2024年12月9日月曜日

相馬地方広域消防本部のパワハラ 2人が懲戒処分 飲み会欠席の後輩に金銭要求した消防司令は免職【福島】

相馬地方広域消防本部のパワハラ 2人が懲戒処分
 飲み会欠席の後輩に金銭要求した消防司令は免職【福島】

 

2024年12月9日() 19:16 福島テレビ

 

懲戒免職の処分を受けた57歳の消防司令は、自身が主催する飲み会に参加できない後輩に金銭を要求し、数千円を受け取っていた。

また、語気強く「何でできないんだ!」と指導したり、バインダーで机をたたくなど威圧的に注意したりしたことにより、部下の1人が体調を崩し治療が必要になった。

 

また、54歳の消防司令も後輩職員の服を切るなどの極めて重大なパワハラ行為が認められ、停職6ヵ月の懲戒と降任の処分を受けた。

 

福島県の相馬地方広域消防本部のパワハラを巡る懲戒処分は、今回で7人に上った。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「何でできないんだ」威圧的に指導 消防職員を懲戒処分・福島

 

2024年12月9日() 17:38 福島中央テレビ

 

相馬地方広域消防本部でパワーハラスメントがあった問題で、新たに職員2人が免職と停職の処分となりました。

 

相馬地方広域消防本部によりますと、パワハラで懲戒免職となったのは、南相馬消防署 鹿島分署で消防指令の男性職員(57)です。

 

男性職員(57)2023年度から日常的に部下に対して「何でできないんだ」などとバインダーで机を叩きながら威圧的に注意・指導し、部下の1人が体調を崩したということです。

 

また、南相馬消防署 鹿島分署で消防指令の男性職員(54)は、2013年度から日常的に後輩職員に対し「お前は使えない」と繰り返し言っていたなどとして、停職6か月の処分となっています。

 

相馬地方広域消防本部では、202312月から第三者委員会がパワーハラスメントの調査を進めていて、今回で合わせて8人が処分を受けています。

 

 

 

消防パワハラ懲戒処分 福島・相馬本部、57歳免職・54歳停職降任

 

2024年12月10日() 10:56 福島民友新聞

 

 相馬地方の消防職員によるパワーハラスメント(パワハラ)行為があった問題で、相馬地方消防本部は9日、新たに職員2人の懲戒処分を発表した。南相馬消防署鹿島分署の男性消防司令(57)を懲戒免職とし、同分署の男性消防司令(54)を停職6カ月とした。処分は4日付で、54歳の消防司令は消防司令補に降任した。

 

 同本部によると、57歳の消防司令は後輩職員らに対して日常的に、現金や飲食代を賭けたトランプ、お手玉などに参加させ、負けた職員に1000~数千円程度を支払わせた。

 

 さらに写真データが入ったUSBメモリーなどを買うよう求め、複数回にわたり1万円などの代金を支払わせたほか、日常的に「何でできないんだ」と詰問的な言葉で注意・指導した。精神的苦痛を生じさせるなど悪質性が高いと判断し、免職処分とした。

 

 また、54歳の消防司令は複数の後輩職員らに「おまえは使えない」「早く辞めろ」などと不適切な発言を繰り返したり、酒席で職員が着ているTシャツをはさみで切ったりした。

 

 同本部は9日、パワハラに関する第三者委の第45次答申書を公開し、調査を継続するとした。

 

 

 

相馬地方広域消防 パワハラで新たに消防司令2人を懲戒処分

 

2024年129日(月) 19:54 NHK

 

相馬地方広域消防本部は、50代の消防司令2人が複数の後輩の職員に対して日常的にパワハラ行為を行っていたとして、それぞれ懲戒免職と停職6か月の処分にしました。

 

相馬地方広域消防本部は、組織の中で複数のパワハラ行為が行われている可能性があるとして、去年12月に設けられた第三者委員会の調査で結果が判明した事案について、該当する職員の処分を行っています。

 

今回、新たに処分されたのは南相馬消防署鹿島分署の50代の消防司令2人で、このうち57歳の消防司令は▽後輩の職員に対して業務上のミスなどの罰として日常的に飲食代を払わせたり、現金を賭けたゲームに参加させたりし、同意を得ずに金銭を払わせる行為を何年にもわたって行い、▽昨年度から今年度にかけては、部下に威圧的な叱責を続け、1人が体調を崩して継続的な治療が必要になりました。

 

また、54歳の消防司令は、何年にもわたって複数の後輩の職員に対し暴力や暴言などを行い、昨年度から今年度にかけては日常的に威圧的な指導を行い、現在、このうち1人が体調を崩して治療を続けています。

 

相馬地方広域消防本部は職員の心身に影響が出る重大なパワハラ行為があったとして、今月4日付けで57歳の消防司令を懲戒免職に、54歳の消防司令を停職6か月の懲戒処分としました。

 

今年度、相馬地方広域消防本部の職員がパワハラ行為で処分されるのは、これで7人目です。

 

2人のパワハラ行為は第三者委員会が設けられたあとも続いていたということで、第三者委員会はほかにもパワハラ事案がないか、調査を続けることにしています。

 

相馬地方広域消防本部の五賀和広消防長は「組織風土・組織体制の見直しを図り、再発防止に努めます」とコメントしています。




飲み会欠席の後輩から「出不足料」
バインダーで机叩き「何でできないんだ!
消防職員2人をパワハラで処分 福島

 

2024年12月10日() 12:39 テレビユー福島

 

福島県の相馬地方広域消防本部は、50代の消防司令2人が複数の後輩職員に対し、パワハラ行為を行っていたとして、免職などの懲戒処分としました。

 

9日、相馬地方広域消防本部は2人の懲戒処分を発表し、南相馬消防署鹿島分署の57歳の男性消防司令を免職、54歳の男性消防司令を停職6か月としました。

 

57歳の男性消防司令は、2016年度に、後輩職員を現金を賭けたトランプゲームに参加させ、負けた職員に数千円を支払わせたり、職場の飲み会や自身が主催する旅行に参加できない職員に対し、「出不足料」として数千円を支払わせたりしていました。

 

また、15年度から16年度頃には、後輩職員らが出場した大会などの様子をカメラで撮影したうえ、後輩職員らに撮影した写真をプリントしてコルクボードに多数貼ったものや、写真データを多数保存したUSBメモリーなどを買うよう求め、1万円などの支払いを受けました。

 

昨年度から今年度にかけては、部下の職員に対し「何でできないんだ!」などの詰問的な言葉で注意・指導したり、バインダーで机を叩きながら威圧的に注意・指導したりしていたということです。

 

■空港ロビーで後輩職員を蹴り…

 

停職処分を受けた54歳の男性消防司令は、13年から今年にかけて複数の後輩職員に対し、「お前は使えない」「早く辞めろ」と繰り返し言ったり、14年には職場の研修旅行に向かう際、仙台空港のロビーの中央付近で後輩職員を背後から蹴りました。

 

また、昨年度から今年度にかけては複数の後輩職員らに「ぶっ飛ばすぞ」など威圧的な言葉で注意、指導し、部下の職員1人が体調を崩して治療を受ける事態に至りました。

 

相馬地方広域消防本部では、パワハラ行為があったとして去年12月から第三者委員会が調査を行っていて、これまでに職員5人が懲戒処分を受けています。

 

五賀和広消防長は「組織風土・組織体制の見直しを図り、再発防止に努める」とコメントしています。




相馬地方広域消防本部 パワハラで2人を懲戒処分(福島)


2024年12月10日() 16:38 福島放送

 

相馬地方広域消防本部は、後輩の職員にパワーハラスメントをしたとして、消防司令1人を懲戒免職、もう1人を停職6か月にしました。

 

12月4日付けで懲戒免職処分を受けたのは、南相馬消防署鹿島分署の消防司令の男性(57)です。

男性は、日常的に現金をかけたトランプに後輩の職員らを参加させ、負けた場合に数千円を支払わせるなどしていたということです。

 

また、鹿島分署の別の消防司令の男性(54)は、酒の席で後輩職員が着ているTシャツをはさみで切ったり、日常的に威圧的な言動で注意したとして、停職6カ月などの処分を受けました。

相馬地方広域消防本部は、2023年12月から第三者委員会を設置して、パワハラの調査を進めていて、これまでに8人が懲戒処分を受けています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ8月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 「うるせえ、ばか」パワハラで新たに2人を懲戒処分 福島・相馬消防
これの続報です。
消防長以下150人(令和6年4月1日現在)の組織で8人(福島テレビとNHKでは7人、
テレビユー福島では5人の報道)の懲戒処分者が出ました。
同じ事案での処分ではありませんが、一連の調査によるハラスメント認定により
懲戒処分を受けた者が職員全体の約5%と言う数値は高いです。
問題を明らかにし、加害者に対して懲戒処分を科するのは当然であり、
決して褒めるべき対応ではありません。
しかし、懲戒処分も科さずに終わらしてしまうよりは、マシです。
それにしても、この様に多数の加害行為が全く知られていなかったのも信じ難いです。
「空港ロビーで後輩職員を背後から蹴りました」
公共の衆人環視の中での蛮行であれば常軌を逸した行動です。
もう、善悪の判断も無く、反射的に暴力を振るっていると思います。
しかも、背後からの蹴りと言う、卑怯な暴力。
長年に渡り、あれだけ多数のハラスメント事案が発生していれば、
何等かの情報が耳に届くはずです。
それは幹部にしても同様です。
これに対して、他人事の如く何等手を打たなかった幹部も
最終的には懲戒処分にすることで、責任を取り、
パワハラの看過も同罪となることを意識付け、
職場環境の健全化に資すると私は考えております。
また、福島テレビだけが54歳の消防司令への懲戒処分について、
停職6か月に加え降任についても言及している点が気になっております。


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