止に努めるとしています。

 

 

 

「頭では理解していたが…」
LGBT公表する学童クラブの元支援員に謝罪
 職員によるハラスメント行為を認定 長野・辰野町

 

2025年4月16日() 19:49 信越放送

 

長野県辰野町は、LGBTを公表している学童クラブの元支援員に対して、職員によるハラスメント行為があったとして、会見で謝罪しました。

 

ハラスメントを訴えていたのは去年11月に退職するまで、約半年間、学童クラブの支援員を勤めていた伊東麗奈さんです。

 

伊東さんは6年前、中学生の時にLGBTであることを公表し、音楽活動などを通じて「いろんな好きの形がある」などと訴えてきました。

 

伊藤麗奈さん:「本当に変わればなと。顔出しも実名も全部をさらけ出してやったけれど、現場では一切変わってないんだなとすごくショックでした」

 

訴えを受けて、辰野町の宮澤教育長と顧問弁護士はきょう調査結果を公表。

 

去年6月から11月にかけて、教育委員会の職員3人が5回にわたって、伊東さんの性的志向に関する発言をとがめたり、制限したことを認定し、「ハラスメント行為だった」と認めました。

 

宮澤教育長:「頭では理解していたけれど傷つきやすいことに思いが至らなかった。悲しい思いをさせてしまった。自分の生き方を否定されたと捉えてしまったということは残念に思います。改めて深くお詫び申し上げます」

 

こうした説明に、会見に参加していた伊東さん本人は…。

 

伊東さん:「理解していないから起こったんですよね。そこは絶対に間違えてほしくない」

 

宮澤教育長は研修のあり方を全面的に見直すと答えました。

 

伊東さんが「LGBT」を公表してから6年。

 

社会でも、言葉は広く知られるようになりましたが、伊藤さんは、理解は不十分だと考えています。

 

伊東さん:「子どもたちが当たり前にいろいろな人がいていいんだよということ、LGBTに限らず障がいも含めて、そういう人が当たり前にいていいんだよと理解できる場を設けたい。そこに子どもたちを呼べる環境を作りたい」


《カウンセラー松川のコメント》

LGBTの諸問題は微妙な部分や繊細な部分があると思います。
個々のLGBTについて、批判をしたり、揶揄することは人権問題でしょう。
しかし、学童クラブで預かっている子供にまでLGBTの話しをするのは
「行き過ぎ」と感じる人が居るのも当然だと思います。
いくら正しい事だとしても、年齢に相応しい話題があると思います。
日本の法律では「人を殺してはならない」とは記されていません。
あるのは「人を殺すと(有罪ならば)罰せられる」と記されているだけです。
それは暴行や傷害、窃盗や詐欺でも同様です。
だからと言って、子供に「人を殺しても構わない」と言ったら
どうでしょうか?
LGBTも理解が出来る年齢があると思います。
それを判断するのは、子供や保護者や社会でしょう。


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