2025年4月16日水曜日

暴力パワハラ相談、最多に 日本スポーツ協会、536件

暴力パワハラ相談、最多に 日本スポーツ協会、536

 

2025年4月16日() 14:52 共同通信

 

 日本スポーツ協会は16日、2024年度に暴力、パワハラなどの相談窓口に536件の相談が寄せられたと発表した。統計を開始した14年度以降では最多で、23年度を51件上回った。日本スポ協はハラスメントに対する意識の高まりや、窓口の認知度向上などが要因だと分析。依然として不適切行為が減らない現状も浮き彫りになった。

 

 被害者の内訳は小学生が48%で最も多く、中学生が18%、高校生が12%。声を上げづらい子どもが被害者になるケースが目立った。相談者は保護者が63%、本人が17%。

 

 相談内容の割合は暴言が増加傾向で、最多の41%に上った。暴力は13%。具体的には「ばか、あほ」といった暴言や、頭をたたくなどの暴力の相談があった。指導者による選手の差別や、チームの退団強要の相談が増えているという。

 

 227月に開設した子ども向けの相談窓口には、24年度は61件の相談があり、23年度の約1.3倍となった。アクセス方法はウェブ98%、電話2%。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

スポーツ指導者による暴言などのハラスメント、
過去最多の相談536件…被害者の半数が小学生

 

2025年4月16日() 20:48 読売新聞

 

 日本スポーツ協会(JSPO)は16日、スポーツ指導者による暴力、暴言など不適切行為の相談窓口に寄せられた2024年度の相談件数が、過去最多の536件だったと発表した。前年度の485件を更新し、4年連続の増加となった。

 

 被害者の48%が小学生で、全体の約8割を高校生以下が占めた。内容は暴言が最多の41%で、パワーハラスメントが18%、暴力が13%。「バカ」「アホ」といった暴言や、頭をたたく、ボールを投げつけるなど暴力のほか、スポーツ少年団の退団を強要されたなどの相談が寄せられた。

 

 JSPOの森岡裕策専務理事は「地道に指導者の研修などを重ね、(不適切行為を)撲滅していきたい」と語った。


《カウンセラー松川のコメント》

スポーツの指導者と言っても、特段に指導者としての資格を保有したり、
教育者としての研修を受けている訳ではないでしょう。
指導者は、あくまでも技術を伝え、その技術が利用可能となる様に、
その技術の知識を有しているだけで、後は指導者の人柄任せなのが実態。
これはスポーツに限らず、企業等での教育も同様です。
しかし、被害者半数近くが小学生であり、被害者の8割は未成年。
心の傷を受け易い年代なのが心配です。


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