元病院長が反論会見 旭川医大病院の院長解任問題 巨額報酬は?会議の行方は?
2021年2月1日(月) 20:00 北海道テレビ
道内有数の大学病院で深刻化する対立。
突然の解任から1週間、旭川医大病院の古川博之元病院長が、自らの解任撤回を求め会見を開きました。
古川元旭川医科大院長…「解任相当事由に該当する証拠はなく、推論に推論を重ねただけの論理である」ことの発端は大学のトップ吉田晃敏学長の「不適切発言」でした。
(非公開会議音声データ)…「旭川市に吉田病院があるということ自体がぐちゅぐちゅとコロナをまき散らして」「コロナを完全になくすためにはあの病院が完全になくなるしかない」
患者・職員200人以上が感染しきのうようやくクラスター終息となった旭川の吉田病院。
その患者を受け入れたいと提案した古川元院長に対し、吉田学長はこう言い放ったといいます。
「(吉田病院の)患者を受け入れるのなら辞めてください(と言われた)これはパワーハラスメントだと思っている」古川元院長を解任した理由について大学側は、非公開の会議の音声を録音し外部に漏らしたことなどをあげていますが、古川元院長は漏洩については否定しています。
古川元院長…「(当初、吉田病院の)患者を受け入れなかったことに多くの職員が失望している。
その原因は吉田学長にあるにも関わらず、私を混乱の原因と決めつけている」
吉田学長(26日の会見で)…「学長がいて、その下に病院長がいます。
ですから、明確な上下関係があります」その吉田学長をめぐって新たな問題が浮上しています。
HTBが入手した契約書。
そこには、吉田学長と滝川市立病院の名前が。
吉田学長は「医療情報アドバイザー」として、月に40万円の報酬を滝川市立病院から受け取っていたのです。
しかし、滝川市立病院が旭川医大を訪れて吉田学長にアドバイスをもらっていたのは年に1、2回。
吉田学長が市立病院を訪れたのは14年間で3回だけだったといいます。
契約は2006年から去年11月まで結ばれ、報酬の総額は6920万円。
なぜ、月40万円もの報酬を払い続けていたのでしょうか?
滝川市立病院長…「契約の経緯はわかりませんが、長年旭川医大との関係を良好に保つため契約を継続してきたと承知しています」。
これには滝川市民からも厳しい声が…「アドバイザーでそんなにお金がいるの?」「10数年で数回しか来ていないなんて、一般的には常識としては考えられない」。
吉田学長の不適切発言をめぐって、旭川医大では午後5時から学長選考会議が開かれ処分の是非について話し合われています。
《カウンセラー松川のコメント》
お家騒動か権力闘争か、パワハラ問題から事態は転換しています。
このニュースではパワハラ被害者となっている病院長が
不適切な報酬を市立病院から受け取っていたとのこと。
解任された病院長も純粋な被害者ではないのかも知れません。
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