2021年9月23日木曜日

教職員間で400件以上の「ハラスメント」・福島

教職員間で400件以上の「ハラスメント」・福島

 

2021年9月23日() 12:24 福島中央テレビ

 

福島県教育委員会のアンケートで、教育職場における「セクハラ」「パワハラ」が400件以上あったことが分かった。

県教育委員会では、教職員の不祥事が相次いでいることから今年6月に、公立学校に勤務するすべての教職員を対象にした「ハラスメント」に関するアンケートを行った。

その結果、上司や同僚から「性的な話・冗談を言われた」など、セクハラの訴えが78件寄せられた。

また、パワハラの訴えは336件に上り、「威圧的な行為をされた」「ミスを責任転嫁された」などの回答が寄せられた。

県教育委員会は事実確認を進めて、ケースによっては処分も検討するとしている。



※ 別の報道機関からの記事も掲載致します

女のくせにと言われた・ミスを責任転嫁
…教職員、ハラスメント調査で被害回答

 

2021年9月26日(日) 12:46 読売新聞

 

 福島県教育委員会が県内の公立学校の全教職員を対象に実施した調査で、延べ325人がパワーハラスメントやセクシュアル・ハラスメントを受けた経験があると回答したことがわかった。県教委はハラスメントを受けたとする回答について、回答者や周囲への聞き取りなどで詳しく調査する。

 

 調査は、ハラスメント防止に対する意識向上や悪質な行為の根絶を目指して初めて実施した。今年6月に全教職員やスクールカウンセラーなどを対象に、記名式で行われ、1万8104人が回答した。

 

 昨年5月以降に職場で上司や同僚からハラスメントを受けた経験について、パワハラは262人(1・4%)が、セクハラは63人(0・35%)が「ある」と回答した。

 

 具体的な内容を複数回答で尋ねたところ、パワハラでは「威圧的な行為をされたりミスを責任転嫁されたりした」が104件で最多だった。セクハラでは「性的な話、冗談を言われ不快」(20件)、「男のくせに、女のくせにと言われた」(14件)などが多かった。

 

 県教委は調査結果を受けて被害が確認された場合、厳正に処分する方針を示している。


《カウンセラー松川のコメント》

教職員間で、これだけハラスメントが発生しているのですから
児童生徒間で問題が多発しても不思議ではありません。
ハラスメント被害者の教員は自分の事で頭がいっぱいで
児童生徒の問題なんて目に入らないのではないでしょうか?
読売新聞の記事では、被害別の件数が表として掲載されていましたので
これも画像としてですが合わせて掲載させて頂きました。

被害者の皆様へ
ハラスメントの被害者となることは恥ずかしい事ではありません。
無理や我慢をしないで相談窓口や信頼出来る相手に相談をお勧めします。

4 件のコメント:

  1. 少々の言葉はうまく受け流してきたものですが、しかし400件以上とは驚くとともに、妙に納得もしてしまう数字ですね。コロナの自粛も仕方ないとはいえ影響が大きい事も困ったものですね。

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    1. セクハラとパワハラでは方向性の違いがあるとは言え、
      被害者の側から見れば、どちらも有ってはならない事です。
      コロナ禍をはじめ、学級運営の煩雑さもあり
      教職員の皆さんが相当に心身の疲労を抱えているのかも知れません。

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  2. 近年では冗談も冗談とは受け取ってもらえないほど、人間関係がぎすぎすしているように感じています。光のスピードに慣れ、情報過多の中で、余裕というものが失われたことも大きな要因でしょうね。
    冗談は度を越してハラスメントとなってしまっているのでしょう。
    「女のくせに」などと言われるのも、責任転嫁されるのも、受け流すことなどできませんけどね。

    このようなアンケートや集計結果が、今後反映されることを切に願っております。

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  3. 性別で判断するのではなく、
    本人の実績や能力で判断をして欲しいですよね。

    でも、
    アイデアなんかは既存の概念に囚われるよりも
    新人さんの方が斬新な視点での意見もあるので
    先ずは意見に耳を傾ける姿勢が大事ですね。

    この調査資料についても
    福島県や教育界だけでなく全国的に参考にして欲しいです。

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