2024年12月29日日曜日

▼静岡県警の50代男性警視、部下にパワハラ 長期間暴言、本部長訓戒の処分

静岡県警の50代男性警視、部下にパワハラ 長期間暴言、
本部長訓戒の処分

 

2024年12月29日() 9:18 静岡新聞

 

 静岡県警の50代男性警視が2023年度、当時の部下職員に執拗(しつよう)なパワーハラスメント行為をしていたとして、本部長訓戒の措置(処分)を受けていたことが28日、関係者への取材などで分かった。県警監察課が調査を進め、パワハラ行為を認定した。

 

 複数の関係者によると、この警視は元部下に対し、職務執行における運営方針の変更などを巡り、執務室内で長期間にわたって精神的な攻撃に当たる発言を重ねたほか、不必要な書類を作り直させることもしたという。多くの同僚がその行為を目撃していたとされる。

 

 被害を受けた元部下はその後、精神的な不調などを訴え、医師の診断結果も踏まえて長期休暇に入った。現在は復帰している。

 

 この警視は、パワハラ事案を含めた幅広い内部調査を担う監察部門の勤務経験を持つ。現在は復帰した元部下が勤務している部署と同じフロアにある別部署で、所属長を務めている。

 

 監察課は半年ほどにわたり、相当数の職場関係者らに当時の実態や背景を聞き取る調査を続けた。11月ごろまでに最終的な認定や措置を下したとみられるが、措置結果は個人情報の保護などを理由に、被害者側に伝えられていないとみられる。

 

 関係者らによると、県警では8月以降、この警視を含めた複数の警視によるパワハラ行為が認定されている。所属長以上の上級幹部による相次ぐパワハラ認定は、組織の職務執行力や士気の低下につながりかねない事態といえそうだが、いずれも懲戒処分ではなく、基準などに達していないとして報道発表はされていない。

2024年12月28日土曜日

▼北九州市の小学校教諭、商品の衣服を試着したまま店外へ…手口繰り返し14点以上盗み懲戒免職

北九州市の小学校教諭、商品の衣服を試着したまま店外へ…手口繰り返し14点以上盗み懲戒免職

 

2024年12月28日() 11:39 読売新聞

 

 北九州市と市教育委員会は27日、衣服の窃盗を繰り返した同市八幡西区の市立小学校に勤務する男性教諭(24)を免職とするなど、5人の懲戒処分を発表した。

 

 市教委によると、男性教諭は6月から9月にかけ、複数のリユースショップで商品の衣服を試着したまま店を出る方法で計14点以上を盗み、9月に発覚した。商品を買い取るなどし、逮捕や書類送検されない「微罪処分」になったとの報告を本人から受けたという。

 

 このほか、女子生徒に抱きつくセクハラ行為などを行った市立学校の男性非常勤講師(62)を減給10分の16か月間)、児童4人の個人情報を保存した私物USBを紛失した市立特別支援学校の女性教諭(47)を減給10分の11か月間)にした。

 

 また、市は小売店で総菜1点を盗んだ小倉南区役所の主任級女性職員(61)を停職3か月、小売店で芳香剤2点を盗んだ総務市民局の会計年度任用男性職員(63)を停職1か月とした。女性職員は2014年にも窃盗で文書訓告を受けていた。2人は、いずれも微罪処分になったという。

 

 

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服を試着したまま退店を繰り返す 少なくとも8つの店で14点を「窃盗」
 小学校教諭を懲戒免職 北九州市

 

2024年12月27日() 19:18 福岡放送

 

北九州市教育委員会は、盗みを繰り返したとして、小学校の男性教諭を1227日付で懲戒免職処分にしたと発表しました。

 

懲戒免職処分となったのは、北九州市立の小学校の24歳の男性教諭です。

 

市の教育委員会によりますと、男性教諭は20249月、市内のリサイクルショップで、およそ20点の衣服を買い取りの査定に出しました。このうち5点に他の店の商品タグが付いていて、不審に思った店員が警察に通報し盗みが発覚しました。

 

男性教諭は20246月から9月にかけて、服を試着したまま店を出る方法で、少なくとも8つの店で14点、27000円相当の窃盗を繰り返していたということです。

 

北九州市と市の教育委員会は、このほか生徒へのセクハラや個人情報の紛失など4件の懲戒処分を発表しています。

 

 

 

北九州市 “窃盗・セクハラ”などで職員・教師合計5人の懲戒処分を発表 

 

2024年12月27日() 18:30 九州朝日放送

 

北九州市は27日、窃盗やセクハラをしたなどとして、24歳から63歳までの教師と市職員、合計5人の懲戒処分を発表しました。

 

北九州市によりますと、市立穴生小学校の男性教師(24)は6月下旬から9月8日までに、リユースショップで少なくとも14点の衣服を盗んだということです。

 

試着したまま退店して盗む手口で、被害額は少なくとも2万7千円相当に上ります。

 

男性教師は、盗品の一部を系列店で売りましたが、タグが付いたままになっていたことから、従業員が気づき警察に通報し発覚しました。

 

市の聞き取りに対し、「試着したまま、店を出てしまったのが最初のきっかけ。ラッキーだと思って繰り返した」などと話しているということです。

 

男性教師は27日付で免職処分となりました。

 

このほか、総務市民局の会計年度任用職員の男性(63)は、小売店で芳香剤を盗んだとして停職1カ月、小倉南区役所の主任級職員の女性(61)は、小売店で総菜を盗んだとして停職3カ月の処分を27日付で受けました。

 

いずれも行為を認めていて、女性職員は2014年にも同様の行為で文書訓告を受けていたことなどから、男性職員よりも処分が重くなったということです。

 

また、市立学校の非常勤講師の男性(62)は、女子生徒に抱きつくなどのセクハラ行為をしたとして、16日付で減給6カ月の処分を受けました。

 

「距離感を間違ってしまった。恋愛感情を抱いたり性的な対象と見たことはない」などと話しているということです。

 

さらに、市立特別支援学校の女性教師(47)は、児童4人の個人情報が保存された私物のUSBを紛失したとして、27日付で減給1カ月の処分を受けました。

 

現在までに、データの流失は確認されていないということです。

2024年12月27日金曜日

▼おにぎり窃盗、勤務中の飲酒、パワハラ…北海道職員6人を懲戒処分

おにぎり窃盗、勤務中の飲酒、パワハラ…北海道職員6人を懲戒処分

 

2024年12月27日() 21:36 毎日新聞(石川勝義)

 

 北海道は27日、窃盗やパワーハラスメントで職員6人を懲戒処分にした。

 

 後志総合振興局の男性職員(51)は2月にコンビニエンスストアでおにぎり1個(130円相当)を盗んだとして、停職1カ月の処分を受けた。道人事課によると、警察は検察に事件を送致しない微罪処分で捜査を終え、職員は窃盗を認めつつも「あまりよく覚えていない」と話しているという。

 

 石狩振興局の男性職員(53)は410月、勤務中に庁舎敷地内でグレープフルーツサワーを飲んだり喫煙したりし、減給10分の16カ月)の処分を受けた。酒は暑さを理由に7月から飲み始めたという。

 

 環境生活部の男性管理職(50)は丸刈りの部下を「坊主」「入道」と呼び、パワハラで減給10分の11カ月)となった。

 

 他に2014年から公用パソコンで小説投稿サイト見ていた根室振興局の男性職員(29)が減給10分の13カ月)、私有車で時速30キロ以上のスピード違反をした職員2人を戒告処分にした。

▼複数の部下に過度な叱責、防衛審議官に停職30日の懲戒処分…過去にもパワハラ疑惑で厳重注意

複数の部下に過度な叱責、防衛審議官に停職30日の懲戒処分
…過去にもパワハラ疑惑で厳重注意

 

2024年12月27日() 20:20 読売新聞

 

 防衛省は27日、複数の課長級の部下に対して過度な叱責(しっせき)を繰り返したとして、中嶋浩一郎・防衛審議官(58)(次官級)を停職30日の懲戒処分とした。中嶋氏は同日付で依願退職した。防衛審議官に対する懲戒処分は初めて。

 

 同省はハラスメント根絶に取り組む中での主要幹部のパワハラを重く受け止め、増田和夫・事務次官を口頭厳重注意とした。

 

 発表によると、中嶋氏は10月以降、複数の部下に威圧的な言動を再三行い、精神的な苦痛を与えるなどした。12月に被害者の1人から相談があった。

 

 中嶋氏を巡っては過去にもパワハラ疑惑があり、今年3月には口頭厳重注意を受けていた。

 

 

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複数の部下に過度な叱責 防衛審議官をパワハラで懲戒処分 防衛省

 

2024年12月27日() 19:57 毎日新聞

 

 防衛省は27日、部下に過度な叱責を行って精神的苦痛を与え、職場環境を著しく悪化させたなどとして、中嶋浩一郎防衛審議官(58)を停職30日の懲戒処分にしたと発表した。中嶋氏は同日、依願退職した。中嶋氏の後任には加野幸司官房長(58)を充てる。

 

 防衛省によると、中嶋氏は10月以降、数人の課長級職員に対して、他の職員も出席している会議などの場で、中嶋氏の意に沿った対応ができていないことを一方的に激しく叱責した。さらに威圧的な態度で職員の能力を過小評価したり、業務への取り組み自体を否定したりする発言を繰り返していた。

 

 今月になって、被害者1人から相談が寄せられ、中嶋氏のパワハラが発覚した。中嶋氏は以前にも言動について上司から指導を受けたことがあり、3月には増田和夫次官が中嶋氏を口頭で厳重注意していた。

 

 防衛審議官は、事務次官級ポスト。中嶋氏は「私の言動をハラスメントと感じてしまった人がいることに対し、本当に不徳の致すところであり、反省している」と述べたという。

 

 中嶋氏は20217月~236月、菅義偉、岸田文雄政権で首相秘書官を務め、247月に防衛審議官に就任した。

 

 今回のパワハラ案件を受けて、増田氏も27日付で「防衛審議官への指揮・指導・監督が不十分だった」として中谷元・防衛相から口頭厳重注意を受けた。中谷氏は27日、今回のパワハラ案件をはじめとして防衛省・自衛隊で不祥事が相次いでいることに対し「国民の皆さまの信頼を大きく損なうものであり、防衛相として深くおわび申し上げる。このような事案が再び発生することのないよう再発防止の徹底を図る」とのコメントを発表した。【中村紬葵】

 

 

 

防衛審議官を“パワハラ”で初の懲戒処分

 

2024年12月27日() 19:40 東京放送

 

防衛省は複数の“パワハラ行為”が確認されたとして、幹部ポストの中嶋浩一郎防衛審議官を停職30日の懲戒処分にしたと発表しました。

 

防衛省によりますと、中嶋審議官は複数の職員に対し、今年10月から会議の場などで一方的に激しく叱るなどの威圧的な言動を繰り返していたことが確認されたということです。

 

中嶋審議官をめぐっては、今年3月にもパワハラ行為が疑われる言動が確認されていて、事務次官から口頭で厳重注意が行われていました。

 

今月、被害を受けた職員が相談したことを受けて改めて調査を行ったところ、問題が発覚したということです。

 

防衛省はきょう(27日)、パワハラ行為が繰り返されたとして停職30日の懲戒処分にしましたが、中嶋審議官は依願退職したということです。防衛審議官への懲戒処分は初めてです。

 

中嶋審議官は、岸田内閣で総理秘書官も務めていました。

 

 

 

防衛審議官がパワハラで懲戒処分
 元沖縄防衛局長の中嶋浩一郎氏が退職
 「激しい叱責」「否定発言」繰り返す

 

2024年12月27日() 19:23 テレビ朝日

 

防衛省は、複数の職員に対してパワーハラスメントを繰り返したとして元沖縄防衛局長の中嶋浩一郎防衛審議官を停職30日の懲戒処分としました。

 

防衛省によりますと、今年12月、職員から中嶋審議官による激しい叱責があるとの相談が寄せられました。

 

省内で調査を行ったところ、今年10月以降、多数の職員が出席する会議の場などで一部の職員に対して一方的に激しく叱責したり、業務への取り組みを否定したりする発言を繰り返していたことが確認されました。

 

防衛省は精神的苦痛を与え、職場環境を著しく悪化させたとして中嶋審議官を停職30日の懲戒処分としました。

 

中嶋審議官は「私の言動をハラスメントと感じてしまった人がいることに対し、不徳の致すところあり、反省している」と述べた上で、27日付で退職を申し出たということです。

 

中谷防衛大臣は「国民の皆様の信頼を大きく損なうもので、深くお詫び申し上げます」とし、再発防止を徹底する方針を示しました。

 

 

 

中嶋浩一郎防衛審議官、パワハラで停職30
 次官級に異例の懲戒処分、本人は退職

 

2024年12月27日() 19:15 産経新聞

 

防衛省は27日、複数の同省職員に対し威圧的な言動を繰り返したなどとして中嶋浩一郎防衛審議官を停職30日の懲戒処分としたと発表した。中嶋氏は退職を申し出て、同日の持ち回り閣議で承認された。

 

防衛審議官は平成26年新設の事務次官級ポストで、懲戒処分が下されるのは初めて。同省での事務次官級の懲戒処分は、29年に南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の日報問題で当時の黒江哲郎事務次官が停職4日となって以来。

 

同省によると中嶋氏は10月以降、複数の課長級職員に対しほかの職員も出席する会議などで、一方的に激しく叱責したほか、威圧的な態度で能力を過小評価したり業務への取り組みを否定したりする発言を繰り返した。

 

被害を受けた職員が12月に同省秘書課に相談したことを受けて、調査を進めた。中嶋氏は「私の言動をハラスメントと感じた人がいることは、不徳の致すところであり反省している」と述べているという。

 

指導、監督が不十分だったとして増田和夫事務次官を口頭厳重注意とした。防衛審議官の後任には27日付で加野幸司官房長が就いた。

▼パワハラ相談を数年間にわたり放置、 大阪母子医療センター総長ら懲戒処分 …加害の主任部長は退職で処分できず

パワハラ相談を数年間にわたり放置、
大阪母子医療センター総長ら懲戒処分
…加害の主任部長は退職で処分できず

 

2024年12月27日() 16:58 読売新聞

 

 大阪母子医療センター(大阪府和泉市)で、産科主任部長(50歳代)の男性医師が部下に日常的にパワーハラスメントを行っていた問題で、センターを運営する大阪府立病院機構は26日、相談への対応を怠ったなどとして、センタートップの倉智博久総長と光田信明病院長を戒告の懲戒処分にした。主任部長は11月末に退職し、処分対象にならなかった。

 

 第三者調査委員会の報告書などによると、倉智総長と光田病院長は、部下からのパワハラに関する相談を数年間にわたって放置。第三者委でパワハラが認定された後も、主任部長と被害を受けた部下を即座に引き離す措置を取らなかった。機構は主任部長の懲戒処分も検討したが、1130日付で依願退職しており、「規則上、退職者は処分できない」としている。

 

 一連の問題では主任部長は部下らの人格を否定するような発言や、休暇取得を妨害するなどの行為を繰り返した。202223年に3度の公益通報が寄せられたが、機構やセンターが適切な調査体制を組まず、問題の発覚と対応が遅れた。

 

「やめてしまえ」大声で罵倒、泣き崩れた医師

 パワハラを受けた一人で現在は別の医療機関に勤める男性医師(30歳代)が読売新聞の取材に応じた。主任部長からの罵倒や 叱責(しっせき)で、一時は「医師をやめよう」とまで思い詰めたという。

 

 地方の大学病院から大阪母子医療センターに派遣され、1年間勤務。主任部長から「医者失格」「お前が診察すると患者が不幸になる」などと言われたという。地方を侮辱し、「人間よりも動物のお産の方が多く、大阪で学んでも役に立たない」とする暴言も浴びせられた。男性は「ターゲットにされていた」と振り返る。

 

 最も苦痛だったのは、帝王切開を行う直前に正当な理由なく執刀医から外されたことだ。この症例とは無関係の質問に対し「まだ勉強できていない」と答えたところ、主任部長が激怒。同僚らの前で「そんなやつに任せられない。やめてしまえ」と大声で罵倒され、その場で泣き崩れた。

 

 男性は「マラソンで42キロを走った後、残り195メートルを他人にゴールされるような仕打ちだった。信頼関係を築いてきた患者さんに申し訳なかった」と振り返る。

 

 男性は退職前、「被害者をこれ以上増やしたくない」とパワハラの詳細をセンターに伝え、改善を求めた。だが、訴えが放置されていたことを調査報告書を読んで初めて知り、「がくぜんとした。もっと早く対応していれば、ここまでの事態にならなかったのでは」と批判した。



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「人間としてとっくに失効」医師が部下にパワハラ
…部長級職員2人を懲戒処分 大阪母子医療センター

 

2024年12月28日() 10:00 毎日放送

 

 大阪母子医療センターの男性医師が部下にパワハラを行っていた問題で、部長級職員2人に懲戒処分です。

 

 大阪母子医療センターのパワハラ問題をめぐっては、産婦人科主任部長だった男性医師が部下に「人間としてとっくに失効してるだろう」などと暴言を繰り返したとして第三者委員会がパワハラ行為と認定していました。センターを運営する府立病院機構は、パワハラの実態を把握できる状況にあり、改善を要望されていたにもかかわらず適切な対応を怠ったとして、部長級職員2人を「戒告」の懲戒処分としたということです。

 

 一方、パワハラを行った主任部長は11月末に依願退職していて、懲戒処分の対象にならなかったとしています。




「発達障害と思うけん、病院で検査を受けんね」「ばかじゃなかとね」
…部下2人が精神疾患を発症

 

2024年12月29日() 8:34 読売新聞

 

 複数の部下にパワハラ行為をしたとして、長崎県は25日、県央振興局の課長補佐級の男性職員(59)を減給10分の1(1か月)の懲戒処分とし、係長級に降格させたと発表した。「発達障害と思うけん、病院で検査を受けんね」などと発言していたという。

 

 発表によると、職員は昨年5月~今年3月、部下3人に対し、「ばかじゃなかとね」などと強い口調で叱責(しっせき)や人格否定を伴う発言を繰り返した。このうち2人は精神疾患を発症した。

 

 また、文化観光国際部の課長補佐級の男性職員(48)についても、部下に時間外勤務の申請を取り下げさせるなどのパワハラ行為があったとして、戒告の懲戒処分にした。

 

 いずれの事案も、途中で把握した上司が注意していたが、改善されなかった。人事課は「ハラスメントにならない指導のあり方を伝えるなどし、再発防止を図りたい」としている。



《カウンセラー松川のコメント》

▼徳島県小松島市職員の34%「ハラスメント受けた」 上司や同僚から高圧的態度や暴力など、市議有志が調査公表

徳島県小松島市職員の34%「ハラスメント受けた」
 上司や同僚から高圧的態度や暴力など、市議有志が調査公表

 

2024年12月27日() 11:31 徳島新聞

 

 徳島県小松島市職員を対象に市役所内のハラスメント(嫌がらせ)についてアンケートを行った市議有志8人が、結果を公表した。回答した290人のうち341%99人が「市役所でハラスメントを受けたことがある」と答えた。結果は今後、議員が一般質問や提言などに活用して働きやすい環境づくりを目指す。

 

 アンケートを行ったのは髙木幸次、前川英貴、松下大生、井内章介、津川孝善、間愛結美、肥野耕次、孫田勤の8氏。7126日、管理職や一般職員、会計年度任用職員の計722人を対象に無記名で行った。チェック形式と自由記述の13項目で質問し、回答率は402%だった。

 

 ハラスメントを「受けたことがある」と答えたのは管理職58%(32)、管理職以外31%(42)、会計年度任用職員25%(25)。「見たことがある」は全体の421%(122)。管理職が62%(34)、管理職以外は44%(59)、会計年度任用職員は29%(29)だった。

 

 行為者は特別職や管理職、上司、同僚などさまざま。ハラスメントの内容(複数回答370)は「高圧的な態度」「理不尽な要求」が多く、「暴力」や「恫喝」の回答もあった。97人が「ハラスメント行為により業務に支障があった」と答えた。

 

 自由記述欄には約70件の記載があり、個人が特定されないよう内容を精査した上で、来年1月中をめどに公表する予定。

 

 市は市職員ハラスメント防止対策要綱に基づき、人事課に相談窓口を設けている。相談に応じて調査し、事実が確認された場合は懲戒処分などの措置を講じている。アンケート結果に市は「特にコメントすることはない」とした。

西臼杵消防パワハラ百条委 問題対応「消防任せ」 日之影、五ケ瀬町長が反省

西臼杵消防パワハラ百条委 問題対応「消防任せ」
 日之影、五ケ瀬町長が反省

 

2024年12月27日() 9:48 宮崎日日新聞

 

 西臼杵広域行政事務組合消防本部のパワハラ問題を調査する組合議会の百条委員会が26日開かれ、組合副管理者を務める佐藤貢日之影町長と小迫幸弘五ケ瀬町長に対する証人尋問が行われた。両町長とも「消防任せになっていた」などと反省を述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ12月9日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: 西臼杵消防本部のパワハラ問題 管理者の甲斐高千穂町長を証人尋問
これの続報です。
2人の町長にとって、
事務組合の幹部職は「単なる当て職」程度の認識だったと思います。
そもそも、
「どうして他所の地域の面倒まで見る必要があるのか?」
「消防なんて分からないから消防本部にやらせておけ」
そんな気持ちに満ちていたと思います。
要するに「他人事」なのです。
上級幹部でありながら「誰かがやってくれる」との他人任せから
自浄作用の無い消防本部で事態は悪化する一方となりましたので
この両名も傍観していた点では「パワハラの共犯者」とも言えます。
事態は大事になっているのですから、
お二人とも何等かの責任を取ることは必然だと確信しております。


▼「強豪部活の弱体化恐れて」体罰/担任セクハラ「ぎゅっとしてやろうか」 実習助手ら懲戒処分、岐阜

「強豪部活の弱体化恐れて」体罰/担任セクハラ「ぎゅっとしてやろうか」
 実習助手ら懲戒処分、岐阜

 

2024年12月27日() 9:47 岐阜新聞

 

 岐阜県教育委員会は26日、顧問を務める部活動で部員に体罰や不適切指導をしたとして、岐南工業高校の男性実習助手(23)を停職96日とするなど2件の懲戒処分を発表した。いずれも25日付。

 

 県教委によると、610月、レスリング部に所属する1年生の男子生徒に対し、肩を殴ったり、背中を蹴ったりする7件の体罰をした。1014日ごろには、先端にゴルフボールが付いた棒を生徒に投げ、右脇腹にけがを負わせたという。

 

 同校レスリング部は全国大会にも出場した実績がある強豪。生徒は部活動を休みがちだったといい、実習助手は「自分が顧問の時に部が弱くなってしまうことを恐れていた」との趣旨の説明をしたという。実習助手は依願退職した。

 

 このほか、617日午後245分ごろ、県内の中学校で女子生徒に対し、後ろから抱きしめるセクハラ行為をしたとして、男性教諭(44)を停職3カ月とした。教諭は8月に不同意わいせつの疑いで逮捕され、不起訴処分となった。

 

 県教委によると、教室で帰る準備をしていた生徒と2人きりになったところ、「ぎゅっとしてやろうか」と言いながら抱きしめたという。7月に学校に被害の申告があり、教諭は担任を外れた。県教委は生徒の保護のため、学校の所在地を公表していない。

 

 

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知人女性を車で家に送る途中にわいせつ行為
 岐阜県の40代の男性職員を懲戒免職

 

2024年12月26日() 22:26 名古屋テレビ

 

6月、知人の女性を車で家に送る途中に、わいせつな行為をしたなどとして、岐阜県の40代の男性職員が懲戒免職となりました。

 

 

 懲戒免職となったのは、岐阜県の国民健康保険課に所属する男性主任(40)です。

 

 岐阜県によりますと、男性主任は今年6月、各務原市内で知人の20代女性を車に乗せて家まで送る際、車内で複数回にわたり抱きしめたりするなどしたということです。

 

 県の聞き取りに対し男性主任は行為を認めているということです。

 

 男性主任は、この件で今年11月に逮捕され、岐阜地検が今月4日付で処分保留で釈放しています。

 

 また、県立岐南工業高校の男性実習助手(23)は、今年6月ごろから10月にかけて、顧問を務めるレスリング部の男子生徒に対し、棒の先端にゴルフボールのついたマッサージ道具で足を叩いたうえ、投げつけて右のわき腹にあざができるけがをさせたなど体罰をしたとして、25日付で停職5ヵ月相当の処分となりました。

 

 実習助手の任期は来年3月末まででしたが、25日付で依願退職しています。

 

 このほか、県内の中学校の男性教諭(44)は今年6月、自身が担任を務めるクラスの女子生徒に教室で後ろから抱きつくセクハラをしたとして、停職3カ月の懲戒処分となりました。

 

 

 

女子生徒抱きしめるセクハラ行為
 中学校教諭を停職3カ月 岐阜県教育委員会

 

2024年12月26日() 20:02 岐阜放送

 

  県教育委員会は26日、勤務する中学校の女子生徒を抱きしめるセクハラ行為をした男性教諭を25日付けで停職3カ月の懲戒処分にしたと発表しました。処分を受けたのは、県内の中学校の男性教諭(44)です。

  県教委によりますと、この教諭は今年6月、教室で下校準備をしていた女子生徒を後ろから抱きしめたということです。女子生徒の保護者が学校に訴えて発覚しました。

  県教委の聞き取りに教諭は「数日学校を休んでいた女子生徒に、元気を出すよう促すため、抱きしめた」などと釈明しているということです。教諭は8月に不同意わいせつの疑いで逮捕され、起訴猶予となっています。

  また、これとは別の事案で県教委は、顧問を務めるレスリング部の生徒に対しプラスチック製のバットで頭をたたくなどの体罰や不適切な指導を行ったとして、岐南工業高校の男性実習助手(23)を停職96日(停職5カ月相当)の懲戒処分にしたと発表しました。

▼職員アンケのパワハラ指摘 延岡市長「指導の範囲」

職員アンケのパワハラ指摘 延岡市長「指導の範囲」

 

2024年12月27日() 9:41 宮崎日日新聞

 

 延岡市の読谷山洋司市長は26日、市議会の調査特別委員会(百条委)による市職員らへのアンケートで「机をたたきながら激高された」との指摘があったことについて、「あくまでも指導の範囲」との認識を示した。定例会見で述べた。

 アンケートは市長の不適切発言などを調べるもので、パワハラと捉えられる発言や行為を「直接受けた」と実名で回答があった。これに対し読谷山市長は「理由がないのに厳しいやり取りをすることはない」と強調。「個人攻撃や人格を傷つけるような発言はない」と説明し、「必要な指導しかしていない」とハラスメントを否定した。

 また「多くの市民が辞めるべきだと思えば辞めるという考え方に変わりはない。ただそのような声は聞いていない」と辞職を否定。百条委の調査について「どういう理由、原因でそういうやり取りになり、その結果どうなっていったのかをよく調べてもらう必要がある」と述べた。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ12月21日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「延岡市長からパワハラ」実名で職員6人回答 百条委
これの続報です。


2024年12月26日木曜日

▼盗撮・ストーカー・公文書偽造・セクハラ 県職員5人に懲戒処分「深刻な事態」 福岡

盗撮・ストーカー・公文書偽造・セクハラ
 県職員5人に懲戒処分「深刻な事態」 福岡

 

2024年12月26日() 19:13 福岡放送

 

盗撮・ストーカー行為に公文書の偽造、そしてセクハラ。福岡県は3件で合わせて5人の懲戒処分を発表しました。

 

このうち、福岡県商工部勤務の37歳の男性職員は停職12か月の懲戒処分を受けました。県によりますと、男性職員は20218月に入浴中の面識のない女性に窓からスマートフォンを差し向け盗撮したほか、20239月には別の面識のない女性の自宅に3回にわたって押し掛けるなどのストーカー行為をしました。

 

これらの行為によって職員は略式起訴され、罰金80万円の略式命令を受けています。県の調査に対し「プライベートで悩んでいた」などと話しています。

 

このほか、県の用地取得事務にからみ書類を偽造したなどとして、県土整備部のいずれも男性の職員と上司2人が停職や減給などの処分を受けました。また、同僚女性にキスなどのセクハラ行為をしたとして農林水産部の男性職員が減給となっています。

 

5人もの職員が懲戒処分を受けたことについて、県は「深刻な事態で極めて遺憾。公務員倫理の徹底を図る」とコメントしています。

 

 

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登記書類の変造に盗撮、セクハラ 県職員5人を懲戒処分 福岡

 

2024年12月26日() 18:31 毎日新聞(森永亨)

 

 土地の所有権移転登記をしないまま、登記完了証などを変造して、地権者に補償金を支払ったとして、福岡県は26日、福岡地区の県土整備事務所の職員3人を停職6カ月などの処分にした。

 

 県人事課によると、主任主事の男性(35)は23月、土地の登記完了証や登記事項証明書をコピーして変造し、登記したようにみせかけて補償金約5000万円を支払うなどした。男性は「契約した支払期限が迫っていたので、地権者に迷惑をかけないため」として独断で変造したという。地権者から別の土地の手続きについて問い合わせがあり、同事務所が確認して発覚したという。関係する職員2人も減給10分の11カ月)と戒告にした。

 

 また県商工部の事務主査の男性(37)は20218月、民家で入浴中の女性を撮影しようとスマートフォンを向けたとして、県迷惑行為防止条例違反(盗撮)などで罰金80万円の略式命令を受け、県は停職12カ月の処分にした。

 

 県農林水産部の出先機関に所属する企画主査の男性(53)は、5月にグループで飲酒して帰宅途中の路上で、同僚の女性職員にキスをするなどのセクハラ行為をしたとして減給10分の13カ月)の処分にした。

▼虚偽休みで海外旅行の教諭、女子生徒に「男が迷惑」発言の顧問ら処分

虚偽休みで海外旅行の教諭、
女子生徒に「男が迷惑」発言の顧問ら処分

 

2024年12月26日() 18:23 朝日新聞(松浦祥子)

 

 大阪府教育委員会は26日、休暇を虚偽申請して海外旅行を繰り返したなどとして、府立豊中支援学校の女性教諭(45)を懲戒免職処分にし、発表した。

 

 府教委によると、女性教諭は201824年、病気休職や、生理休暇・介護休暇を虚偽申請するなどして、計約52日分の休暇を不正に取得。ボリビアやオーストラリア、台湾などの8カ国・地域を旅行したほか、沖縄などの国内も旅行した。

 

 この他、今年710月にかけて生徒2人の首を軽く絞めるなどの複数回の体罰をしたり、テストを受けている最中の生徒に「3点くらいやな」などと話しかけたりした府立高校の男性講師(66)を1カ月の停職処分にした。また、府立高校の空手道部の顧問の女性教諭(60)を戒告処分とした。今年5月、同部の男子部員を引率して参加した3校の合同練習で、他校の女子中学生から男子部員との試合に参加させてほしいと言われた際、「迷惑だ」などと大声で拒否。参加生徒たちの前で「強かろうが女が男と(試合を)やるのは男が迷惑だ」などと述べたという。女子中学生は精神的苦痛を感じ、56日間にわたって学校を休んだという。勤務校の事務職員の女性に対し、食事やカラオケに執拗(しつよう)に誘い、女性の最寄り駅まで電車に同乗したなどのセクハラを行ったとして、府立高校の男性校長(60)も停職1カ月の処分とした。

▼国立ハンセン病療養所・長島愛生園の男性職員が女性看護師にセクハラ 減給の懲戒処分【岡山・瀬戸内市】

国立ハンセン病療養所・長島愛生園の男性職員が女性看護師にセクハラ
 減給の懲戒処分【岡山・瀬戸内市】

 

2024年12月26日() 18:15 岡山放送

 

瀬戸内市の国立ハンセン病療養所、「長島愛生園」の男性職員が園内で女性看護師に対してセクハラ行為をしたとして、12月26日、減給10分の1、1ヵ月の懲戒処分を受けました。園の聞き取りに対し、男性職員は、「反省している」と話しているということです。

 

園は、「誠に遺憾と思っている。綱紀粛正を徹底したい」とコメントしています。

 

 

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同僚女性看護師にセクハラ、減給の懲戒処分
 長島愛生園(岡山県瀬戸内市)男性看護助手

 

2024年12月26日() 13:05 山陽新聞

 

 国立ハンセン病療養所・長島愛生園(岡山県瀬戸内市邑久町虫明)は26日、同僚の女性看護師にセクハラ行為をしたとして、男性看護助手を同日付で減給10分の11カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 

 愛生園によると、看護助手は202169月ごろと昨年8月、勤務中に園敷地内で複数回にわたり看護師にセクハラ行為をした。園のハラスメント相談窓口に看護師が相談して発覚した。

 

 愛生園は「行為があったのは遺憾。職員の綱紀粛正を徹底し、再発防止に努める」としている。

 

 

 

長島愛生園の男性看護助手が同僚女性にセクハラ
 減給10分の11カ月の処分 岡山・瀬戸内市

 

2024年12月26日() 12:29 瀬戸内海放送

 

 岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所、長島愛生園の男性看護助手が同僚の女性にセクハラをしたとして減給10分の11カ月の処分を受けました。

 

 長島愛生園によりますと、男性看護助手は2021年の6月~9月ごろまでと、20238月、勤務中に同僚の女性看護師に対し複数回のセクハラをしたということです。

 

 被害を受けた女性がハラスメントの窓口に相談して発覚したもので、内部調査の結果、セクハラがあったと認定しました。

 

 男性看護助手は「反省している」と話しているということです。

 

 長島愛生園は被害者の特定につながるなどとして詳細については言えないとしています。

 

 

 

セクハラ行為を行ったとして
国のハンセン病療養所・長島愛生園の看護助手の男性に
「減給1か月(10分の1)」の懲戒処分

 

2024年12月26日() 10:42 山陽放送

 

岡山県瀬戸内市にある国のハンセン病療養所・長島愛生園は、この園に勤務する男性看護助手がセクハラ行為を行ったとして、きょう(26日)懲戒処分を行ったと発表しました。

 

長島愛生園によりますと、処分された男性は、20216月~9月頃と昨年(2023年)8月、愛生園の敷地内で、この園に勤務する看護師の女性に対してセクハラ行為を行ったということです。

 

愛生園の相談窓口に看護師の女性から被害の相談があり、調査委員会が双方に聞き取りを行い、セクハラがあったと認定したということです。

 

長島愛生園は、この男性に対し、きょう(26日)付けで減給1か月(10分の1)の懲戒処分を行いました。

 

長島愛生園は「このような事態になり遺憾です。今後綱紀粛正を徹底していく」とコメントしています。

▼「カス」「殺すぞ」…暴力や暴言で警部補を懲戒処分

「カス」「殺すぞ」…暴力や暴言で警部補を懲戒処分

 

2024年12月26日() 18:11 長崎文化放送

 

部下に暴言を吐き、暴力を振るうなどパワハラ行為をしたとして、長崎県警は警察官2人を処分しました。

 

県警本部に所属する30代の男性警部補は、今年5月から10月下旬までの間、同じ所属の20代男性警部補2人に対し、業務中にミスをしたことに腹を立て、背中を蹴ったり頭部をげんこつで叩き、「カス」「殺すぞ」など暴言を吐きました。11月上旬に被害関係者から県警本部が相談を受け、行為が発覚。男性警部補は「被害職員や関係する方に対して本当に申し訳ないと思っています」と話しているということです。男性警部補は6日付けで所属長訓戒処分を受けました。

 

また、この件について9月ごろ匿名で「不適切な言動がある」と通報があったにも関わらず適切な指導や確認を怠ったとして同日付で男性警部補の上司にあたる50代の男性警視が本部長注意を受けています。

▼「タイヤ館」元新入社員が上司らのパワハラ苦に自殺か 遺族が会社を提訴 会社側は「自殺ではない」と反論 京都地裁

「タイヤ館」元新入社員が上司らのパワハラ苦に自殺か
 遺族が会社を提訴 会社側は「自殺ではない」と反論 京都地裁

 

2024年12月26日() 18:04 読売テレビ

 

 2021年、ブリヂストンの関連会社で「タイヤ館」などを運営する企業に勤めていた男性新入社員が上司らからのパワハラを苦に命を絶ったと主張し、両親が会社に対して、損害賠償など約6500万円を求める訴えを26日、京都地裁に起こしました。

 

 訴状によりますと、2021年、ブリヂストンの関連会社「ブリヂストンリテールジャパン」に入社した男性は、自動車の整備などを行う「タイヤ館」でタイヤの持ち運びや作業場での清掃の仕事に従事していました。

 

 しかし、店長などの上司から複数回他の従業員の前で大声で叱責を受けるなどした後、入社から約8か月後の202112月に転落死しました。両親は男性がパワハラを苦にして自ら命を絶ったと主張しています。

 

 訴状などによりますと、男性は作業の仕方を教えてもらっていないのにもかかわらず、作業中にミスをしたことを、他の従業員もいる朝礼で上司から「あかんやろ」「他の人がやり直して時間もかかったぞ」などと叱責されたということです。

 

 また、注意されたことに対し、男性が思わずエレベーターのスイッチを殴る仕草をしたところ、店長から大声で恫喝され、「壊れたらどうするんや」「器物損壊、警察沙汰や」と大声で叫ばれたということです。また別の上司からも、この件をめぐり、精神科の診察を受けるように勧められたうえ、上司から両親に伝えてカウンセリングを受けさせるなどと発言されたということです。こうした上司とのやりとりがあった当日、男性は死亡しました。

 

  その後、両親は20237月に京都南労働基準監督署に労災申請を行ったところ、20244月に労基署は新入社員の死が業務に起因するものだとして労災と認定しました。

 

 両親は、労災認定を受け、会社が「ハラスメントを防止すべき義務があるにもかかわらずパワーハラスメントを発生させ、安全配慮義務違反は明らか」などとして、損害賠償を求める訴えを起こしたものです。

 

 両親は、京都市内で会見を開き「労基署の方でパワハラが認められているのだからパワハラを認めて謝罪してほしい」と訴えました。

 

 一方、ブリヂストンは読売テレビの取材に対し「本日の京都地裁の提訴に関しましては当社に訴状が届いていないため現時点ではコメントは控えさせていただく」と回答。そのうえで、「従業員がお亡くなりになったことについてお悔やみ申し上げます。お亡くなりになった原因でありますが、警察では自殺という判断ではないと聞いており、死因は『その他』として、事件性もないと判断していると聞いています。私どもとしては、警察の判断を尊重しています」と答えました。

 

 

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「タイヤ館」勤務の24歳新入社員が自殺 パワハラ訴え遺族提訴

 

2024年12月26日() 19:19 毎日新聞(水谷怜央那)

 

 ブリヂストンのグループ会社が展開する「タイヤ館」で働いていた新入社員の男性(当時24歳)が、3年前に自殺したのは上司のパワハラが原因だとして、両親が26日、グループ会社に計約6500万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。両親は「謝罪してほしい」と訴えている。

 

 訴状によると、男性は大学卒業後、20214月にブリヂストンリテールジャパン(東京)に入社。5月から京都市内の店舗に配属され、タイヤの持ち運びや作業場の清掃などに従事していた。

 

 男性は1011月に数回、仕事中の態度やミスを巡り、上司から強く叱責された。122日にも注意を受け、エレベーターのスイッチを殴る仕草をした。これを店長が「警察沙汰やぞ」と注意。男性は翌3日、店長に謝罪したが、別の上司から精神科を受診するよう両親に勧めると言われ、この日に命を絶ったという。

 

 両親は会社の責任について、上司らのパワハラがエスカレートするのを防がず、男性に強い心理的負荷を与えたと主張。男性の健康状態に関心を払うこともなく、安全配慮義務に反したと訴えている。

 

 京都南労働基準監督署は244月、男性の自殺を労災と認定。「許容される範囲を超える精神的攻撃を受けた」として、上司らの対応がパワハラに当たると判断している。

 

 提訴後に記者会見した男性の父親(56)は「息子は小さい頃から車が好きだった。入社後は大きなタイヤを交換できるようになったと自宅で話していたが、次第に仕事のことを話さなくなった」と話した。

 

 ブリヂストンは「亡くなったことについてはお悔やみ申し上げるが、訴状が届いていないためコメントは控える」としている。

 

 

 

「上司からパワハラで自殺」
新入社員の遺族が「ブリヂストン」関連会社を提訴
 会社側「自殺ではない」

 

2024年12月26日() 19:13 読売テレビ

 

 タイヤ大手「ブリヂストン」の関連会社に入社した男性が上司からパワハラを受けて命を絶ったとして、遺族が会社に対し、損害賠償を求める裁判を起こしました。

 

 訴状によりますと、3年前にブリヂストンの関連会社に入社した男性は、この会社が運営する京都市の「タイヤ館」の店舗で働いていましたが、上司から複数回、大声で叱責されるなどし、入社から約8か月後に行方不明になり、その後、転落死しました。

 

 労働基準監督署は、上司から「精神的な攻撃を受けた」として労災と認定していて、男性の両親は会社側に対し、約6500万円の賠償を求めています。

 

 一方、ブリジストンは「警察では自殺という判断ではないと聞いている」とした上で、提訴についての「コメントは控えさせていただく」としています。

 

 

 

労基署は労災認定も会社側は認めず
 ブリヂストン子会社社員の自殺は「パワハラ原因」と遺族が提訴 

 

2024年12月26日() 18:55 関西テレビ

 

3年前、ブリヂストングループの新入社員だった息子が自殺したのは、上司によるパワーハラスメントが原因だとして、両親が会社に対して損害賠償を求め、提訴した。

 

■日常的に厳しい叱責・犯罪者のような扱い…新入社員の男性が自ら命をたつ

亡くなった男性の父親:不信感しかないですね。パワハラも認めない会社の対応なので、憤りというか疑問ですね。なぜなんだろうと、なぜ認めないのか?

 

会社への不信感をあらわにするのは、「ブリヂストンリテールジャパン」の新入社員だった男性(当時24歳)の父親だ。

 

20214月、大学卒業して入社した男性は、自動車のタイヤのメンテナンスなどを行う、京都市内の店舗に配属された。

 

そこで、上司らから日常的に、周りの従業員にも聞こえるほどの大きな声で厳しい叱責を受けていたという。

 

亡くなる直前には、店長から他の従業員の前で、犯罪者であるかのような扱いをされたり、別の上司から精神病とのレッテルをはられたということだ。

 

これが引き金となり、入社してからわずか8カ月後、男性は自ら命を絶ったという。

 

亡くなった男性の父親:やっぱり許せないですね。『なんで』しか出てこないですよね。『なんでそんなことに死ぬことないやんか』と。死んでまで責任とらなあかんことしたんかなと。そこまでのことしたと思ってない

 

■労働基準監督署は「労災」と認定も会社はパワハラを認めず 両親は提訴

ことし4月、労働基準監督署は、男性がパワハラを受けたことで適応障害を発症し自殺したとして、「労災」と認定した。

 

しかし、父親の代理人によると、会社は「パワハラの事実はなく、亡くなった理由も自殺かどうか不明な状況」と主張しているという。

 

両親は、「会社がハラスメントを防止すべき義務があるにも関わらず、パワハラを発生・拡大させて自殺を招いた」などとして、およそ6500万円の損害賠償を求め、裁判を起こした。

 

亡くなった男性の父親:パワハラを認めていただく。労基がはっきり言ってることなので、そこは認めていただいて、当然、謝罪ですね。私たちにというよりも息子にわびてほしい。

 

ブリヂストンリテールジャパンは、「まだ訴状が届いていないので、現時点でのコメントは控えたい」としている。

 

■「労働基準監督署がパワハラ認定 原告側には大きなこと」と神崎デスク

訴状によると、複数人が絡んでパワハラがエスカレートしていったとあり、亡くなった男性の恐怖というのは、相当のものがあったのではないだろうか。

 

この点について番組コメンテーターの犬山紙子さんはこのように話す。

 

犬山紙子さん:犯罪者って言われるだったりとか、人の前で大声で怒鳴られるだったりとか、レッテルを貼られることは、普通にそのまま聞いても、パワハラに当たる行為なんじゃないかなと私は思います。

 

労基署は労災と認定している。ここから裁判になるにあたってのポイントについて、関西テレビ神崎報道デスクはこのように話す。

 

関西テレビ 神崎博報道デスク:会社側としてはもうパワハラも認めないし、自殺についても認めないので、全面的に争うという姿勢です。一方で原告側、訴えた側としては、まず労働基準監督署がパワハラを認定しているというところが1つ大きいと思います。もちろん労基署の認定と、裁判は別物ですけども、公の機関が認めていることは大きなことなので、そこを軸に戦うのかなと思います。

 

裁判所はどのような判断をくだすのだろうか。注目される。

 

 

 

「タイヤ館」新入社員だった息子が自殺、
両親が「パワハラ認めて謝罪を」と地裁に提訴

 

2024年12月26日() 18:54 京都新聞

 

 カー用品店「タイヤ館」の新入社員だった息子=当時(24=が、上司からのパワハラを苦に自殺したとして、両親が26日、タイヤ館を展開する「ブリヂストンリテールジャパン」(東京都)を相手に約6500万円の損害賠償を求める訴えを京都地裁に起こした。

 

 訴状によると、息子は20214月に同社に入社し、翌月から京都市伏見区のタイヤ館店舗でピット作業などに従事。職場の上司らから周囲に聞こえる大声で叱責(しっせき)されたり、人格を否定される言葉を受けたりするなどしたため、同年12月に自殺したとしている。

 

 京都南労働基準監督署は今年4月、上司から精神科の受診を促すような発言などがあったことはパワーハラスメントに該当するとして、労災認定した。

 

 原告側は、パワハラによって息子が適応障害を発症し自殺したと主張。同社が、労働者の心身の健康を損なわないよう注意する義務に違反したと訴えている。一方、同社は提訴前の原告側とのやりとりで「パワハラに当たる行為はなかった」と反論した。

 

 26日に会見した父親(56)は「会社はパワハラを認めて謝罪してほしい」と話した。同社の親会社「ブリヂストン」(東京都)は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

 

 

 

ブリヂストン「タイヤ館」勤務男性が自殺か
 罵倒受けるもパワハラ認めず
 「大きい会社なのに何してはるん」遺族が提訴

 

2024年12月26日() 18:47 ABCテレビ

 

 自殺の原因はパワハラだとして遺族が提訴しました。

 

 2021年4月にブリヂストンのグループ会社に入社した男性(当時24歳)は、京都市内の「タイヤ館」に勤務し同じ年の12月に自殺しました。

 訴状などによりますと、男性は店長らからほかの従業員の前で罵倒を受けたり精神科の受診を促されたりしたということです。

 労基署は4月に労災を認定。

 

 一方で会社側はパワハラを認めず、両親は26日、6500万円あまりの損害賠償を求め提訴しました。

 (遺族会見)「大きい会社なのに何してはるんかなと」、「世界のブリヂストンなのでしっかりとするべきと思う」

 

 ブリヂストンは「従業員が死亡したことはお悔やみ申し上げるが、警察から自殺ではなかったと聞いている」としています。

 

 

 

『タイヤ館』新入社員が入社後わずか8か月“パワハラ”で自殺
 両親は「パワハラを認め、謝罪してほしい」と運営会社を提訴

 

2024年12月26日() 18:25 毎日放送

 

 カー用品店の新入社員が自殺。パワハラが原因だったと両親が提訴です。

 

 京都市伏見区のカー用品店「タイヤ館」に勤めていた新入社員の男性(当時24)。2021年に入社して、わずか8か月で自ら命を絶ちました。男性は子どもの頃から車が好きで、整備の仕事を目標にしていたといいます。

 

 (父親)「最初はちょっとタイヤが重たくて持てなかったので、自分なりにYouTubeを見て、筋トレをして、慣れない環境ではあったと思うんですけど自分なりに努力していたと思う」

 

 「タイヤ館」の運営会社が男性の両親に示した報告資料によりますと、男性は作業中、エレベーターにタイヤを投げ入れたことで注意を受け、エレベーターのスイッチを殴りました。報告を受けた上司は、男性の目の前で「警察沙汰や、器物損壊や」と大声で言ったといいます。翌日、男性は別の上司と約1時間の面談をし、その帰宅途中に橋から河川敷に飛び降りて死亡しました。

 

 (母親)「悲しいけども、感情が追いつかない。この状況が何なんだろうかっていう感じでした。1人で逝かせてごめんねって、ずっと思っています」

 

 2024年4月、京都南労働基準監督署は、ほかの労働者の前での威圧的な発言などがパワーハラスメントにあたると判断し、自殺を労災と認定しました。会社側は両親に「パワハラに該当する行為はなかった」と説明してきましたが、労災認定後、遺族に補償金を支払ったということです。

 

 両親は12月26日、「パワハラを認め、謝罪してほしい」と訴え、運営会社を相手に民事裁判を起こしました。

 

 (父親)「新入社員で未熟な息子が間違ったことがすれば、常識的な指導や注意があるのは当たり前だとは思いますが、(息子が)命を絶ってまで責任を取らなければならないことをしたのか。パワハラを認めて謝罪していただきたいです」

 

 「タイヤ館」の運営会社は「訴状が届いていないので現時点でのコメントは差し控える」としています。

▼部下の教員に長時間労働のパワハラ、京大教授を停職処分

部下の教員に長時間労働のパワハラ、京大教授を停職処分

 

2024年12月26日() 12:31 読売新聞

 

 京都大は25日、複合原子力科学研究所(大阪府熊取町)の教授が、部下の教員に長時間労働を強いるなどのハラスメントをしたとして、停職1か月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 発表によると、教授は202211月~2312月、教員に適正な範囲を超えた研究や仕事を指示。教員が見直しを訴えたが改善策を講じなかった。2310月は学生の実験指導に際し、本来は教員らが担当すべき作業の多くを学生にさせていた。教授は「自分はこれくらいやっていたという感覚や、研究に役立つと思って指示したが、責任を感じている」と話しているという。

 

 

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「自分の時はこれぐらいしていた」
 京都大学教授をパワハラ・アカハラで停職処分

 

2024年12月25日() 19:32 京都新聞

 

 京都大学は1225日、部下の教員に対するパワーハラスメントや、指導する学生にアカデミックハラスメントをしたとして、複合原子力科学研究所の教授を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 

 処分は24日付。京大によると、教授は202211月から2312月までの間、教員に対し、長時間勤務を強いる業務を断続的に指示し、教員から「仕事量が多い」と訴えられたにもかかわらず、改善しなかったという。学生に対しても指導の範囲を超える多量の実験作業を強いたとしている。

 

 202312月に被害を受けた双方から大学側に申し立てがあり発覚した。教授は教員が訴えた過重な仕事量について「自分の時はこれぐらいのことをしていた」と主張し、学生への行為に対しては「論文や研究に役立つと思った」と話しているという。

▼「こんなこともわからんとね」「公務員に向いていない」県職員6人を部下へのパワハラで処分【長崎県】

「こんなこともわからんとね」「公務員に向いていない」
県職員6人を部下へのパワハラで処分【長崎県】

 

2024年12月26日() 11:51 テレビ長崎

 

県職員が部下へのパワーハラスメントを行ったとして、県は25日付けで合わせて6人を処分しました。

 

県央振興局の課長補佐級の59歳男性は、20235月から20243月にかけ部下職員3人に「こんなこともわからんとね」などと人格否定を伴う発言を行いました。

 

このうち2人が精神疾患を患い、県は25日付けで男性を減給10分の11カ月の懲戒処分としました。(課長補佐級から係長級に降任の「分限処分」も)

 

また県は、文化観光国際部の課長補佐級の48歳男性も、部下に「公務員に向いていない」などの発言を繰り返したなどとして、戒告の懲戒処分としました。

 

この2件で合わせて4人の上司が管理監督者として厳重注意の処分を受けています。

 

いずれも県が2014年度から行っているハラスメント調査で明らかになったということです。

 

 

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部下に「ばか」「病院で検査受けんね」
 長崎県職員をパワハラ行為で減給、降格

 

2024年12月26日() 11:00 長崎新聞

 

 長崎県は25日、部下へのパワハラ行為を繰り返したとして、県央振興局の課長補佐級の男性(59)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分と係長級に降格の分限処分をした。また、文化観光国際部の課長補佐級の男性職員(48)を戒告処分とした。いずれも同日付。

 県人事課によると、県央振興局職員は、昨年5月ごろから部下3人に日常的に強い口調で叱責し「ばかじゃなかとね」などと人格を否定する発言を繰り返した。「発達障害と思うけん、病院で検査を受けんね」との発言もあった。

 この職員は同年7月、部下1人を10分以上、大声で叱責。部下は精神疾患で約4カ月休暇を取得した。今年2月、人事課へ相談したことで発覚。職員は「行き過ぎた指導だった」と反省しているという。県は当時の上司2人を厳重注意とした。

 文化観光国際部の職員は昨年夏ごろから今年9月まで、部下に対し「公務員に向いてないんじゃないの」「みんなばかっていうよ」などと発言し、机をたたくなどした。上司が複数回指導したが繰り返していたという。県は当時の上司を含む2人を厳重注意とした。

 

 

 

部下に「馬鹿じゃなかとね」とパワハラ
 人格否定発言繰り返す「威圧的な態度」県職員を懲戒処分《長崎》

 

2024年12月25日() 18:54 長崎国際テレビ

 

部下の職員に対しパワハラを行ったとして県は、県央振興局と文化観光国際部の職員を懲戒処分にしました。

 

部下の人格を否定するような発言を繰り返していたということです。

 

県人事課によりますと県央振興局の59歳の課長補佐級の職員は、去年5月から今年3月末にかけ、3人の部下に対し強い口調で叱責したほか「馬鹿じゃなかとね」など 人格否定を伴う発言を複数回繰り返したということです。

 

部下は、精神疾患を発症したということです。

 

県は、この職員を減給の懲戒処分と係長級への降任処分としました。

 

また、文化観光国際部の48歳の課長補佐級の職員は、去年夏頃から今年9月にかけ、部下に対し人格否定を伴う発言や威圧的な態度をとりました。

 

また、3月には部下の時間外勤務の申請に対し、誤った認識で申請を取り下げさせ、精神的苦痛を与えたということです。

 

県はこの職員を、戒告の懲戒処分としました。

 

処分を受けた2人は反省の言葉を述べていて、県は「ハラスメント対策を一層強化して再発防止に努めたい」としています。

▼北海道、生徒の自殺巡る訴訟でパワハラ否定

北海道、生徒の自殺巡る訴訟でパワハラ否定

 

2024年12月26日() 10:41 共同通信

 

 北海道立江差高等看護学院の男子生徒が自殺したのは教員のパワハラが原因だとして、遺族が北海道に損害賠償を求めた訴訟で、道側がパワハラを否定する準備書面を提出したことが26日、遺族側への取材で分かった。

 

 

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一度謝罪した“パワハラ”―否定する準備書面を函館地裁に提出―
鈴木直道知事はノーコメント貫く
 遺族側「主張を変えるのは行政として一貫性がない」
 道立高等看護学院の男子学生自殺裁判 北海道

 

2024年12月26日() 20:54 北海道文化放送

 

 北海道南部の道立高等看護学院で、男子学生が教師によるパワハラによって自殺したとして、遺族が北海道に損害賠償を求めた裁判で、道側がパワハラを否定していることが分かりました。

 

 「Q(道が設置した第三者委員会の認定を道が否定することになるが?)「繰り返しで申し訳ないが現在係争中ですから、コメントは控えさせていただきます」(鈴木直道北海道知事)

 

 鈴木知事は会見で裁判に関しては「係争中」として”ノーコメント”を繰り返しました。

 

 この裁判は2019年、道立江差高等看護学院の男子学生が複数の教師から提出期限を1分過ぎたレポートの受け取りの拒否や、実習時の暴言などのパワハラを受け自殺したとして、遺族が道に損害賠償を求めているものです。

 

 道は第三者委員会が20233月、教師3人のパワハラ行為4件が自殺につながった可能性があると報告したことを受け、2か月後に遺族に謝罪していました。

 

 しかし、道は202310月、パワハラと自殺の直接の因果関係を否定する文書を遺族側に郵送。さらに道は、4件のパワハラを否定する内容の準備書面を、函館地裁に提出したことが関係者への取材で分かりました。

 

 遺族側は「道側は独自の調査などで新しい証拠を示していないのに主張を変えるのは行政として一貫性がない」と反発しています。

 

 

 

北海道がパワハラ認めぬ方針
 第三者委の認定否定、看護学生自死訴訟

 

12/26() 19:45 朝日新聞(野田一郎、長谷川潤)

 

 北海道立江差高等看護学院(江差町)の男子学生が2019年に自死したのは、複数の教員によるパワーハラスメントが原因だったとして、遺族が道に約9500万円の損害賠償を求めて函館地裁に起こした訴訟で、道の第三者調査委員会が認定したパワハラ行為について、道側が「パワハラと認められない」と主張する方針であることがわかった。

 

 遺族側の代理人の植松直弁護士によると、24日に非公開で行われた争点整理のための弁論準備手続きで、道側が明らかにしたという。道側は10月の第1回口頭弁論で遺族の請求の棄却を求めている。

 

 この問題を巡っては、遺族の求めで道が第三者委を設置し、弁護士2人と教育心理学が専門の大学教授1人を委員に委嘱。第三者委は昨年3月にまとめた調査結果で、学生が再試験のプリントの提出期限に約1分遅れたとして副学長(当時)に受け取ってもらえずに留年になったことなど4件のパワハラ行為を認定し、自死との間に賠償責任を負う「相当因果関係」があると結論づけた。

 

 道側は今回の弁論準備手続きで、この4件の行為はいずれも「パワハラと認められない」としたという。

 

 鈴木直道知事は昨年3月、第三者委の調査結果を受けて「結果を大変重く受け止め、ご遺族に対し深くおわび申し上げます」との談話を出していた。昨年5月には担当局長が遺族に謝罪していた。

 

 鈴木知事は26日の定例会見で「係争中につきコメントは控えたい」と繰り返した。「謝罪は撤回するのか」と問われると「謝罪は、謝罪として道として対応したのは事実」と述べた。

 

 

 

江差高等看護学院の男子学生自殺をめぐる損害賠償裁判
 第三者委員会が認定したパワハラ4件について北海道は否定
 去年は遺族に謝罪

 

2024年12月26日() 18:44 北海道放送

 

 北海道立江差高等看護学院の学生が、教員からパワハラを受けて自殺したとして母親が損害賠償を求めている裁判で、北海道が「パワハラには当たらない」と主張していることがわかりました。

 

この裁判は2019年、江差高等看護学院の男子学生が、複数の教員によるパワーハラスメントが原因で自殺したとして、母親が北海道に対し、約9500万円の損害賠償を求めているものです。

 

24日、函館地裁に道が提出した準備書面によりますと、第三者委員会が認定した4件のパワハラについて、パワハラには当たらないと主張していることがわかりました。

 

パワハラは男子学生のレポート提出が1分遅れたために留年させる、実習の指導を拒絶するなどですが、道は調査書の事実認定が不正確だとしています。

 

道は去年、母親に自殺の原因は別としながらもパワハラがあったことを謝罪しました。

 

あの「謝罪」は何だったのか。26日、鈴木知事は

 

北海道 鈴木直道知事

「現在は案件について係争中なので、対応についてはコメントを控える」

 

母親は、初弁論で「パワハラが自殺の原因であると認めない限り、息子の無念は決して晴れません」と述べています。


《カウンセラー松川のコメント》

拙ブログ10月29日付け記事
「Mメンタルサポート」 ブログ出張版: ▼「息子の無念は晴れない」複数の教員による”パワハラ”が原因で自殺した男子学生…遺族が北海道を相手に訴訟 初弁論で悲痛の訴え 北海道江差町
これの続報です。


▼使えねーな…部下をロッカーに閉じ込めた上司、依願退職へ 「余計な報告ばかりしてくるんじゃねー」と威圧的な49歳、膝蹴りして「場を和ませようかと」

使えねーな…部下をロッカーに閉じ込めた上司、依願退職へ
 「余計な報告ばかりしてくるんじゃねー」と威圧的な49歳、
膝蹴りして「場を和ませようかと」

 

2024年12月26日() 9:20 埼玉新聞

 

 部下に対して威圧的に叱ったり、暴行するなどのパワーハラスメントをしたとして、埼玉県警は25日、県警本部組織犯罪対策(組対)1課の男性警部(49)を停職1カ月の懲戒処分にしたと発表した。男性警部は同日付で依願退職した。

 

 県警監察官室によると、男性警部は410月下旬ごろの間、捜査班が設置されていた警察署の事務室や捜査車両内で、同課の40代の男性警部補に対して「使えねーな、余計な報告ばかりしてくるんじゃねー」などと威圧的に叱ったり、膝蹴りや掃除用のロッカーに閉じ込めるなどした。また、30代の男性巡査部長に対しても暴力行為をした。

 

 10月にパワハラを知った警察官が、上司に「日常的にパワハラが行われている」と相談し発覚。男性警部は県警の聞き取りに「申し訳ない」と行為を認め、叱ったことは「カッとなってしまった」、暴力行為は「ちょっかいを出して場を和ませるつもりだった」などと話しているという。

 

 県警監察官室の三浦孝一首席監察官は「警部という階級にある者の職責に対する自覚をなお一層促すなど、指導教養を徹底し再発防止に努めたい」とコメントした。

 

 

※ 他社のニュースも掲載致します 

「使えねえなお前」埼玉県警の暴力団担当警察官が
部下に暴言やロッカー閉じ込めなどのパワハラで懲戒処分…依願退職に

 

2024年12月26日() 6:32 フジテレビ

 

埼玉県警の警察官が、パワハラをして懲戒処分を受けました。

 

停職1カ月の懲戒処分を受けた、埼玉県警で暴力団などを担当する男性警部(49)は、4月ごろから部下の男性警部補(40代)に「使えねえなお前は」などの暴言や腕をつねる、ロッカーに閉じ込めるといったパワハラを日常的に行っていたということです。

 

警部は依願退職しました。

 

 

 

部下に「使えねえ」
 警部が日常的なパワハラ行為で懲戒処分 埼玉県警

 

2024年12月25日() 20:05 テレビ朝日

 

部下の職員に対して「使えねえ」と言ったり腕をつねったりするなどのパワハラ行為をしたとして、埼玉県警の警部の男性が停職処分を受けました。警部は依願退職するということです。

 

 埼玉県警によりますと、組織犯罪対策第一課の警部の男性(49)は4月以降、部下の男性2人に対して「使えねえ」と叱責(しっせき)したり、腕をつねったりするなどしたとして、停職1カ月の懲戒処分になりました。

 

 警部の男性は部下の男性に対して日常的に怒鳴るなどのパワハラ行為をしていて、「カッとして言ってしまった」などと話しているということです。

 

 警部の男性は依願退職するということです。

 

 埼玉県警は管理職がパワハラに関する正しい知識を共有するための話し合いの場を設けるなどして、再発防止に努めるとしています。

 

 

 

部下の男性にパワハラ 男性警部を停職1か月/埼玉県

 

2024年12月25日() 19:00 テレビ埼玉

 

 県警は、部下の男性警察官2人に対し、パワハラを繰り返していたとして男性警部を25日付けで1か月の停職処分としました。

 

 県警監察官室によりますと、組織犯罪対策一課の男性警部(49)は、ことし4月ごろから10月下旬ごろにかけて、部下の男性2人に対し警察署の事務室や捜査車両内で「使えねえ」などと日常的に叱責していたほか、脇腹を突いたり足を踏みつけたりするなどのパワハラ行為を繰り返していたということです。

 

 県警の聞き取りに対し、男性警部は「ちょっかいを出して場を和ませるつもりだった。部下の気持ちを考えられず申し訳ない」などと話し、25日付けで依願退職したということです。

 

 県警の三浦孝一首席監察官は「警部という階級にある者の職責に対する自覚を一層、促すなど指導教養を徹底し、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。