女性教師の太モモや胸などにタッチ・卑猥な発言も―
40代男性教師が"セクハラ"で停職処分…
中学校の懇親会で泥酔、調べに
「酒に酔って覚えていない。被害者の話で判断するしかない…」
札幌市教育委員会
2024年12月16日(月) 20:45 北海道文化放送
札幌市教育委員会は12月16日、札幌市内の市立中学校に勤務する40代の男性教師が女性教師にセクハラしたとして、16日付で停職3ヵ月の懲戒処分にしたと発表しました。
市教委によりますと、40代の男性教師は今年開かれた職場の懇親会で、同席していた同僚の女性教師に対し、性的な発言をしたほか、太ももや胸を触るセクハラ行為をしました。
被害を受けた女性教師が校長に相談し、セクハラ行為が発覚しました。
市教委の聞き取りに対し男性教師は「酒に酔っていて覚えていないので、被害者が主張する話で判断するしかない」などと話しているということです。
市教委は、懇親会に参加した他の教師らの聞き取りなどをもとにセクハラ行為があったと判断。男性教師に対し停職3ヵ月の処分を下しました。
男性教師はこれまでも酒を飲んで記憶をなくすことがあったということです。
今回の処分について札幌市教委は「研修などを通じセクハラ防止の周知徹底をはかり、再発防止に努めたい」とコメントしています。
《カウンセラー松川のコメント》
ハラスメントは加害者の行為や動機云々ではなく、
被害者が存在するかが第一の争点となります。
直接に行為を受けた者でなくても、
その行為を直接に見聞きすることで嫌悪感を抱く場合でも
被害者となり得る場合はあります。
さて、今般の事案では被害申告は有るものの
加害者が酩酊により記憶を有していない点が気になります。
虚偽申告と言うことはないでしょうし、
加害者も「被害者の言うとおり」とのことなので
ハラスメントが認定されていますが、
証拠や証人も無いとなると、一方的な決めつけで判断をしているとも言え、
非常に危険な判断をしているとも感じました。
しかし、「加害行為の記憶が無い」と言うことで免罪符を得られるのも
大きな間違いなので、この点にも十分な留意が必要です。
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