2024年12月27日金曜日

▼複数の部下に過度な叱責、防衛審議官に停職30日の懲戒処分…過去にもパワハラ疑惑で厳重注意

複数の部下に過度な叱責、防衛審議官に停職30日の懲戒処分
…過去にもパワハラ疑惑で厳重注意

 

2024年12月27日() 20:20 読売新聞

 

 防衛省は27日、複数の課長級の部下に対して過度な叱責(しっせき)を繰り返したとして、中嶋浩一郎・防衛審議官(58)(次官級)を停職30日の懲戒処分とした。中嶋氏は同日付で依願退職した。防衛審議官に対する懲戒処分は初めて。

 

 同省はハラスメント根絶に取り組む中での主要幹部のパワハラを重く受け止め、増田和夫・事務次官を口頭厳重注意とした。

 

 発表によると、中嶋氏は10月以降、複数の部下に威圧的な言動を再三行い、精神的な苦痛を与えるなどした。12月に被害者の1人から相談があった。

 

 中嶋氏を巡っては過去にもパワハラ疑惑があり、今年3月には口頭厳重注意を受けていた。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

複数の部下に過度な叱責 防衛審議官をパワハラで懲戒処分 防衛省

 

2024年12月27日() 19:57 毎日新聞

 

 防衛省は27日、部下に過度な叱責を行って精神的苦痛を与え、職場環境を著しく悪化させたなどとして、中嶋浩一郎防衛審議官(58)を停職30日の懲戒処分にしたと発表した。中嶋氏は同日、依願退職した。中嶋氏の後任には加野幸司官房長(58)を充てる。

 

 防衛省によると、中嶋氏は10月以降、数人の課長級職員に対して、他の職員も出席している会議などの場で、中嶋氏の意に沿った対応ができていないことを一方的に激しく叱責した。さらに威圧的な態度で職員の能力を過小評価したり、業務への取り組み自体を否定したりする発言を繰り返していた。

 

 今月になって、被害者1人から相談が寄せられ、中嶋氏のパワハラが発覚した。中嶋氏は以前にも言動について上司から指導を受けたことがあり、3月には増田和夫次官が中嶋氏を口頭で厳重注意していた。

 

 防衛審議官は、事務次官級ポスト。中嶋氏は「私の言動をハラスメントと感じてしまった人がいることに対し、本当に不徳の致すところであり、反省している」と述べたという。

 

 中嶋氏は20217月~236月、菅義偉、岸田文雄政権で首相秘書官を務め、247月に防衛審議官に就任した。

 

 今回のパワハラ案件を受けて、増田氏も27日付で「防衛審議官への指揮・指導・監督が不十分だった」として中谷元・防衛相から口頭厳重注意を受けた。中谷氏は27日、今回のパワハラ案件をはじめとして防衛省・自衛隊で不祥事が相次いでいることに対し「国民の皆さまの信頼を大きく損なうものであり、防衛相として深くおわび申し上げる。このような事案が再び発生することのないよう再発防止の徹底を図る」とのコメントを発表した。【中村紬葵】

 

 

 

防衛審議官を“パワハラ”で初の懲戒処分

 

2024年12月27日() 19:40 東京放送

 

防衛省は複数の“パワハラ行為”が確認されたとして、幹部ポストの中嶋浩一郎防衛審議官を停職30日の懲戒処分にしたと発表しました。

 

防衛省によりますと、中嶋審議官は複数の職員に対し、今年10月から会議の場などで一方的に激しく叱るなどの威圧的な言動を繰り返していたことが確認されたということです。

 

中嶋審議官をめぐっては、今年3月にもパワハラ行為が疑われる言動が確認されていて、事務次官から口頭で厳重注意が行われていました。

 

今月、被害を受けた職員が相談したことを受けて改めて調査を行ったところ、問題が発覚したということです。

 

防衛省はきょう(27日)、パワハラ行為が繰り返されたとして停職30日の懲戒処分にしましたが、中嶋審議官は依願退職したということです。防衛審議官への懲戒処分は初めてです。

 

中嶋審議官は、岸田内閣で総理秘書官も務めていました。

 

 

 

防衛審議官がパワハラで懲戒処分
 元沖縄防衛局長の中嶋浩一郎氏が退職
 「激しい叱責」「否定発言」繰り返す

 

2024年12月27日() 19:23 テレビ朝日

 

防衛省は、複数の職員に対してパワーハラスメントを繰り返したとして元沖縄防衛局長の中嶋浩一郎防衛審議官を停職30日の懲戒処分としました。

 

防衛省によりますと、今年12月、職員から中嶋審議官による激しい叱責があるとの相談が寄せられました。

 

省内で調査を行ったところ、今年10月以降、多数の職員が出席する会議の場などで一部の職員に対して一方的に激しく叱責したり、業務への取り組みを否定したりする発言を繰り返していたことが確認されました。

 

防衛省は精神的苦痛を与え、職場環境を著しく悪化させたとして中嶋審議官を停職30日の懲戒処分としました。

 

中嶋審議官は「私の言動をハラスメントと感じてしまった人がいることに対し、不徳の致すところあり、反省している」と述べた上で、27日付で退職を申し出たということです。

 

中谷防衛大臣は「国民の皆様の信頼を大きく損なうもので、深くお詫び申し上げます」とし、再発防止を徹底する方針を示しました。

 

 

 

中嶋浩一郎防衛審議官、パワハラで停職30
 次官級に異例の懲戒処分、本人は退職

 

2024年12月27日() 19:15 産経新聞

 

防衛省は27日、複数の同省職員に対し威圧的な言動を繰り返したなどとして中嶋浩一郎防衛審議官を停職30日の懲戒処分としたと発表した。中嶋氏は退職を申し出て、同日の持ち回り閣議で承認された。

 

防衛審議官は平成26年新設の事務次官級ポストで、懲戒処分が下されるのは初めて。同省での事務次官級の懲戒処分は、29年に南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題で当時の黒江哲郎事務次官が停職4日となって以来。

 

同省によると中嶋氏は10月以降、複数の課長級職員に対しほかの職員も出席する会議などで、一方的に激しく叱責したほか、威圧的な態度で能力を過小評価したり業務への取り組みを否定したりする発言を繰り返した。

 

被害を受けた職員が12月に同省秘書課に相談したことを受けて、調査を進めた。中嶋氏は「私の言動をハラスメントと感じた人がいることは、不徳の致すところであり反省している」と述べているという。

 

指導、監督が不十分だったとして増田和夫事務次官を口頭厳重注意とした。防衛審議官の後任には27日付で加野幸司官房長が就いた。

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