2021年9月9日木曜日

解雇無効求めみずほ銀提訴 自宅待機5年「パワハラ」

解雇無効求めみずほ銀提訴 自宅待機5年「パワハラ」

 

2021年9月9日() 22:51 共同通信

 

 みずほ銀行で上司に対する顧客の苦情を本人に伝えたのをきっかけに約5年間の自宅待機を命じられ、懲戒解雇されたのは不当だとして、関西地方に住む男性(52)が9日、同行に解雇無効と慰謝料、これまでの未払い賃金や今後1年分の賃金など計約4300万円を求める訴訟を東京地裁に起こした。長期の自宅待機は「パワーハラスメントに当たる」と主張している。

 

 男性と代理人弁護士が都内で記者会見し明らかにした。みずほ銀は取材に「訴状を確認した上で対応方針を検討する」とコメントした。男性は会見で「突然『明日から来なくていい。辞めてくれ』と言われ納得のいく説明もなかった」と憤った。


《カウンセラー松川のコメント》

大企業で自宅待機や解雇を簡単にするとは信じられません。
自宅待機を命じられた段階で被害者は何か手を打たなかったのでしょうか?
理不尽な自宅待機ならば、労働組合でも行政の労働担当部局でも弁護士でも
相談する先はあったでしょうし、何らかの方策も授けられたと思います。
そしてマンガではあるまいし「明日から来なくていい。辞めてくれ」なんて
言い放つ事も少ないと思います。
確かに解雇予告手当を支払えば、突然の解雇も可能ですが、
解雇するには相当の理由がなければトラブル発生は必至です。
懲戒解雇をする以上は会社側には屁理屈でも何か必要です。
5年間の自宅待機を経ての懲戒解雇も不自然の極みです。
そして[今後1年分の賃金]と退職前提での要求にも不自然さを感じます。

被害者の方へ
自宅待機を命じられた段階で何か手は打たれたのでしょうか?
5年近くも自宅待機とは尋常ではないと思うのです。
これだけの時間があれば社内でも社外でも相談したり、
善処する事は可能だったと思うのです。
記事だけでは不自然さが目立ち、詳細も不明ですが
何か違和感を覚える事案です。

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