2021年2月2日火曜日

旭川医大前病院長、解任撤回を要請 「第三者委、調査すべきだ」

旭川医大前病院長、解任撤回を要請 「第三者委、調査すべきだ」 


2021年2月2日() 9:08 毎日新聞(渡部宏人)

 

 北海道旭川市の旭川医科大の病院長を解任された古川博之氏(66)が1日、同市内で記者会見を開き、同日付で大学役員会に解任の撤回を要請したと明らかにした。また、辞任を求めた吉田晃敏学長の発言はパワーハラスメントに当たるとして、大学側に「第三者委員会を立ち上げ、調査すべきだ」と主張した。一方で、法的措置をとる考えは現状ないとした。

 

 古川氏は、昨年11月の大学運営会議で市内の吉田病院を中傷した吉田学長の発言について「録音もしておらず、流出もさせていない」と改めて否定。「会議は秘密会ではない。メモなどは自由。映像は撮ったが録音はしていない」と述べた。

 

 また、昨年11月に新型コロナウイルスの軽症患者受け入れを巡り、吉田学長に受け入れを提案した際「受け入れるなら、辞めてください」と拒否されたと説明。大学側は「当時受け入れ態勢は整っていなかった」とするが、同月1日時点で受け入れ可能な専用病床が確保されており「受け入れ態勢は完成していた」と反論した。

 

 解任の判断については「複数の証言などから認定した」とする大学側に対し、「単なる状況証拠だけでは(立証が)不足している」と強調。「解任ありきで、懲戒の際のルールである反論の機会さえ与えられなかった」とした。


《カウンセラー松川のコメント》

パワハラ事案が大学のトップレベルで繰り広げられる時代になりましたが、
新型コロナウイルス感染症対応も絡んでおり、
慎重な調査が必要な局面を迎えていると感じております。

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