女子生徒に暴言吐いた教諭2人処分
2021年9月1日(水) 15:58 北日本新聞
昨年3~6月、女子生徒に不適切な指導を行ったとして、富山県教育委員会は1日、県東部の県立学校に勤める50代男性教諭を戒告の懲戒処分、40代女性教諭を厳重書面訓告にしたと発表した。生徒は自律神経失調症で不登校となり、昨年8月に転校した。
県教委によると、男性教諭は3~6月、テストの成績が悪かったこの生徒を約1時間、立たせたままで叱ったり、「何のために生まれてきたんだ」という趣旨の発言をしたりした。女性教諭は昨年6月、強い口調で叱るなどしたという。
保護者から昨秋、県に対し損害賠償請求があり、富山簡易裁判所の調停で県が120万円の解決金を支払うことで合意した。生徒は転校先で通常通り登校しているという。
荻布佳子教育長は「県民の信頼を損ない、誠に残念。深くおわび申し上げる。再発防止に向け、指導を徹底する」とのコメントを出した。
生徒に暴言 高校教諭男女2人を処分
2021年9月1日(水) 20:07 北日本放送
教師から暴言などを受け精神疾患となり、女子生徒が転学に至ったとして、県教育委員会は1日、県東部の同じ高校で教える教諭2人を戒告など懲戒処分にしたと発表しました。
県教育委員会 教職員課の会見
「深くお詫びを申し上げます」
県教育委員会によりますと、懲戒処分では最も軽い戒告を受けた50代男性教諭は去年3月上旬、授業を担当していた女子生徒にテストの成績不振を理由に1時間ほど立たせたまま説教を続け、その9日後には「お前ら何のために生まれてきたん?別に死ねとまでは言わんがよ」などと叱責しました。
また進級後の去年6月にも、体調が悪いという女子生徒に「やばい感染症でうつされたら困る」などと発言しました。
この同じ日には厳重書面訓告の処分を受けた40代女性教諭が、補習授業を巡って女子生徒を1メートルほどの近距離で強く叱責するなどしました。
当時の校長と教頭も初期対応に問題があったとして書面もしくは口頭での訓告処分です。
女子生徒は翌日から登校できなくなり、病院で自律神経失調症と診断され、8月に転校しました。
県教育委員会教職員課 福島潔課長
「強い指導をすれば成績が良くなるものでもない。その指導が不適切であることは、その原因が成績が悪かったということは言い訳にもならない」
県教委は、個人の能力や習熟度に寄り添って指導するよう県内各学校に通知しました。
生徒の保護者は損害賠償を求めていましたが先月、富山簡易裁判所の調停で解決金120万円で合意し、県教委は9月県議会に和解の議案を提出する予定です。
《カウンセラー松川のコメント》
被害者の生徒と加害者2名の教諭の間に何があったのでしょうか?
二人の教諭から攻撃される生徒と言うのも珍しい事案です。
そして、自律神経失調症で転校する程までの被害なのに
解決金120万円での合意。
被害者は補習授業まで受けているので、
相当に成績不良だったのでしょう。
記事だけでは分かりませんが、
授業態度等の被害者側の問題も含まれているのかも知れません。
被害者の方へ
既に転校も済み、通常通り通学されているとのこと。
どうか新天地で気持ちを切り替えて健やかな高校生活を営んでください。
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