三重大病院…不祥事で麻酔科医一斉退職 背景にパワハラ「今辞めたら共犯者」
2021年2月1日(月) 11:57 CBCテレビ
汚職事件など不祥事が相次いだ三重大学病院。不祥事を受け麻酔科の医師が一斉に退職し、その背景にパワーハラスメントもあったことが分かりました。
一連の不祥事の始まりは去年9月、臨床麻酔部のナンバー2・境倫宏医師(48)が、カルテを改ざんして不正請求を行っていたことが発覚し、その3か月後に逮捕・起訴されたことでした。さらに、ことし1月には、二つの贈収賄事件も発覚。臨床麻酔部のトップだった亀井政孝医師(54)とナンバー3の松成泰典医師(46)も業者から賄賂を受け取っていたとして逮捕・起訴されました。
去年9月のカルテ改ざん事件を受けて、臨床麻酔部を新たに率いる立場になった男性医師(60代)が、部下の麻酔科医たちに対して以下のような発言をしました。
「皆さんの親・兄弟・配偶者、すべての人に伝わるよう叫び続けます。日本中に言います。三重大学を倒そうとしている人たちは、この人たちだと」
(男性医師の音声)
「この人たち」とは自分たちの事だと、複数の部下は受け取りました。
男性医師は去年9月、カルテ改ざん事件に触れた上で、部下の医師らに、「いま病院を辞めたら、共犯者とみられてもしょうがない」などと発言したのです。これを受け、複数の医師が、大学側にパワハラだと訴えていました。
「恐ろしかったです。このような上司がいる病院では、働けないと思いました」
(現場にいた麻酔科医)
三重大学は、男性医師の発言はパワハラだと認め、厳重注意したということです。
医師3人が逮捕された不祥事を受けて、臨床麻酔部の医師は一斉に退職し、18人から4人に激減しています。そのうち少なくとも3人はパワハラ発言が退職の原因だと訴えています。
退職者の中には、新型コロナウイルスの重症者などに使う人工心肺装置・ECMOを扱うことができる医師も含まれていて、地域医療にも深刻な影響を与えています。
《カウンセラー松川のコメント》
トップ3が金銭絡みの不祥事で逮捕・起訴されている段階で
組織としては腐敗しきっていると思います。
そこへ立て直しに入った別の医師による発言。
「何とかしたい」と言う思いもあったと思いたいですが、
残った方々に「共犯者」と言う言葉を投げかけたのは
パワハラを超えた名誉毀損的な言動です。
これでは、残った方々の意欲を削ぐばかりです。
腐敗した組織を立て直すには、
やはり内部の協力者によるところが大きいですから、
言い方は悪いですが[上手く使う]様にするべきでしょう。
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