「生きがいの職業を失い‥到底許せない」
先輩選手からホテルで性被害
…競輪選手の女性が訴えた裁判始まる
被告側は争う姿勢示す「ハラスメント行為の認定に至らなかった」
2024年12月13日(金) 10:48 毎日放送
競輪選手の女性が先輩の男性選手から性被害を受けたとして、賠償を求める裁判が始まりました。裁判で原告の女性は「やっと見つけた生きがいの職業を失い、この先どうすればいいのか、途方に暮れています」などと意見陳述しました。
訴状によりますと、競輪選手で「日本競輪選手会」の兵庫支部に所属していた30代の女性は3年前、先輩の男性選手(当時40代)に大量の酒を飲まされ、ホテルで性的な行為を繰り返されるなどの被害を受けたということです。
女性はその後、PTSDと診断され競輪選手を引退していて、男性選手や選手会などに対し、約2100万円の損害賠償を求めています。
13日の裁判で女性は以前から支部の中でパワハラやセクハラが横行していたことを指摘し選手会が「事実の把握を怠り続けた結果、事件が発生した」と主張。
裁判で女性は「やっと見つけた生きがいの職業を失い、この先どうすればいいのか、途方に暮れています。被告の男性選手を到底許すことはできません」などと意見陳述を行いました。
一方で被告側は、「女性や男性選手などに聴取した結果、ハラスメント行為として認定するに至らなかった」などと争う姿勢を示しました。
競輪選手の性被害訴訟で初弁論 女性「生きがい失った」
2024年12月13日(金) 11:49 共同通信
競輪の男性選手から性的関係を強要されたなどとして、選手だった女性側が男性や日本競輪選手会、競輪の実施団体JKAに慰謝料など計約2100万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、神戸地裁であり、女性が意見陳述した。被害をきっかけに引退したとし「生きがいである職業をこんな形で失い途方に暮れている。男性選手を許せない」と訴えた。
「選手が精いっぱい競技に専念できる環境がつくられることを望む」とも陳述。被告側は請求棄却を求めた。
訴状などによると、女性は選手会兵庫支部所属だった2021年10月、同支部の男性選手からキスや性的関係を強要されるなど、10件のハラスメントを受けたとしている。
22年4月にパニック障害と診断され、レースを長期欠場。「ハラスメント行為によって(選手の)未来を絶たれたという無念さ、精神的苦痛は筆舌に尽くしがたい」と主張している。
選手会やJKAに対しては、ハラスメントの事実把握や防止への取り組みを怠った結果、性被害が起きたと指摘した。
競輪選手の性被害訴訟、被告側は争う姿勢
原告女性「生きがいの職業失った」 神戸地裁で初弁論
2024年12月13日(金) 16:48 神戸新聞
競輪の男性選手から性的ハラスメントを受けたなどとして、兵庫県内に住む30代の元女性選手が男性選手や日本競輪選手会(東京)、競輪振興団体JKAに慰謝料など計約2100万円の損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論が13日、神戸地裁(渡部佳寿子裁判長)であった。被告側はいずれも争う姿勢を見せた。
訴状などによると、女性は兵庫支部に所属していた2021年、同支部の先輩だった男性選手から飲食店でキスをされ、ホテルで性的関係を強要されるなどのハラスメント行為を受けたとしている。心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、今年10月に現役を引退。選手会などもハラスメント防止の取り組みを怠ったとしている。
女性は意見陳述で「生きがいの職業をこんな形で失い、途方に暮れている」と涙を流し、「選手が競技に専念できる環境を望む」と訴えた。
一方で、男性選手側はこれまでに「(性的関係は)合意の上だった」と主張。選手会側も答弁書で「男性選手らにも聴取した結果、ハラスメントと認定できなかった」などとし、請求棄却を求めている。
《カウンセラー松川のコメント》
拙ブログ10月30日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「見えないナイフで心刺された」女性競輪選手、先輩選手からの性被害訴え損賠提訴
これの続報です。
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