2024年12月9日月曜日

西臼杵消防本部のパワハラ問題 管理者の甲斐高千穂町長を証人尋問

西臼杵消防本部のパワハラ問題 管理者の甲斐高千穂町長を証人尋問 

 

2024年12月9日() 19:06 宮崎放送

 

西臼杵広域行政事務組合消防本部のパワハラ問題を巡る動きです。

9日は、組合議会の百条委員会が開かれ、消防本部の管理者である高千穂町の甲斐宗之町長の証人尋問が行われました。

 

パワハラ問題が指摘されているのは、高千穂町、日之影町、それに、五ヶ瀬町を管轄する西臼杵広域行政事務組合消防本部です。

 

消防本部では、去年、ハラスメントに関するアンケートで複数の職員が、上司からのパワハラを訴えたことから組合議会が百条委員会を設置し、実態解明を進めています。

 

9日の百条委員会では、消防本部の管理者として高千穂町の甲斐宗之町長の証人尋問が行われました。

 

これまで、甲斐町長は、パワハラ問題が表面化する以前に消防長からアンケート結果の報告は受けていないとしていましたが、一変して9日は、去年12月、消防長から口頭で報告があったと証言しました。

 

その後、報道陣の取材に対し、甲斐町長は「パワハラが疑われる事案と聞いたが、過去のものと思った」と話し、「報告を受けるだけでなく、積極的に具体的な対策を指示するべきだった」としました。

 

(西臼杵広域行政事務組合消防本部の管理者 甲斐宗之高千穂町長)

「一部の職員のハラスメントによって、多くの職員が退職するということはあってはならないと思いますし、残った職員をしっかり守っていく、その対応を考えたいと思います」

 

百条委員会では、来年2月までに最終報告書をまとめる方針です。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

西臼杵広域消防本部パワハラ問題 百条委員会が高千穂町長を証人尋問

 

2024年12月9日() 18:50 テレビ宮崎

 

宮崎県西臼杵広域消防本部のパワハラ問題を巡り、百条委員会は9日、高千穂町長などへの証人尋問を行いました。

 

西臼杵広域消防本部では、2015年の設立以降、7人が退職。

現在もおよそ10人が退職を検討していて、西臼杵広域行政事務組合議会の百条委員会が上司のパワハラが横行していた疑いについて調査しています。

 

9日は、組合の管理者である高千穂町の甲斐宗之町長への尋問が行われました。

甲斐町長は聞き取りに対し、「去年12月に消防長などから設立当初にいろいろあっているようだと聞いた。今後、そのような案件があった場合は教えるようにと話した。」「明確にパワハラがあったと認識したのは今年6月」などと答えました。

 

(管理者 甲斐宗之 高千穂町長)

「(去年12月は)現在進行形としてハラスメントがあっているという受け止めではなかったです。報告を受けるだけではなくて、我々ももっと積極的に、具体的な対策をもっと指示するべきだったと思います。」

 

百条委員会は、年内に日之影町長や五ヶ瀬町長への尋問も行う予定です。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ12月5日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 半数以上の消防隊員20人が上司からパワハラを受けたと証言 宮崎県の西臼杵広域行政事務組合消防本部のパワハラ問題で中間報告
これの続報です。
管理者である甲斐高千穂町長は
「パワハラが疑われる事案と聞いたが、過去のものと思った」
「現在進行形としてハラスメントがあっているという受け止めではなかった」
とのことですが、
拙ブログ12月6日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 表面化前に「3町長へ報告」 西臼杵消防パワハラ百条委
での、日高消防長から甲斐町長への対応からすれば、
アンケート調査を提示しているのでしょうから、
「パワハラが過去の事」と言う認識は不自然極まりありません。
アンケート内容を把握しながら職場への迅速な対応を怠った消防本部幹部も問題ですが、
情報を得ながら消防本部任せにした上に、
百条委員会での証言でも「過去の事」として逃げようとするのも
管理者として無責任極まりないと思います。

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